かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

東京都副知事、更に言を重ねて事態の沈静化を目論む?

2010-03-30 22:18:29 | Weblog
 今日はようやく晴れてくれましたが、空気はひんやりとして、日に当たってようやく温もりを覚える、というような天気でした。夕方からはまた冷え込みが強くなってきましたが、そろそろ寒冷とは縁遠い春そのものになって欲しいと思います。

 さて、昨日東京都副知事のブログを取り上げましたが、今日見たらまた追加のアップがありました。「エロ規制はあったが、ロリ規制がなかった」
150字足らずの極簡単な内容で、ようするにこれまで不健全図書として隔離されてきたところにロリータ物を入れるようにし、18歳未満の目に触れないようにする、というだけのことだ、とのたまっておいでです。昨日のブログで触れた「奥様は小学生」は一応一般向けなので、その手の一般向けとして流通しているものも今回あらためて不健全図書に認定し、一般の書棚から外して専用の成人コーナーに配置換えする、という理解でいいんでしょうか。ただ、「近親相姦や強姦などを肯定的に繰り返すものに限定して不健全図書に指定」というお言葉からすると、槍玉に上げた「奥様は小学生」は該当しないようにも思えます。それを考えますと、どうも副知事もまだ規制したいと思ってらっしゃる物が一体どのようなものなのか、風聞やイメージで語っていて、実態をよく理解されていないのではないか、というような危惧を覚えます。
 ただ、もし副知事の言うとおりなら、線引きがいまだ不分明な点はあるものの、私は、概ねその言い分が理解できます。淫靡なる物は隠微であるが故に意味を持つのであって、何でも売れりゃあいい、とばかりにあけっぴろげにしておいては折角の魅力が半減しますし、私自身、この手の趣味嗜好の物を例えば家人が観られるような場所に露出しておくことには非常な抵抗を覚えます。それに、個人的には、例えばスプラッタ物など目に入れたくはないので、それらの物が不健全図書に指定され、隔離されるならある意味歓迎でもあります。まあ、成人コーナーに出入すればそれまでではありますが(笑)。
 といいつつ、これは私が見たくないもの、という基準ですので、条例を作るからには、その隔離基準の厳正なる定義と、その拡大解釈・恣意的運用への抑止が働くようにきっちり組んでもらいたいと思います。
 問題は、これが都の見解ではなく、あくまで副知事の見解であること。どうも親分である知事は違う考えをお持ちのように見えますし、都議会の方々は言わずもがなですし、誤解を解いて事態の沈静化を図りたいのかもしれませんが、それならそれで、率先して仰る通りの形で条例が作られるよう、各位に影響力を行使してもらいたいものです。

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