奈良市の今朝の最低気温は3.5℃、昼の最高気温は9.2℃、五條市の今朝の最低気温は2.6℃、昼の最高気温は7.4℃でした。今日は朝から京都に出かけていたので奈良の天気はわかりませんが、京都の天気では、朝のうち晴れていましたが、昼前から雲行きが怪しくなってみぞれ混じりの雨が降ったと思ったらまた晴れて、と思ったら強い風が出て横殴りの雨になって、またやんで、と目まぐるしく空模様が変化する一日でした。14時ころには雪が舞っていましたが、夕方になって猛吹雪が襲来! たちまちあちこち白くなるほどの積雪が生じ、JRは早々に17時には運転を休止、近鉄電車もダイヤが大幅に乱れて帰宅するのに難儀しました。帰ってみると南ほど天候の悪化は控えめでしたが、家のカーポートの屋根が真っ白になっているなど、少々強めの雪雲が通過していった様子が伺えました。気温も15時過ぎから急激に降下し、18時には氷点下を割り込み、以後、氷点下のまま夜を迎えています。この分だと明日朝の気温はどこまで下がるのやら。あと雪は今夜も降るのかどうか。降るとしたら積雪は確実となりそうです。
さて、大阪大学レーザー科学研究所の山本和久教授らが、青色パルスレーザーで害虫のガを撃ち落とす技術を開発、「害虫をレーザーで撃墜する新技術」として発表されました。
研究チームが対象としたのは、「ハスモンヨヨウ」というガで、農作物に卵を植え付け、孵化した幼虫のイモムシが地面に潜り、夜な夜な土の中から現れては農作物を食い荒らすという大変厄介な害虫です。しかも農薬への抵抗性が発達し、防除が難しい虫です。レーザー光による虫の駆除では、以前蚊を対象にした技術開発が海外で進んでいる事例がありましたが、ヨトウガは体長が15−20mmと大きく、撃ち落とすには大きなエネルギーが必要となるのが課題とされてきました。そこで山本教授らは、まずガのどこにレーザーを当てたら甚大な被害を与えられるかを調査。その結果、胸や頭に当てるとダメージが大きくなることを見出し、全身に当てて焼き殺すよりも低いエネルギー量で叩き落とすことができることが判りました。そこで速度2m/Sで飛んでいるヨトウガを画像検出で追尾し、レーザーパルス光を照射して撃墜することに成功しました。それにしても、私は羽を焼けば飛べなくなるだろうと思ったのですが、羽じゃなくて頭や胸なんですね。頭はでかい目玉が着いていますからレーザー当てたらよく効きそうな気がしますが、胸もとは。
実用化に課題があるとしたら、まずは射程距離でしょうね。画像解析による追尾にしてもレーザーの有効射程にしても遠くの的を射抜ければそれに越したことはないのですが、せめて10mはないと畑を守るのは難しいと思います。それでも10m足らずだと畑1枚に何機もパルスレーザー砲を設置しないといけなくなりますね。ヤマトの対空機銃群みたいな構成だったりしたら個人的に燃えますが、物々しい畑、それこそ「CYBORGじいちゃんG」の畑みたいになってしまうかも?
あとは連射能力とランニングコストですね。一発一発は消費電力が少なくても次々飛来する時期だと装置が過熱しそうですし、電気代だってかさばりそうです。
まあ多分他にも課題はあるのでしょうが、蚊とか蠅、Gにムカデ、それにアシナガバチやススメバチにも対応可能なら、是非うちにも一台欲しいです。実用化が望まれる良い技術だと感じました。