Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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部活での移動

2014-12-06 02:25:30 | 日常のこと
部活での移動

小学校の音楽部でのこと。
発表会なんかで会場までの移動について、悩みが増えました。

何かって?
歩くスピードの話。
娘の歩くスピードが少し皆より遅いから、合わせるために。誰か付き添って先に行くべきかどうか。という話。

たしかに校外学習では今まで低学年だったし、「限られた授業の区切りの中で、全体のスケジュールがあるから」ということで、そうしていたんだけれども。

今度、発表会が土曜日にありまして。
その移動。
皆は学校に集まり、帰りは親が迎えに来ていれば現地解散らしい。

先生から電話。
「送り迎えをお願いできますか。」

私「もちろん見に行きますので、大丈夫です。しかし、できるだけ音楽部の一員として、みんなと一緒にいろんな体験をして欲しいと願います。」
「出発時間をすこしだけはやめて、歩くペースを少しゆっくりにしていただき、皆で行くわけにはいきませんか。」

こういう話。
わがまま だろうか。
悩む。

五年生になれば野外学習もある。
できるだけ皆の中で。皆と一緒に。
小学校に入るときから伝えてあること。
私の中では当たり前。

学校として、特別扱いをしたほうが楽なのはわかるんだけれどね。
いつまで経っても皆と同じように、集団の中で皆に合わせていく力が身につかない。

身体が不自由なのは仕方がない。でも、そのことを認識して、集団の一員としての立ち位置や自分のできることをわかるのは大切だ。
特別扱いをされつづけていると、そうしたことに気づけないのではないか。
そうなっていくと、社会に出た時に社会の一員としての自分を見失わないか。
そして結果として、甘えてしまわないか。
心配なのである。

今の娘は瀬戸際にいる。
障害はある。重度でもある。
でも日常生活にほとんど支障はない。

ただ、皆と同じように。周りに迷惑をかけないようにしようと思うと、娘なりに工夫が必要。たぶん地味な努力が必要。
それを当たり前と思うことも必要。

障害のことを配慮してもらえるのは、ありがたい。でもそれが行き過ぎるとできることまでやらせてもらえなくなり、いつの間にか選択肢が狭まる。
それを私は恐れる。

もちろん娘の気持ちが一番大切。
そうなんだけど。
周りに甘やかされすぎて、気づいたら1人では生きていけない。そんなのは娘のためにはならないと私は思う。

ケースバイケース
正解はないけれど、その都度思いを伝えながら。一緒に考えていかなければならない。

教頭先生から電話
「皆と一緒に行ってみます。」

嬉しいな。
でも心配だな。
置いてかれて惨めな思いしないといいな。



コメント (2)
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