カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

イタリア・フィレンツェ③

2019-11-13 | 海外旅行
 翌日も午前中はフィレンツェ。朝出発までの時間ホテル前で探鳥。きれいな声で囀っているのはヨーロッパコマドリ。大きな木の上の方で鳴いているので撮影は無理でした。
 10羽ほどの群れで盛んに飛び回っていたのはヒガラ。こちらは低い枝にもやってきたのでなんとか撮れました。
 
 他にも名前のわからないムクドリ大のもの、キジバトの仲間、スズメの仲間など少なくとも5種類の野鳥が確認できました。
 ホテルはフィレンツェの中心部から離れた所にあり、バスの出発が少し遅かったので中心部に着いたときには10時頃になっていました。
 この日の目的はまずはサン・マルコ美術館に行くこと。さらに時間があればメディチ家礼拝堂を見る予定でした。いずれも前回は見ることができなかった所です。
 バスはサン・マルコ美術館からはだいぶ離れた場所に着いたので美術館まで30分ほど歩いてやっと着きました。
 
 中庭は花で彩られていました。
 
 サン・マルコ美術館は元は修道院だったもので、そこの修道僧でもあったフラ・アンジェリコのフレスコ画が特に有名です。
 通路の両側にはたくさんの僧房が並んでいます。
 
 その僧房の中に描かれたフレスコ画。
 
 こちらが特に観たいと思っていたフラ・アンジェリコの「受胎告知」。水彩で描いたような軽やかさと温もりが感じられる静謐な画面。なぜか涙が滲み出てきました。
 
 別の展示室には楽譜などが展示されていました。
 
 何度も「受胎告知」の前に戻って眺めたので美術館を出たのは入館から1時間半後でした。メディチ家礼拝堂を見るには少し時間が足りなくなり集合場所までゆっくり歩いて向かうことにしました。
 イタリアでは軽自動車よりもずっと小さな1人か2人乗りの車を時々目にしました。日本でもこうしたタイプの車が公道を走れるように法改正が検討されているようですが、ヨーロッパでは数年前から普通に走っています。
 
 集合場所はアルノ川河辺の道路。アルノ川に別れを告げます。
 

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