平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ラブコメ 「金田一少年の事件簿」

2007年02月14日 | コミック・アニメ・特撮
 金田一少年の事件簿は毎回、金田一くんと美雪のラブコメで始まる。

『学園七不思議殺人事件』ではミステリー研究会の桜樹るい子がミス研に金田一を入れようとする。
 るい子の魅力に下心いっぱいの金田一。
 ここで嫉妬した美雪が登場。
「先生~~、金田一くんが屋上で不純異性交遊していま~~す」
 そんな美雪にるい子は「あなた、金田一くんの恋人?」と聞くが、ここはラブコメの王道、みゆきは「そっそんなんじゃありません。あたしは幼なじみで」と否定する。
 るい子はさらにつっこむ。
「だったら彼を何に誘おうとあなたには関係ないじゃない」
「男は自分を束縛する女をうっとうしいと思うものよ」
 るい子が金田一にこだわる理由を美雪が尋ねると「あなたも女だからわかると思うけど、優秀なオスの精子を受けたいと願うのはメスとしての当然の行為だと思わない?」と返す。
 こんなるい子の大胆発言に顔を赤らめる美雪。
 そこへ金田一が登場。
 冷静を装って「色仕掛けなんてムダですよ。俺は(ミス研)に入部する気なんてありません」と否定するが、るい子には次の様な指摘をされる。
「そう?下半身は入部したがっているようだけど」
 金田一の下半身がもっこりジタバタしていたのだ。

『悲恋湖殺人事件』ではこう。
 初体験を済ませたクラスメイトの話に焦る金田一。
 経験がないことを冷やかされて「こーなったら名探偵と言われたジッちゃんの名にかけて、初体験をする。夜バイをかけてでも!!」と宣言する。
 そして美雪の家。
 美雪は「悲恋湖の別荘ツアーに代わりに行ってくれないか」と従弟に言われている。
 従弟は大学が追試になって行けないのだ。
 ツアーチケットは2枚で彼氏を誘っていっしょに行けと言う従弟。
 美雪は金田一の姿を思い浮かべるが、慌てて否定。
「彼氏なんていません!私、そんなもの!」
 チケットを返す。
 そこへ金田一が登場。
「ちょ~っと待ったあ!そのリゾート村ボクが行きます!!」
 この時金田一は夜バイのため、手ぬぐいでほっかむりをしている。

 エッチしたい心でいっぱいの金田一と金田一への気持ちを否定する美雪。
 思春期のワンシーンとしてふたりともかわいい。

 そしてこれが少年漫画のラブコメの基本パターン。
 このパターンを崩してアレンジするところに新しいラブコメが誕生する可能性があると思うのだが、いかがだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする