親父へ--76歳おめでとう。

親父へ

誕生日おめでとう。
76歳なんですね。早いものです。

いつの間にか、私も42歳。
あれだけ心配していた長女も来年には中学生になります。

考えてみると、親不孝な子供だったなぁと。
昔の自分を思い返しながら、今回エッセイを書いてみました。
心から、ありがとう。

長女が産まれて間もない頃、大学の図書館で文献をコピーしてきてくれたこと。今でも忘れない。
どれほどあの文献に救われたことか。
今思うと本当にあれが全てのはじまりだった。

来年春には合気道の初段審査を受けます。
全て長女のおかげさま。
これから生涯続けていけそうな予感がしています。ありがたいです。

長女はこれから、今までとは違った悩みを持ちながら育つでしょう。もちろん次女も、お姉ちゃんの存在の影響をいろんな意味で受けるのでしょう。
それを見守りながら、なんとか仕事と両立していく。常に綱渡りだなと感じています。
妻とも15年目の記念日をもうすぐ迎え、月日の流れを感じます。

どうか、長生きをしてください。
感謝できる父親がいてくれること。
それだけで、私は幸せだと感じています。
本当に、今頃になり親のありがたみと自らの昔の親不孝を、繰り返し反省しつつ。
今の自分にできることはないかなと考える日々を過ごしています。

誕生日おめでとう。
お袋と二人、どうか元気で。