全国に86ある国立大学法人の評価を文部科学省が行い、このたびその結果を公表されました。平成16年以来毎年評価は行われてきておりますが、その結果を公開するのは今回が初めてだそうです。各大学の中期目標・計画に照らし合わせながら、これまでの評価を分析して、教育水準と研究水準が各30%、教育研究達成度と業務運営達成は各20%の配点で点数をつけたということで、報道では大学の通信簿、と表現されています。
今回、トップは我が地元奈良県に立地する奈良先端科学技術大学院大学で、一緒に共同研究事業の末端に列したこともある身としては、結構嬉しい話です。ただ、我が母校は残念ながらワースト10に入ってしまったのがなんとも残念なところ。全体に教育大系はあんまり振るわなかったみたいですから、ひょっとしたら、教育学部を有している母校には辛い結果になったのかもしれません。この結果を元に、大学への交付金を増減させるとのことですが、少なくとも来年度は微々たるもので、奈良先端大で交付金63億円が400万円の加増、一番多い東大では、857億円の交付金が2500万円の加増と、総額の0.0数%というほとんど0と言っても差し支えない金額です。一番減った琉球大でも減額はわずか800万円。これで大学に何らかのインセンティブが働くのか非常に疑問なのですが、少子化が進み、学生の確保に四苦八苦する各大学に取っては、上位にはいるのは受験生に対してのアピールとしてはにそれなりに役立つかもしれませんし、科学研究費などの競争型資金をとっていく上で、、このランク付けは結構影響持ってきたりするのかもしれません。
我が母校をはじめ、色々仕事の上で知り合った先生方がおられる学校には今後もエールを送りたいと思いますが、ひとりふたり優れた研究者がいてもランクアップは早々望めないでしょうし、研究だけじゃなくて教育機関としての能力も問われるとあっては、難しいトコロも多々あるでしょう。また、この種の評価が適切に行われていればそれなりに意味があるとは思うのですが、理系と文系のバランスなどを含め、本当に適切公平厳密に評価出来ているのか、そもそも評価そのものが初めて公開された、という現状では、まだ不透明な部分が多いような気もいたします。出来ればそのあたりもちゃんと公開して、評価自体の評価も厳密になされるようになってくれればいいな、と願います。
今回、トップは我が地元奈良県に立地する奈良先端科学技術大学院大学で、一緒に共同研究事業の末端に列したこともある身としては、結構嬉しい話です。ただ、我が母校は残念ながらワースト10に入ってしまったのがなんとも残念なところ。全体に教育大系はあんまり振るわなかったみたいですから、ひょっとしたら、教育学部を有している母校には辛い結果になったのかもしれません。この結果を元に、大学への交付金を増減させるとのことですが、少なくとも来年度は微々たるもので、奈良先端大で交付金63億円が400万円の加増、一番多い東大では、857億円の交付金が2500万円の加増と、総額の0.0数%というほとんど0と言っても差し支えない金額です。一番減った琉球大でも減額はわずか800万円。これで大学に何らかのインセンティブが働くのか非常に疑問なのですが、少子化が進み、学生の確保に四苦八苦する各大学に取っては、上位にはいるのは受験生に対してのアピールとしてはにそれなりに役立つかもしれませんし、科学研究費などの競争型資金をとっていく上で、、このランク付けは結構影響持ってきたりするのかもしれません。
我が母校をはじめ、色々仕事の上で知り合った先生方がおられる学校には今後もエールを送りたいと思いますが、ひとりふたり優れた研究者がいてもランクアップは早々望めないでしょうし、研究だけじゃなくて教育機関としての能力も問われるとあっては、難しいトコロも多々あるでしょう。また、この種の評価が適切に行われていればそれなりに意味があるとは思うのですが、理系と文系のバランスなどを含め、本当に適切公平厳密に評価出来ているのか、そもそも評価そのものが初めて公開された、という現状では、まだ不透明な部分が多いような気もいたします。出来ればそのあたりもちゃんと公開して、評価自体の評価も厳密になされるようになってくれればいいな、と願います。