鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

東京の豪雨から考える

2010年07月06日 11時03分17秒 | Weblog
昨夜は東京で豪雨被害が出ていました。被害にあわれた方々には、生活復旧に向けて大変なことと思います。
このような雨の降り方については、過去に例がないとのことで、一気に増水して水浸しになった街を見ると、やはり、私たちの生活のあり方を考えるべきなのだと思います。
だからと言って、あるニュース番組のキャスターがすぐ言っていたように、このような出来事を簡単に地球温暖化の影響と片付けることはどうかと思います。わかりやすいでしょうが、妥当でないと思いますし、そのような切り口もどうかと思います。

前にも書きましたが、二酸化炭素の排出が増えただけでなく、森林の伐採などが進んだこと、磯焼けやアマモ場の減少なども含めて、二酸化炭素をとりこむ力が弱まっていることも、二酸化炭素濃度の上昇には影響があるはずと思います。
この後者の観点から考えれば、過度の都市開発の影響がないはずありません。
コンクリートやアスファルトなどで地面を固め、地面が水を吸う力を減らしてしまったのは他でもない私たちではないでしょうか。

このように起こっている豪雨災害から考えれば、地方都市である鈴鹿市においても、被害が起こってからでは遅いのは明らかなのですから、そのようなことへの対応をしっかり考えた上で都市のデザインを考えるべきと考えます。
いくら豪雨対策を考えたと言っても、人間の想像など簡単に越えるのも自然ではないでしょうか。昔から水がつくと言われているところに、大きな公共施設を建てることはするべきではないことと思います。

それよりも、高台になるところに公共の施設を建設して、災害避難地としても機能させるほうが重要なはずです。その意味でも、NTT西日本研修センタ跡地南側は非常に意味のある地だと考えます。
現在、戦略的に市のことを考えるセクションで、このようなことが考えられているのかといえば、疑わしいとしか考えられません。自分の仕事の任期の間、大きな出来事もなく通りすぎればいいと思っているのかもしれません。

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