Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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天の瞳幼年編 1

2012-02-17 07:56:09 | インポート
天の瞳幼年編 1


最近、なんだか読みたくなる本が見つからず
大切なお友達の勧めで、読ませて頂いた小説
「天の瞳」

娘と二人で図書館に行ったとき、不意に想い出し、借りてきました。


見ると
ハードカバーで 幼年編1、2、少年編1、2 とあります。
今回は幼年編二冊を借りてきてみました。


早速、読みはじめ

主人公のりんたろうくん
保育園の園長さんや先生たち
あんちゃん
おじいちゃん
お母さんお父さん
小学一年の担任の先生

それぞれがそれぞれに、子育てのことをものすごく真剣に考え、しかもそれを胸にしまわずに話し合い、子供によりそう。
臨機応変に、子供から学びながら

子供達から色んなことを引き出し、一緒に体験して行く。


読み進むうちにそんな姿になんだか胸が熱くなりました。


主人公のりんたろうくんは、とても人をよく見ているこども。
きちんと話をしてくれる人を見極めて、自分が学びたい相手を見極めて、その人から様々なことを貪欲に学ぼうとする。


祖父とりんたろうくんの関係が、祖父の言葉が、
りんたろうくんの生き方の性格の根幹となる部分を支えている。
そんな気がしました。


こどもの頃に、こんな祖父がいるこどもは幸せだ。
いや、祖父がこんなことを教えてやりたくなる、りんたろうくんがすごいというべきだろうか。


素直を物事をみて、飽くなき探究心を持ち、尊敬すべき相手には礼を尽くす。
これを教えられずにできるこどもは、たぶん尋常ではない。


この物語の前の段階で、りんたろうをそうしたこどもに育て上げた、家族の絆が
実は最も素晴らしいのではないかとかんがえたりする。


子育てをしていると誰もが悩むテーマについて、小説の中で話し合われている。
りんたろうくんは、ものすごくわかりやすい具体例としての役割りも担い、この本を育児をするものの助けとしてくれているようにも思う。


ヒゲの話を聞かれた祖父が、くっつき虫の話しから、友達の話をする場面

祖父が釘うちを教えながら、人間関係のことを話す場面

保育園で、落書きについて議論する場面

保育園の先生が、口紅のことで思い悩む場面

小学校の担任の先生が、他校の先生の授業を客観的に観て、様々な気づきを得る場面


全てが、読むものの心を打つ。


現実には、こんなにわかりやすい例がなく、こんなに皆が真剣に考える機会や場面を持てず、
あるいは、人生の大先輩である祖父母を畏敬し、学ぼうとする気持ちがこどもに育たず
あるいは、りんたろうのようなこどもは珍しいのかもしれないが

色んな理由で、考えずにすぎてしまういくつかのことを、教えてくれる気がする。


なんだろう。

素敵な本
紹介していただいて、ありがとたい。



りんたろうくん をとりまく大人達の思いや言葉、悩みやよりそいが、我がことのように心に入ってくる
りんたろうくんの健やかな成長を、願わずにはいられない気持ちになります。



ついしん

本に夢中になりすぎて、メールやブログ管理が滞りました。
こんなに夢中に本を読むのは久々な気持ちです。

素敵な本との出会いをお作りいただいたお友達に、ただただ感謝です。



2 を読むのが楽しみ

でも、少し妻が精神的に参っているみたい。
そちらに意識を集中させなきゃ
また、時間が出来たら読むのを楽しみに

夢中になりすぎる本は、気をつけないとね( ^ ^ )/□



コメント (2)
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