平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ロンドンハーツ 50年に一度の勘違い男SP

2009年02月04日 | バラエティ・報道
 「涙」でブレイクした?狩野英孝ドッキリ第2弾!

★テレビの可能性
 テレビ朝日上層部による企画意図は<未来のテレビの可能性>。
 そうですね、今回の内容は<未来のテレビ>として十分にあり得るものではないでしょうか。
 つまり新しいドラマの形。
 今回の内容は例えば『小室哲哉物語』と言ってもいい。
 あるひとりのアーティストの栄光と転落。
 もちろん小室さんは曲作りの天才だし音楽とは真面目に向き合っていたと思うが、その他の部分は小室さんのドラマと言っていい。
 つまり
 <まわりに持ち上げられて勘違いしてしまった男のドラマ>
 <世界を目指して転落した男のドラマ>
 ドッキリという半ばドキュメンタリーの手法ゆえ通常のテレビドラマのウソっぽさはない。
 視聴者は半ばリアルな感覚でドラマを見る。
 同時に人が勘違いし思い上がっていくというテーマを感じることが出来る。
 これぞ新しいドラマの形。
 ある意味「あいのり」もそうですね。
 僕が「ロンハー」や「あいのり」に惹かれるのは既存のドラマのウソっぽさが退屈だから。
 おそらく今回の「ロンハー」は数字を獲るでしょう。
 なぜならこれは視聴者が求めている<新しいドラマの形>だから。

 今期のテレビドラマは不調らしいですね。
 それはテレビドラマが時代のニーズに合っていないから。
 映像では映画の方が断然面白いし、他に面白いものはいくらでもある。
 テレビドラマ製作者は大いに反省すべき。
 
★称号をつけられるということ
 「キモい男」「50年に一度の勘違い男」「メロディ工場の工場長」「50TA」。
 「ロンハー」出演で様々な称号がつけられていく狩野さん。
 タレントとしては美味しいでしょうね。
 <勘違い男>というだけで仕事が来る。
 高田純次さんの<いい加減男>と同じ。
 逆につらいのは名前を言われて何のイメージも湧いてこないタレントさん。
 求められることが限られてくるというリスクはあるが、タレントさんが称号を持つことは重要です。

 しかし<狩野英孝>という名前を捨ててしまうなんて。

★狩野さんの曲作り
 今回は狩野さんの曲作りの過程も披露。
 「Go to heaven」はアダルトチャンネル・ペイテレビを見て作られた曲。
 「パーフェクトラブ」と「インドの牛乳屋さん」はこれらのお題を与えられて出来た曲。メロディが降りてくるらしい。
 「インドの牛乳屋さん」のデモテープではインドの都市名を羅列したAメロに大爆笑!
 創作の過程とはこんなものなのかもしれませんね。
 だから創作者は舞台裏を見せない。

 「50TAラップ」の「コロコロコミック読んで」には笑った!

※追記
 今回の内容は<新しいテレビの可能性>だったが<新しい音楽ビジネスの可能性>であるかもしれない。
 おそらく今回の5曲かなりの数ダウンロードされるだろう。
 面白度と話題性は十分ですからね。
 番組と連動した音楽配信。
 ここに新しい音楽ビジネスの可能性がある。


コメント
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