かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

すごい事が判った! だけでなく、その後どうなったかも教えて欲しいです。

2011-08-03 21:11:45 | Weblog
 台風9号が西に去りつつある、と思ったら、列島のはるか東の海上に新たな台風10号が発生してました。これはどうやら西向きからかなり早い段階で北に進路を振る見込みのため、本土にはほとんど影響らしい影響はない模様ですが、それよりもずっと西寄りで台風の卵の熱帯低気圧ができていて、西へ動いています。台風11号になるのかどうかまだ判りませんが、本土直撃も考慮したほうがよさそうな動きです。台風9号も、大陸に当った後は北から北東に進路を変える予報も出ていますし、この週末は、複数の台風の行方に注目が必要かもしれません。

 さて、ここ最近、高血圧の原因となるたんぱく質が血管から見つかったり、脳細胞を活性化させる物質で実験が行われたりしているニュースがあり、それぞれに面白そうな結果が出ていますが、この種のニュースは、発見当初は割と華々しくマスコミも取り上げるものの、その後のフォローは残念ながらまず期待できません。そもそもこの手の研究は基礎的な学術研究であって、人々の健康に役立てる技術になるには更なる研究・解析と実用化のための様々なハードルを越えていかねばならず、時には動物ではうまく言ったけれどヒトでは効果がなかったり帰って有害な結果が出てきたりして実用化されない例もありますし、実用化にいたったとしても、10年単位以上の時間を必要とすることが多いものです。まあ私の場合、ボケるのも高血圧で命が危うくなりそうなのも、多分後10年くらいは余裕があろうと見込まれるので、この手の研究のその後には大いに期待したいのですが、今、高血圧で苦しんでいたり、脳に障害を蒙って寝たきりになったり日常生活に支障をきたしていたりする方々にとっては、変に希望ばかり募らせるだけで実質何の役にも立たない情報と言うことになりそうです。日進月歩で進化していく科学・技術の先端を記事にする以上は致し方ないところもあるのは理解できるのですが、もう少し遅く生まれていれば、あるいは発症が遅れていればよかったのに、と思うヒトも中に入るだろうことも考慮に入れた報道のあり方がないものか、と思ったりします。ではどうしたらいいのか、と言うのは正直なところこれといった意見もないのですが、少なくとも、一度は報道した最先端科学知見の情報は、何年かおきにその後どうなったかを追跡調査するような記事を作って欲しいと思います。あの時脚光を浴びた研究成果が、今どこまで実用化へ向けて進化したのか、あるいは停滞したり頓挫したりしているのか、もしうまく言ってないとしたら何時、どのようにしてつまづいたのか、といったようなことを調査して報道してくれたら、もう少し科学に対する国民の興味を喚起し、更なる発展への展望が開けるんじゃないか、と思います。

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