木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

日野祭り

2012-05-05 23:08:03 | その他
一昨日は妻の実家の日野祭りに行って来ました。
結婚以来ですからかれこれ30年程前からほぼ毎年訪れていますが、あまり変化を感じません。


山は当然ですが、祭りの雰囲気もあまり変わっていません。
もちろん祭りの担い手は一世代変わっているのですが・・・。


神輿は今も若者に担がれて街を巡行しています。
担ぎ手も30年前には生まれていなかった人が中心になっていますが。



三基ある神輿を担ぐのは、神輿を持つ町内の若者。
担ぎ手不足で車に乗せて移動という神輿が増えている中で、この日の祭りでは各町内の若者によって担がれているのです。



日野町は人口約2万3千人足らず。
その町の中心部の各町内で合計16基の曳き山と3基の神輿を有しているのですから、昔の日野商人の財力には驚きます。
そしてその祭りの伝統が今も守られているのは素晴らしいことですね。
しかも、祭りをになう若者がたくさんいるというのもうれしいことです。
もちろん他に出ていて、祭のために里帰りしている人もいるのでしょうが・・・。



お稚児さんの役も子ども達がしっかり受け継いでいます。一日ご苦労様でした。



歴史ある行列を眺めながら、この伝統をいつまでも守る事ができる、豊かな街であって欲しいという思いを強くしました。


仕事は、

炬燵件座卓の部材の捨て摺りをしました。しっかり漆を吸い込ませ、余分な漆をヘラで取って、漆風呂で乾かします。
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