マルバ（千葉県浦安市猫実）

かつては“千葉四天王”なんて言われたこともある有名店、「マルバ」も
いまや“浦安三大珍味”とまで言われているそうで・・・。

ルリもこの店が人気絶頂だった頃に食べに来たことがあって、
その時は「なかなかやるじゃない！」と思ったのですが、
最近の凋落ぶりはどうしたことでしょう？

ネット上で評判が悪いのは色々と見聞きしてましたが、やはり自分の舌で確かめねば
ということで、前と変わらず、やなぎ通り沿いに構えているこの店に行ってみました。
店内はカウンター席のみ１３席で、席の後ろにずらっと並んでも出入りに不自由しないくらい、
広い店内ですが、先客ゼロ、後客１人。店内は豚骨の“臭い”ではなく“臭み”が充満してます。
とりあえず、赤皿ぶっちぎり（７００円）を麺固めで注文。精算を済ませて待ちます。
かつては満席で店内にぎっちり並んだ上で更に店の外にまで行列が延々と伸びていたのですが・・・。

出て来たのは白濁豚骨スープに細麺が入り、チャーシュー、海苔、ネギ、
キクラゲ、味玉が乗り、白ゴマが振りかけられた一杯でした。

スープを一口すすってガランとした店内に納得しました。
店内同様、スープも獣臭さに支配されてます。そして、無駄に油っこいです。
別に豚骨ラーメンが嫌いな訳ではないのですが・・・。
麺はそれ自体は悪くないのですが・・・っていうか、むしろ良い物なのですが、
スープの持ち上げが良いのが完全に裏目に出てます。

チャーシューは肉厚で味の染み具合については過不足なく、キクラゲや味玉も、
まあ悪くはありません。ネギは九条ネギを使っているようです。シャキシャキしていて
香りもあり、スープの味を引き立てているのですが、その引き立てられているスープが最悪です。

全体的には手間をかけているのは分かるのですが、とにかくスープで
全てぶち壊している一杯といったところでしょう。
いまや昔の名前だけで商売しているだけの店に成り下がった感があります。
ただし、店の看板が“マルバ”でなければ評価は違って来ます。
“マルバ”の看板を掲げている限り、オールドファンはかつての「マルバ」と比較します。
いっそのこと、店名を変えて「マルバ」とは無関係な店として
再スタートした方が良いのではないかとさえ思えました。

麺屋 永吉（千葉県浦安市北栄）

今日は地下鉄東西線の浦安駅から歩いて数分の所にある、「麺屋　永吉」に食べに行きました。

今日は昼の開店１５分前に店の前に到着し、先客は１人でした。
とりあえず、店主に口頭で人数を知らせた後、店の前の椅子に座って開店を待ちました。

開店後はカウンター席に座って特製咖哩つけめん（１１５０円）を注文。
トッピングの玉子を温玉か味玉か選べるので、味玉でオーダーして精算を済ませました。
実は、この店は注文してから食べる前に精算を済ませるという独特な方式をとっており、
慣れない人は戸惑いそうですが、客層がラヲタと地元の常連客に限られているのか、
みんな予め精算する準備をしていて、その辺は非常にスムーズに流れて行きます。

出て来たのは動物系と魚介系を合わせたあっさりめのWスープをベースに
スパイスでカレー味に仕上げたつけだれと冷水で締められた中太縮れ麺の組み合わせで、
つけだれには刻みネギが入り、チャーシューは麺の上に乗り、海苔、メンマ、
味玉、青菜が別皿に乗っている一杯でした。

つけだれは魚介系の香りを活かし、こだわっているという醤油ダレもきかせつつ、
カレー粉頼みではないカレー味になっていて、辛味の奥に甘味やほのかな酸味も感じさせます。
麺はコシがしっかりあってつけだれの持ち上げも十分です。

チャーシューは単体では割と薄めの味付ですが、この店ではつけだれに浸して
少し間を置いてから食べることを推奨しており、そうするとつけだれの味が染み込んで
なかなか良い感じになります。通常、トッピングの類をつけだれに浸すとつけだれの
温度が下がる原因になるので避けたいところですが、つけだれがしっかりと熱い状態で
出て来るので大丈夫なようです。また、スパイシーに味付けされたメンマもつけだれとの
相性ばっちりで、味玉の味の染み具合も過不足なく、青菜や海苔もアクセントになってます。

全体的には最近の流行とは一線を画した、店主の高い独創性を感じさせる隙のない一杯で、
独特のバランス感覚がすばらしいと思いました。が、この店で食べる時はいくつか留意点も・・・。

まず、基本的に店主が１人で切り盛りしているので待ち時間が長いことです。
今回も開店して席に着いてから着丼までの待ち時間は１ロット目にも関わらず２０分。
この待ち時間に関してはいかんともし難いものがあります。
ラーメン一杯食べるのに容認できる待ち時間は人それぞれでしょうが、
この店で食べようと思ったら気長に待つという姿勢が必要かと思います。
あと、店が狭いです。カウンター席のみで６席しかないのですが、問題は席数よりも
席の間隔と後ろのスペース。普通に食べていたら確実に隣の人に肘がぶつかるので
お互いに配慮が必要ですし、食べている人の後ろを通る時に全くぶつからないでというのも
ほぼ不可能です。よって、食べている最中でもその辺はお互いに気を遣う必要があるでしょう。
もっとも。食べに来ている人達もその辺は心得たもので、スムーズに出入りしてましたが・・・。

世界第２位の経済大国？

中国、ノルウェーに次々「制裁」　ミュージカルも中止(朝日新聞) - goo ニュース

国を挙げて駄々っ子同然の我がままっぷり、笑って良いのか悪いのか・・・。