かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

なるほどコレじゃ人が来なくなるわけだとひと目で判る、霞が関のブラックな数字が公表されましたようで。

2023-01-23 20:05:07 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は2.2℃、昼の最高気温は7.2℃、五條市の今朝の最低気温はー0.4℃、昼の最高気温は6.8℃でした。今日は朝からみぞれ混じりの雨が降っていました。南部の五條市では山手のほうが雪になっていたそうで、気温の割には寒々しい一日となりました。明日明後日はいよいよ大寒波襲来ですね。こんなときに限って早朝から京都などという近畿でも一段と寒い地域に出向かねばならないとは、我が天運のなさを嘆きたい限りです。雪の京都、観るだけなら素敵で結構なのですが、その中を歩かねばならないとなると途端に地獄めいた様相に。風邪など引かぬようガチガチに着ぶくれして行かねばなりません。

 さて、内閣人事局が昨年11月から12月にかけて、中央省庁、つまり霞が関づとめの国家公務員さん相手に調査をした結果、国会の予算委員会などの答弁作成にかける時間は平均7時間2分、作業完了時刻は午前2時56分という数字が取れたのだそうな。与野党は質問通告締切を本会議、委員会前々日の正午まえ、と申し合わせしていますが、その時間を守っているのは全体の19%に過ぎず、通告が前日の18時以降、つまり最初から残業前提のケースが6%もあったとのことです。この数字に対し、国家公務員制度を担当する河野デジタル大臣は、「答弁作成が業務時間内にできるよう国会に協力をお願いしていきたい。役所側の業務の効率化も大事だ」と述べられたとのこと。
 午前3時終了って、その人達は一体どうやって帰宅したのか、霞が関に泊まり込んだのか、と言ってもどうせ朝8時にはまた出勤でしょうし、まともに寝る時間も取れないというのは、さすがに問題ありすぎだと思うのですが、河野大臣のコメントもどこか及び腰な感じがしますし、本当にコレを改善できるのか疑問です。まともに時間を守れない議員など、与野党問わず名指しで公表してやれば良いと思うのですが、マスコミが反応しないなら、お得意のSNSで大臣自ら発信されてはどうかと思います。
 それにしても、これも行政改革の負の遺産なんでしょうね。効率化とか合理化とかでヒト減らしが推奨され、そのために厚生労働省なんていう巨大象徴が合併で作られたり、多くの政府機関が独立行政法人なる珍妙な肩書で官僚員数から外されて帳尻を合わせに行ったり、とにかく人がどんどん減っていきましたが、たいていこういうのはブレーキを掛けられずに行き過ぎてしまうのが常なので、結局そのしわ寄せが今来ているのでしょう。与党がその体たらくなら野党が声を上げるべきなのでしょうけど、野党第一党はかつて悪名高き事業仕分けを主導したくらいで到底期待もできかねますし。

 とりあえずは6%のひどい議員については名前を、名前が無理なら政党だけでも公表すべきではないでしょうか?

コメント
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