先々週、ちょいと「月の虹」で一人、裏庭の門扉を取り付けていると店の前の「田んぼ」で測量が始まる。
直ぐに、それが何を意味するか察し、測量士に声を掛ける。
「農転ですか?」
測量士(ハイ)
残念・・・。市街地では珍しく「田んぼ」が残る「月の虹」の前。
今は菜の花が咲き、5月に入れば田は耕かされ、やがて田植えが始まるいつもの風景。
夏になれば一面緑に覆われ、虫たちが競い合うように鳴き、夜になれば蛙の合唱が始まる。
そんな風景も今年はもう見られないようで・・・。
帰宅後、土花吉の妻に報告すると結構、ショックなようで落ち込んでいる。
彼女にとってみれば、小さい頃から慣れ親んだいつもの景色で、それが当たり前のようにも感じていたはず。
昨年、「月の虹」に店の飾りにと頂いた「あきさかり」の稲穂が、この「田んぼ」の最後の置き土産になっちゃいました・・・。
(昨年の記事:「ご来店ありがとうございました。」)