かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

花粉情報、リアルタイムにデータが出るのはありがたいですが、自動観測にはやはり弱点もあるみたいです。

2010-03-26 22:33:22 | Weblog
 今日は夕方から急に気温が急降下したみたいに感じました。明日朝は真冬並みの寒さになる予報が出ていますが、この冷え具合からしたら、確かにかなり冷え込みそうです。
 もっとも、長かった雨もようやく上がりそうで、明日以降天気は回復するみたいです。長らく出来ないでいたサボテンの植替えも、明日昼ごろ、気温が上がって暖かくなってくればようやく実行出来そうです。

 さて、春は花粉が厄介な季節ではありますが、幸いにして関西圏はそれほど花粉の量も多くなかったみたいで、なんとか今年は薬なしで大体危険な季節を越せそうです。モチロン毎日のように環境省の花粉予報システムはなこさんの情報をチェックして、その日その日の危険度をはかりながら過ごしてきたのですが、最近、このシステムでちょっと気になることがあり、調べてみました。というのは、前々から疑いは持っていたのですが、このシステム、花粉以外のものを結構カウントしているのではないか、という疑問です。例えばこの間の黄砂がすごかった日のデータをみてみますと、それまでの数週間の中でも突出して花粉量が多くカウントされていることに気づきます。また、花粉の今後の動向を予測するために南の地方の花粉量も参考にしているのですが、たまたま見た今日の鹿児島のデータで、桜島の風下に当たる大隅半島のデータが、異常に突出してカウント数が多いのが目につきました。ひょっとして、と調べてみますと、そのカウントの数時間前に桜島が噴煙を上げていることが記録されています。そこで少し調べてみましたら、はなこさんで使われている観測装置は、粒径が花粉サイズと合致する28~35μmの球形粒子のみをレーザーを使ってカウントするもので、当初から同じサイズの粒子だと、花粉か別物か関係なしに数えてしまう欠点があることが知られていたとのことでした。黄砂でもダメ、という話で、その欠点を補うべく、花粉がある特定波長のレーザーで蛍光を発するのを利用して、花粉とそれ以外の粒子を見分けて数える装置も開発されているようですが、残念ながらまだ実用化されていないみたいです。調べていくうちに見つけた論文によると、少なくとも黄砂の時期以外は精度良く計測できるそうなので、リアルタイムで1時間おきに全国百箇所以上の測定地点のデータが得られる点を考慮すると、黄砂情報などは別途入手するように心がけておけば良さそうです。一方、ウェザーニューズも全国700箇所に独自の観測ロボットを設置して花粉情報を提供しています。一応花粉とダストを別に表示できるみたいですが、こちらの装置の測定原理はどうなのでしょう?

コメント
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