平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

血液型別オンナが結婚する方法 A型・B型

2009年02月25日 | 恋愛ドラマ
 血液型別オンナが結婚する方法。

★まずはA型。
 <几帳面><細かい><内弁慶><耐え忍ぶ>……。
 よくわかります。僕はなぜかA型女性と関わりが多いので。

 このドラマを見て思うのは<人は何かに縛られている>ということですね。
 それは<性格>や<性別>であり今回の<血液型>であり。
 「学生は学生らしく社会人は社会人らしく」と言われる様に<職業>もそう。

 A型の春川幸恵(加藤ローサ)のエピソードはそんな縛られている自分をブチ壊そうというお話。
 物語の結論は『無理をせず自分らしく生きよう』『自分らしく生きていればそれを認めてくれる人が現れる』というオーソドックスな結論。
 最後に渡辺誠(野久保直樹)が幸恵を受け入れるだろうなというのも見え見え。
 でも面白い。
 理由は春恵が「A型だからってナメんなよ」とB型に敵意むき出しにしてがんばっているから。
 ミステリアス、フェロモン、ドジ、てへっ! ボディタッチ、隣をGET!
 実に楽しい。
 260万ぐらいあった貯金が10万円台に減っているというのもうまい小道具でわかりやすい。
 そしてクライマックスの走り。
 <恋愛ドラマは走らせろ>の鉄則どおり春恵は走るがちゃんとオチがある。
 <こんな時でも赤信号で止まる>
 <だけど底力がある>
 A型の属性を見事なオチにしている。
 ここが上手い。

★次にB型。
 <自由でいたい><変わっているはホメ言葉><思い立ったらすぐ行動><好奇心旺盛>。
 なるほど僕が苦手なタイプだ。今までA型の人との関わりが多かった理由がよくわかった。

 ドラマとしてはテレビのシナリオライターの現実が垣間見られて楽しかった。
 ボツになったバレリーナの絵がふたりの心を繋いだという小道具の使い方もいい。
 ただ残念なのはB型の属性でドラマになっていないこと。
 <家庭を持つのが怖い>というのはB型の特性でなく春恵の特性ですからね。
 だからオチも<打たれ強い>。
 A型の時の様なキレがない。
 脚本の根津理香さんはA型? だからB型はイマイチ?と勘ぐってしまう。

 この企画の収穫はハリセンボンの近藤春菜さん。
 4話すべてに出るんだ。
 それも違ったキャラクターで(A型ではイケてる女性、B型では主婦)。
 こういう遊びは楽しい。


コメント (2)
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