カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

砂子の里資料館

2015-07-16 | 美術
 雨続きの天気から一転快晴猛暑の天気が続いて高温多湿に弱いので、このところ撮影はお休み。そこで2か月近く前、5月下旬にでかけた川崎で撮った写真から。
 「砂子の里資料館」は浮世絵を展示しているので前から一度行ってみたいと思っていた所で、私設の資料館にも関わらず無料です。館のちょうど前に古いスタイルの赤いポストが立っていて絵になります。浮世絵は退色の進んだものもありましたが、歌麿を中心に70点ほどが展示されていました。
 
 すぐ近くには数年前にオープンした「東海道かわさき宿交流館」があり、こちらも初めて行ってみました。東海道53次の宿のひとつとなっていた川崎宿についての展示がされていますが、行ったときはちょうど大石芳野さんの震災後の福島を撮ったドキュメントの写真も展示中でした。それを見ると原発事故がなかったかのように動いている世の中に愕然とする思いでした。
 
 
 帰路も多摩川の土手沿いの多摩川サイクリングロードを走って帰りましたが、写真は多摩川を渡る京浜急行線。多摩川サイクリングロードはなぜかこの辺りまでは延びておらず舗装されていないので、上流に向かってしばらくは砂利道を走らされます。
 
 
 今日、衆議院で安保法制法案が採決される見込みだという。国民の多くが疑問を投げかけ、反対あるいは理解できないとしているのに安倍首相は聞く耳をもっていないようだ。どう考えても憲法を改正せずに集団的自衛権を発動できると解釈するのは無理があると思える。そうしたいなら堂々と憲法改正をしてから進めるべきだ。そもそも平和主義と言えばよいものをわざわざ「積極的」などというところから、うさんくささを感じる。戦後、平和国家として国際貢献してきたことで日本は信頼され独自の価値をもつ国家となっていると思うが、そうした信頼の基盤を壊すことになるのではないか。

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