
抽斗を制作する材の木取り。前板はタモ、側板、先板、底板は桐をつかいました。
量の多さを見てこれだけの材を使って、ものが入る部分が狭くなってしまうのではといつも思うのです。

仕口を刻み、木釘削り。長短合わせて半日で400本ほど削りました。
計算間違いをし、実際に使ったのはその約半分でしたが・・・。

前板と側板は木釘で打ち付けます。

側板と先板は三枚組接ぎで。下穴はドリルの先に「あらいの錐」を取り付けてみました。これが実に具合が良い。

底板を打ち付け

組み立て完成。

前板の塗装をして、ブビンガの取っ手を付けて・・・

完成しました。Sさん、明後日納品にうかがいます。

こちらは今日お届けした朱塗りの飯椀。
煎茶のU先生から、お母様へのプレゼントにと注文をいただいていました。
ずいぶん時間がかかってしまいましたが、喜んでいただけ何よりでした。
先生のお宅では、煎茶道具をいろいろ拝見してお話しをうかがい、大変良い勉強をさせていただきました。
U先生ありがとうございました。