Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

パーツ紹介「ゲルカップ」

2016-06-19 00:01:39 | 義肢装具や関連のお話
パーツ紹介「アルファゲルカップ」

これはね。
前に紹介した「ディスタルカップ」に似ているけれど、材質が柔らかくて薄くてシリコンではない。

ライナーの下に履く断端末カバーみたいな感じかな。

一番小さいサイズは幼児でも使える。
断端末が汗や摩擦で痛んだ時に、これをかぶせると保護にもなり、しのぎやすかったりもする。そんな製品。

娘さんは左足に今回採用を検討しています。
だんだん左足断端末のかたちが変化してきている娘さん。最近はライナーを履いた時に空気が入ったり断端末付近の肌が痛んだり。トラブルが多発。
改善に苦慮しているので、今回は初めから断端とライナーの間の隙間を埋める意味でも採用を検討しています。

我が娘の場合
右脚は産まれつき膝のお皿がレントゲンに映らず触診で確認もできなかったのに比べて、左足は膝のお皿がありました。
なので膝離断の際には、膝のお皿を断端末下部に下向きに巻き込んだ形で縫合がなされています。
なので、成長につれてその膝のお皿が大きくなる。つまりは断端末の骨が大きくなり、ひょうたん型みたいな断端末になりやすい。

そういう形の断端に、例えば先に紹介したディスタルカップをつかうと、よくないことが起きる。
ディスタルカップは断端末ほど厚みがあるため、履くと結果的にひょうたん型の1番太い部分をさらに太くしてしまう。
そこで、このゲルカップ。
比べるとディスタルカップよりはそうした傾向が少ない。

これも扱いが難しくて破れやすくて。ディスタルカップと同じような不安要素はあるけれど。
シリコンではないため肌にやさしいのと、小さいサイズがある。また、素材が薄く柔らかいから使い道が多様である。

今回、採用できるかな。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする