木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

日本伝統工芸展が始まりました

2018-09-22 22:59:47 | 伝統工芸展
日本伝統工芸展が始まりました。

毎年二日目の午後には木竹工部の研究会が開かれ、参加をしています。
鑑審査の先生から全体の講評をはじめ、作品やスライドを見ながら具体的な話しをしてもらえます。
昨年からは入選した作品についてもスライドを見ながら具体的に指摘してもらえるのです。
私の作品も取り上げていろいろ指摘していただきました。こんな嬉しいことはありません。
課題や詰めの甘さなどを痛感し、大変よい勉強になりました。
また、会場やレセプション・木竹工部懇親会などで全国から参加されている皆さんとも親しく交流できるのもこの機会ならではです。
お世話になりました先生方、皆さんありがとうございました。

会場へは大学・高校・中学校の友人が来てくれました。

作品の前で記念撮影。(許可をいただいています。)
故郷の佐久から小学校時代の同級生も駆けつけてくれました。
とても楽しい時間をすごすことができ、嬉しい限りでした。ありがとうございました。


2日目の朝、駒込にある煎茶道の正風流の先生をお訪ねしました。

これは今年の春にお納めした立礼の卓。
黒漆で仕上げた折りたたみ式の卓で、お茶会を始めお稽古場でもお使いいただいています。


今回持って上がったのはこちらの棚。
卓の脚に嵌め込み式なのですが、短かったので長いものにお取り替えしました。
先生は、高齢にもかかわらず大変お元気で、煎茶のほか抹茶やお花などの師範もされ、忙しく活動されています。
そんな中でも、もっと学びたいという強い意欲を持っておられる姿には大いに励まされました。


この機会に行って見たい展覧会もあったのですが、
今回は同じ三越の美術画廊で開かれている藤嵜一正先生の「酒器展」
銀座和光で開かれている田辺竹雲斎さん他の「融合する工芸」に行けただけでした。
素晴らしい作品の数々をゆっくり拝見する時間がなかったのが残念でした。

密度の大変濃い2日間があっという間に過ぎ、たくさんのことを学んで京都に帰って来ました。



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