かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いくら何でも不正表示でしょう。その題の付け方は。

2006-04-28 23:34:28 | Weblog
 気がつくと一週間が終わっていて、気がつくと四月も終わりつつあって、桜の花もさすがに見なくなったな、と思っていたら水田にはレンゲの花がてんこ盛りになっていて、山の田圃ではもう水を張っているところもあるという。なんとも時間の経つのがめまぐるしく早い気が致します。ただ冬の頃と違って、このめまぐるしさは物事が動いているためでもあります。仕事の方もそうなんですが、もちろん夏コミ対策もまさに急転直下、怒濤の中盤戦というところでしょうか? もうこのままの勢いで夏まで突っ走りたいモノですが、そうなるとあっと言う間に8月になっていて、はっと気がつくと、もう熱気むんむんのブースに座っていた、なんて事になるのかも知れません。

 さて、ネット・ニュースを見ていましたら、何とも不思議なトピックスが。「政府、Winny防ぐ独自OS開発へ」。いくらWinnyを通じて自分達の無為無策が暴露されたからといって、単なる1ソフトウェアを防ぐために国が貴重な税金を投じて何を考えているんだ? と思ってクリック致しましたら、本文はWinnyを防ぐんじゃなくて、コンピューターウイルスや情報流出を防ぐ高度な情報管理機能を備えた次世代基本ソフトの独自開発に取り組む、という内容だったのです。全く、いくら字数制限のあるトピックスの見出しだからといって、これじゃ全然中身と合ってないじゃないですか。単にきっかけがそうだったことや、Winnyの名前が浸透しているから記事としてのインパクトを考えて付けたんでしょうが、もっとちゃんと中身を反映した題にして下さい。私は昔で言えば見せ物小屋、今風に言えばフィッシング詐欺を連想致しました。とはいえこの事業、ホントに期待していいんでしょうか? これまでにも相当の企業がそれなりに努力を傾注してきているのに、結局いたちごっこ以上の状況にはなっておりません。何か画期的な技術の見込みがあってぶち上げたのならともかく、結局何十年か前の地震予知同様、たいした成果もないままむなしく税金だけが役人と一部の煽動的自称学者の懐に落ちるだけで終わりそうな気がしないでもありません。それはそれとして、なによりも今急がれるのは教育と啓蒙だと思うんですが、そんな当たり前のことを当たり前に言ってもマスコミは取り上げてくれないということなのでしょうか? あるいは政府筋では誰もそんなこと考えていないのか。情報を提供してくれるマスコミがいまいち信頼性に不安があったりいたしますと、どうにもその辺りの見極めが付けられないので困ります。でも、そんな開発話を出してくる辺り、やっぱりソフト(人心)よりもハード(ソフトウェア)を頼りにする我が国固有の信仰からは誰も逃れられないと言うことなのかも知れません。

コメント (1)
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