今日は仕事に出かける前に、シナリオを朝一番で我が町の郵便局本局まで運んで、投函致しました。これで何とか明日には作家のお手元まで届くことでしょう。しかし、出してから、「あ、あそこはああした方が良かったかも?」などと思ったりして、結局相変わらずばたばたしております。でも、いずれにいたしましても、とりあえず無事夏に向け矢は放たれたと言う点だけは、安堵してご報告申し上げられる次第です。
あの凄まじいテレビ映像を見せつけられたJR福知山線脱線事故から早1年。マスコミも特集を連ねておられるようで、事故の風化を防ぐためにも、それはまあ良いことだと思います。近来まれに見る鉄道の大惨事ですし、一度に107人もの人命が失われた衝撃は、何度でも思い返して、安全対策へ気合いを入れ直して欲しいと思います。今朝の新聞も鉄道の安全装置の一つATSが全国の鉄道会社でまだ4割も未整備のままだ、と大見出しを付けてありました。また、国土交通省の定めた設置基準も緩すぎるのではないか、という批判的な内容もありました。それぞれもっともだと思いますし、安全のために企業にはしっかり投資して欲しいとも思います。でも、交通機関でもっとも危険な自動車と道路の話などほとんど取り上げられないでいるのは、少々物足りない気もいたします。今度の事故にしても航空機の墜落事故にしても、確かに正視に耐えがたい事故ですし、大勢の犠牲者も出ます。でも、国民が事故に遭う確率や年間死亡者数など、どれをとってもこれら公共交通機関より、車の方が危ないことは明らかです。ニュースになるからと大きな事故ばかり追いかけないで、この際交通機関の安全性をすべて網羅したような特集記事はできないモノでしょうか? 公共交通機関の安全性の責任はその経営者にあることが明確でその対策も比較的考えやすいと思いますが、車の責任は、一個人の注意力と操作能力に依存しており、事故を防ぐ対策自体ろくに整っていないではありませんか。車にはATSもありませんし、そもそも運転操作を記録するレコーダーの類も装備されておらず、事故を起こせば運転手の不注意で片づけられるばかりです。鍛え抜かれたプロがその自覚と誇りを持って操作する公共交通機関とちまたにあふれかえる車を同列に扱うのはどうかとも思いますが、それにしたところで、107人が死んだ事故ばかり騒ぎ立てて、年間数千人が死ぬ事故には目をつむっているというのはおかしいと思うのです。遺族の方々にしたところで、JR事故の犠牲者の遺族も、自動車事故犠牲者の遺族も、失った命の重みは同じではないでしょうか。なのにどうして大きな事故の犠牲者ばかり焦点が合わせられるのか。我が国の政府もマスコミも、権力者はおしなべて年数千人の死者に対して、あまりに冷たすぎるのではないか、と私には思えます。
あの凄まじいテレビ映像を見せつけられたJR福知山線脱線事故から早1年。マスコミも特集を連ねておられるようで、事故の風化を防ぐためにも、それはまあ良いことだと思います。近来まれに見る鉄道の大惨事ですし、一度に107人もの人命が失われた衝撃は、何度でも思い返して、安全対策へ気合いを入れ直して欲しいと思います。今朝の新聞も鉄道の安全装置の一つATSが全国の鉄道会社でまだ4割も未整備のままだ、と大見出しを付けてありました。また、国土交通省の定めた設置基準も緩すぎるのではないか、という批判的な内容もありました。それぞれもっともだと思いますし、安全のために企業にはしっかり投資して欲しいとも思います。でも、交通機関でもっとも危険な自動車と道路の話などほとんど取り上げられないでいるのは、少々物足りない気もいたします。今度の事故にしても航空機の墜落事故にしても、確かに正視に耐えがたい事故ですし、大勢の犠牲者も出ます。でも、国民が事故に遭う確率や年間死亡者数など、どれをとってもこれら公共交通機関より、車の方が危ないことは明らかです。ニュースになるからと大きな事故ばかり追いかけないで、この際交通機関の安全性をすべて網羅したような特集記事はできないモノでしょうか? 公共交通機関の安全性の責任はその経営者にあることが明確でその対策も比較的考えやすいと思いますが、車の責任は、一個人の注意力と操作能力に依存しており、事故を防ぐ対策自体ろくに整っていないではありませんか。車にはATSもありませんし、そもそも運転操作を記録するレコーダーの類も装備されておらず、事故を起こせば運転手の不注意で片づけられるばかりです。鍛え抜かれたプロがその自覚と誇りを持って操作する公共交通機関とちまたにあふれかえる車を同列に扱うのはどうかとも思いますが、それにしたところで、107人が死んだ事故ばかり騒ぎ立てて、年間数千人が死ぬ事故には目をつむっているというのはおかしいと思うのです。遺族の方々にしたところで、JR事故の犠牲者の遺族も、自動車事故犠牲者の遺族も、失った命の重みは同じではないでしょうか。なのにどうして大きな事故の犠牲者ばかり焦点が合わせられるのか。我が国の政府もマスコミも、権力者はおしなべて年数千人の死者に対して、あまりに冷たすぎるのではないか、と私には思えます。