かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

桜の開花速報くらい、ちゃんとやって欲しい。

2006-04-05 22:46:48 | Weblog
 スギ花粉情報サイトから最新情報のお知らせがメールで届いたので早速見に行きますと、一昨日期待を込めて予測したように、明らかにスギ花粉の量が減少している様子が見て取れました。天気予報では相変わらず「非常に多い」とか「多い」とか言っておりますが、我が県における3月30日から4月3日の実測値は、1平方センチ当たり0~2.5個、とほぼ無いといって良いレベルです。明日から再び天気が良くなりますので油断は禁物かも知れませんが、もうすぐマスクなしで過ごせるようになるのでは、と期待も高まります。

 天気予報といえば、公共放送でやっておりました桜の開花予報がどうもヘンです。私の職場である山の中でさえ、桜はすでに一昨日から満開になっているというのに、より暖かなはずの下界の街中のある地域は、まだ1分咲きだというのです。ちなみにやや街に近い我が住まい周辺も、見事な桜色がおぼろに風景をかすませるほどに、絢爛豪華な満艦飾ぶりを演じております。それなのにどうして同じくらいの気候なはずのところが、まだ1分咲きだというのでしょう? 品種が違うとかいう可能性はなきにしもあらずですが、それにしても高いところにある山桜ならともかく、街に植えられた桜(おそらく染井吉野に違いありません)が、そんなに遅いはずがありません。私が思うに、これはきっと、開花速報に不適な異常に咲くのが遅い樹を調査対象にしているか、はたまたろくろく桜も見ずに当てずっぽうでいい加減な速報を流しているかのどちらかでしょう。もし前者だとすると、樹によって確かに早い遅いはありますけど、花が咲いたかどうかを一本や二本の樹で判断するものでしょうか? 普通の感覚なら、幾本かの樹を見て、大体中間の樹を選ぶなり、全体を平均するなりするものではないでしょうか? アナウンサーだって、通勤途上見ているはずの桜の様子を思い起こせば、自分が読み上げている数値の異常さに気づいてもいいようなものでしょうに。
 しかしもし後者だとすると、もう何をかいわんやで、視聴者をバカにするのも大概にするがいい、と言ってやりたくなります。この調子なら、満開と報じられたときにはきっと若葉が青々と茂っていることでしょう。たかが桜の花と言えばその通りかも知れませんが、天下の公共放送がこんないい加減な情報を堂々電波に乗せて公言しているのを見てしまいますと、まだまだかの巨大組織は自浄・改革の努力が足りないのではないか、と思えてしまいます。本当に、こんな状況で受信料とか言われても、納得して払うのは大変難しいのではないでしょうか? 
 もし明日同じ速報を見て、いきなり満開になっていたりしたらもっと笑えてしまいますけどね。一言昨日は間違いでした、と言ってくれればまだ納得もいくんですが。
 
コメント
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