かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

まさか大事故の前兆だったりしないでしょうね? 全日空の空荷出発事件。

2016-08-12 22:53:22 | Weblog
 今日は最高気温が35.8℃(奈良市)を記録する相変わらずの猛暑の中、朝から午前中一杯、戸外で苛烈な日を浴びながらの作業に従事しました。まあ暑くて大変ではありましたが、午前中ということもあってか風が吹くと中々に涼風を覚えるものがあり、頭上の青空はまさに蒼穹と名付けたくなるほどの見事な快晴で、その深みのある青い天空にちょっとした感動を覚えたほどでした。午後には周囲の山々の上にフワフワした積乱雲の卵みたいな雲が湧いておりましたが、とても雨を呼ぶほどのものではなく、今日も一日よく晴れていました。普通ならこれだけ地上が苛烈に照り上げられると雲が沸き立って所々で夕立の一つも落ちてきそうなものなのですが、どうやらそれは来週以降に予定されているようです。してみると、今日見た山沿いの雲は、そんな来週以降の種になるものだったのかもしれません。

 さて、飛行機雲一つ描かれない一点の曇りなく乾ききった大空ではありましたが、その空で今日は大変なことがあったそうです。羽田空港発の全日空便で、預りの荷物を一切積まず乗客だけ載せて飛び立つという飛行機が16便も出たとのことでした。更に一部積み損ねて飛び立った便が、18便もあったとのことでした。しかもそれは、先方の空港に到着するまで乗客には一切知らせず、旅先で初めてそのことを告げて、後日早急に荷物を届ける事を約束した、という話でした。
 航空便におけるこの手の規定はどうなっているのか知りませんが、報道を見る限り相当な不利益を乗客にもたらしたことは間違いないところでしょう。人命には基本影響のない話だったとはいえ、全日空という一大ブランドを失墜させるには十分過ぎる失態だったのではないかと思います。JALが色々あってパッとしないなと思っていた中で頼みの全日空までこんなミスを犯そうとは、全く驚かされるばかりです。別に戦争とかで若者や中堅ベテラン層が徴兵されて現場からいなくなった、というわけでも無いでしょうに、全日空で何が起こっているのか、それが命にかかわるような部分にまで波及して来たりしないだろうか、など、疑問の尽きない「事件」でした。
 個人的には飛行機は不便な乗り物、という認識をしておりますので、なるだけ新幹線、選択しがあって時間にも余裕がありそうならフェリーなどの海路を選ぶようにしていますが、自分の中で選択肢としては青春18切符で10時間以上在来線を乗り継いだり夜行バスで寝られない夜を過ごすよりも下、というのが、飛行機への正直な評価でした。それがこれでますます飛行機、という選択は取りづらくなった気がします。飛行機自体は娯楽としては楽しいのでたまには乗ってみたいとは思うのですがねぇ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする