総理大臣による年頭の抱負は単なる口先だけではいけないと思うのですが、本当に今年はどうにかなるんでしょうか？

　奈良市の今朝の最低気温は２℃、昼の最高気温は９．５℃、五條市の今朝の最低気温は−３．３℃、昼の最高気温は８．７℃でした。今日は一昨日のような少し悪化気味の天候でした。たまに日差しが出て暖かく感じられる時もありましたが、その一方で分厚い今にも雪を降り散らかしそうな黒雲が蟠っていたりして、どうにも空模様はちぐはぐな印象がありました。天気の移り変わりを気象庁のサイトで観てみましたら、北西の日本海側から次々雲が流れ込んできて、奈良県内でも弱いながら東や南の方で雨（多分まだ雪では無さそう）が降ったり止んだりしているようです。今夜から明朝にかけてもし降るようならば、きっと雪になることでしょう。明朝の出勤は場合によっては気をつけなければいけなさそうです。

　さて、今日、岸田総理大臣が年頭会見を行い、今年の抱負を明らかにされました。曰く、「昨年の様々な出来事に思いをはせながらも新たな挑戦をする１年にしたい」、「覚悟を持って先送りできない問題への挑戦を続けてまいる」、「賃金が毎年伸びる構造を作る」、「今年の春闘について連合は5％程度の賃上げを求めているが、インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」等々です。意欲、決意は結構ですし年始めの抱負ならこの程度のコトくらいしか言葉にはできないとも思いますが、済界に向けて賃金上昇をお願いする以上、それに見合う具体的な政策を打ち出し実行するのが内閣の務めであろうと思われますし、旧年中に取り沙汰された増税の話はそれに真っ向から反対するような内容ですから、これからどうそれを修正していくのか、見ものと言えば見ものではあります。しかし、それにしても、どうにも期待感がぱあっと湧いてこない気がしてならないですし、東京株式市場の日経平均株価が年初いきなり大幅安になったりしてますし、どうにも経済政策が不安定な感じが否めませんが、いい意味で裏切られる年になったりするんでしょうか？