かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

クロマグロ、当面は入ってくるのでしょうが、資源の増減はもう少し明確に計量できないものでしょうか。

2010-03-19 22:06:48 | Weblog
 ワシントン条約締約国会議におけるクロマグロ禁輸案が否決されたというニュース、正直意外でした。輸入量の8割を我が国が占める海産資源であり、EUが反対を固めている中、我が国が孤立して到底勝ち目はなかろう、と思っていたので、想定外の大差での否決には、一体何が起こったのか、と信じられない思いがしました。個人的には、寿司屋さんでも刺身でも、あまりマグロは食べないので、可決されたとしても、実のところあまり気にはならなかったのですが、家人は大好きと来ていますし、皆で行く回転寿司であの赤みが回ってこないと華やかさにも欠けますし、まずは祝着だったと思います。ネットニュースを見てますと、日本の頑張りはともかく、中国の反対工作が大きかった、というような話もあるようです。富裕層を中心に中国でもマグロが人気の食材となっているそうですし、フカヒレ材料のサメも今回禁輸措置を検討されていたとかで、マグロがアウトになったら他のものにも波及しかねない、という懸念が中国を駆り立てたのだとか。なんともまことしやかなお話ですが、世界中の食を鯨飲してしまいかねない大人口国家のこと、禁輸回避と単純に喜んでいたら、気づいたときには根こそぎかっさらわれて我が国にはほとんど入ってこなかった、なんて未来もナキニシモアラズです。
 それにしても、実際のところ、マグロは減っているのでしょうか? クジラの話でも感じるのですが、どうも信頼のおける統計数字があるようなないような、今ひとつはっきりしない歯がゆさが有ります。本当に減っているのだとしたら何らかの保護や管理が必要だとも思うのですが、軽くググッてみても明快なデータは転がっているようには見えませんし、何でも漁獲高の多い我が国の漁獲データを元に推計されている、なんて話も有ったりしました。こんなふうに、増減不明なのに減っているから捕るな、というのはちょっといただけない話です。でも、大丈夫と思っていたら気がついたときにはいなくなっていた、とか、回復不能なほど減ってしまった、なんてことになったらそれはそれで大変ですから、なんとか工夫して厳密にマグロを数えて欲しいものです。

 
コメント
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