日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

自民党は178万円を123万円に値切ったが、その報いは次の参議院選挙で受けることになる

2024-12-25 09:47:34 | 日本の政治システム
103万円の壁ひきあげをめぐる今回の駆け引きでは自公政権が勝利したと言われている。国民未民主党の178万円まで引き上げという要求を123万円という最低限の妥協で補正予算を通すことに成功したからである。

このうらには財務省の全面的な支援があったからに他ならない。得意のマスコミ操縦で不足する財源をどう調達するのかという問題に注目を集めることと維新の会の要求を呑むことで補正予算を通した。

補正予算を人質にして178万円まで引き上げるという国民民主党のプランは失敗に終わった。国民民主党はまだあきらめておらず、今度は予算法案を武器にしてより多くの引き上げを図ると思われるが、維新の動向によってはその額も150万円いかに抑えられる可能性は高い。

一見自民党が勝利したように見えるが結果はそうはならないだろう。財務省は勝利したが自民党にとっては勝利とはならない。

国民の財務省と自民党に対する怒りは若者層を中心に燃え上がっており、次の参議院選挙では自民党の更なる議席減は避けられない。

一方で国民民主党については戦略的には失敗したが、178万円への引き上げを引っ込めない限りは参議院選挙でも支持率は十分に拡大すると思われる。維新の会は今後の103万円の壁ひきあげへの対応いかんによっては大幅な議席減は避けられないだろう。
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