多分車が普通に空を飛ぶまで我が国では高速道路は永久に有料なのでしょうね。

　奈良市の今朝の最低気温は９．８℃、昼の最高気温は１２．８℃、五條市の今朝の最低気温は９．５℃、昼の最高気温は１３．７℃でした。昨日からの雨は午前中強めに降った後は小降りになり、夕方までには上がったようですが、そのまま回復とは行かず、明日は午前中曇り、昼からまた雨かも？　という天気予報が出ています。青空が見えるのは明後日月曜日まで待たねばならないようで、これでは休日仕事が捗らないのが困ったものです。まあ寒さが緩んで過ごしやすくなったのはありがたいのですが。

　さて、国土交通省は、建設費の借金を返済し終わったら無償化するとしてきた高速道路の通行料について、２１１５年まで有料にできるようにする法改正を、２３日からの通常国会に提出するのだそうです。高速道路無料化については、２００５年に道路公団を民営化した折にも目標として掲げていたそうですが、ほぼ１世紀後に延期するということは、もう事実上の無料化撤回と変わらず、高速道路行政の一大転換となります。その根拠は道路の老朽化で、たとえ建設費が将来完済できたとしても、開通から三〇年以上過ぎた区間が全体の半数以上を占めており、更に渋滞解消や安全性向上のための新規投資も必要で、現在でも無料化などできそうにありません。そんな調子ならいっその事高速道路が必要とされる限り永久に有料、というくらいにしておけばよいでしょうに、ありえないくらい長期間で区切ってでも無料化の可能性を残しておきたかったのでしょうか？　

　そう言えば、旧民主党で高速道路無料化を掲げていたヒト達はこの事態にどういう態度で臨むのか、この法案に関する国会審議を観ておきたい気がします。多分一言も触れずにどうでもいいことに過半の時間を費やしていそうな気もしますが。