マニュアル車が暴走して人を轢き殺すとは、一体どんな運転をしたらそんな事ができるのでしょう？

　奈良市の今朝の最低気温は３．３℃、昼の最高気温は８．１℃、五條市の今朝の最低気温は１．４℃、昼の最高気温は６．４℃でした。昨夜、夜になってから結構本格的な雨が降りました。雨量にしたら大したことはなさそうですが、雨音が耳につくほどには降り、更に夜中にも降っていたようです。その雨は夜中のうちに止みましたが、山の方では雪がちらつくような塩梅になっていたようです。平地は気温が高くそのようなことにはなりませんでしたが、今日は天気もあまり良くなくて気温が上がらなかった上、日没から急激に冷えてきて、五條市では既に氷点下を記録しました。明日の朝は相当に冷え込んできそうですが、昼間は晴れの好天気に恵まれるようです。次の雨はこの週末金土日と予報されていますが、驚くのは１４日（土）が最低気温１０℃、最高気温１９℃が予想されていることです。春のような暖気が流れ込んでくるようで、先日にも勝るまるで春を彷彿させる暖かな一日になるのでしょう。

　さて、今日の１１時１０分頃、東京都町田市の路上で２７歳の男性が運転するマニュアル車が突然暴走して歩道に乗り上げてガードレールを破壊、通りかかったのかはじめからそこにいたのかは判りませんが、自転車に乗っていたらしい４９歳の男性をはねて殺害してしまいました。運転者は、ギア操作を誤った、と供述しているらしく、警視庁は過失運転致死の疑いで逮捕する方針とのことです。
　お年寄りがアクセルとブレーキを踏み間違えて暴走する事故はこれまでも数多く報道され、運転しているのがＡＴじゃなくマニュアル車ならそんな事故も起こさないだろうに、と言われていましたが、マニュアル車でもその気になれば暴走させて事故も起きるというのが印象に残りました。ただ、本当にギア操作を「誤った」のかどうかは本人の供述だけなのでなんとも言えないとは思います。レースのようにスタートダッシュを図るべく無駄にアクセルを吹かしていたのかもしれませんし、それでギア操作は想定通りだったけれど、想定外の初期加速に身体がついて行かず、暴走状態に陥った可能性もありうるでしょう。少なくとも、普通に発進するだけで、マニュアル車が暴走することは考えにくい話です。
　まあこの運転者がそういう危険嗜好の持ち主かどうかは判りませんが、危ない運転をするヒトは世の中にゴマンといますし、そう考えると今の免許制度は運転適性をしっかり見極められているとはとても言えない状態になっていると言わざるを得ない状況だと思います。人のモラルに頼らない、安全を強制するようなシステム構築が求められているんじゃないかと私などは思います。