木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

手グロメ精製研修会 2日目

2012-10-07 22:46:22 | 
研修2日目


今日は屋外で、太陽熱を利用して温度を上げ、漆の水分を飛ばすクロメの作業に重点を移して取り組みました。



昨日見学した「漆・うるわしの饗宴展」の出品作家の皆さんも見学にこられ、実際に作業を体験されました。
メモを取りながら、先生にとても熱心に質問dされていました。



昼前、突然曇が広がった空から雨も降り出し、急遽室内に移動してスポットライトの熱を加えながら作業を続行。



昼過ぎには量の少ない鉢のクロメが上がり、舟のクロメに集中しました。



午後4時には舟のクロメも上がり、スクリーンメッシュで漉してすべての漆のナヤシ・クロメが完了しました。



手グロメ精製が完了した漆。
これから10日ほどかけて、泡を消し、チューブに詰めます。



使用した道具や部屋を片付け、精製の成功を祝し?お茶で乾杯。
漆談議に花が咲きました。

多少は経験したことがあった漆の手グロメですが、舟を使った本格的な作業はもちろんはじめて。
学ぶことが多く、大変有意義な2日間でした。
また、いろいろな方と知り合いになり、お話しを聞かせていただいた事も大いに勉強になりました。
野上先生をはじめお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

レポート作成頑張らなければ!

コメント
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