かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

先週のJR西日本の大雪対応について検証記事が出てきましたが、条件が悪かったとは言え内容があまりに残念なのが問題だと思います。

2023-01-30 19:29:15 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は0℃、昼の最高気温は8.5℃、五條市の今朝の最低気温はー3.1℃、昼の最高気温は8℃でした。今朝も相変わらず冷え込みましたが、明け方近くは少し気温が高かったのか、寝ていて暑くて目が覚めました。冷え込みを想定して一段と厚着をして寝ていたこともありますが、ひょっとしたら微熱位は出ていたのかもしれません。続々する悪寒は感じなかったので熱は出ていないと思うのですが、いちいち体温計を取りに行くのも面倒でしたし、それよりも速やかに二度寝したほうが良いと思い、少しだけ毛布を減らして寝直しました。朝になって再び目が覚めたときにも冷え込んだ感じがせず、昨日より気温が高いのかな? と思ったのですが、アメダスの数字を見る限り、奈良市は確かに少し気温が上がり、五條市は逆に気温が下がっていました。多分奈良市相当だったのかと思いましたが、日曜日は一日中ストーブを焚きっぱなしだったのも影響したのかもしれません。

 さて、先週の大雪でJR西日本の電車が京都周辺のあちこちで停まり、最長10時間もの間乗客が車内に閉じ込められた件について、マスコミによる当日の状況の振り返り記事がネット上でも散見されるようになりました。立ち往生した原因は、積雪10センチ予想で融雪装置を準備するのに対し、予想が8センチだったから準備せずにいました。京都駅のポイントの融雪装置は、線路に付随した常設の装置ではなく、事前に係員がポイントに設置しに行く必要があるものだったそうで、面倒な作業を省略したというところでしょうか。そこへごく短時間に想定を超える15センチの積雪があって、京都駅や東隣の山科駅のポイント切り替えが動かなくなり列車を止めざるをえませんでした。
 さて、色々問題があるのは今後も検証されていくでしょうから素人があれコレ言うのもどうかとは思いますが、10センチの予報で融雪装置準備、という決まりについて、10という数字にこだわりすぎたのが敗因だったのは間違いなさそうです。前日に8センチ予報が出たときに、念のため、こんな事もあろうかと、と準備していればこのような事態は回避できました。8センチと言っても天気のことですから、5−10センチとかそれなりに幅のある数字でしょうし、JRの10センチの規定にしても、ある程度のフレは想定内のことだったのではないかと思います。それをコストや手間を考えて手抜きを選択したのか、はたまた杓子定規に8だから必要なしと判断したのか、いずれにしても、最終的にそう判断した責任者にその責を負ってもらわねばならないでしょう。他の周辺の私鉄が同じように立ち往生していたならばまだJRにも弁解の余地はありそうですが、そのようなこともなかったようですし、相変わらずの現場知らずな「お役所仕事」が横行しているのかと思われても致し方ないことかと思います。
 それにしても、JR西日本はなぜ乗客第一、という考え方ができないのでしょう? 30分や1時間程度なら「安全のため」という言い訳にも耳を貸せそうですが、10時間も狭い車内にすし詰めで放置するなんて、とても乗客のことを考えているとは思えない話です。JRの経営陣や責任者らも、一度自分たちも10時間電車に閉じ込められてみればよいのです。そうすれば少しは乗客のことを優先的に考えられるようになるんじゃないかと、検証記事を観て思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする