健康塾通信

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ヒポクラテスの木

2012年11月18日 20時58分15秒 | Weblog
みなさん、「ヒポクラテス」というお名前は聞いたことがありますか?

ギリシァ時代の「医聖」とも、「医学の父」とも言われています。

現在も医学を志す者はその誓いや箴言(しんげん)を教訓として学んでいます。


箴言の中に『人生は短く、術の道は長い』という言葉があります。


昨日、臨床解剖学のシンポジウムにて、新潟大学名誉教授の熊木先生より

「ヒポクラテスの木」をご紹介いただきました。


この木はギリシァのコス島に古木があり、

古代ギリシァ時代にヒポクラテスは

スズカケの木の下で医学の講義をしたと伝えられています。


そして、医の博物館顧問の蒲原先生が40年前に種を持ち帰り

日本の幾つかの医大で「ヒポクラテスの木」として大切に育てられ

現在、生き残った孫木の枝を見せてもらいました。

お土産に落ち葉と記念のお菓子(木の葉と、ヒポクラテスのお顔がモチーフ)を頂きました。


スズカケの木は街路樹でおなじみのプラタナスのことですが、

コス島の古木は葉っぱがギザギザなのが特徴なのと丸い実がついています。


新潟大学医学部の入退院口には、4階の高さに成長した「ヒポクラテスの木」があるそうです。

セラピストを志して、30年余り・・・私も初心を忘れず

『人生は短く、術の道は長い』の箴言を心に刻み歩む決意です。