平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

テレビでは過剰な人を見たい

2009年06月05日 | バラエティ・報道
 今週のバラエティ(6/1~)はふたつ。

★しゃべくり007
 珍獣ハンター・イモトが登場。
 この人、僕はファンなんですよね。
 日曜日はNHKの大河ドラマが終わった後に「イッテQ」を見る。するとイモトさんが出てる。

 人食いワニとの対決、カメレオンと真剣白刃どり、ライオンに猫じゃらし、チーターとの100メートル走……。
 たった1年間で数々の伝説を作った。
 彼女の地球の走行距離と同じくイモトはこの1年を走りまくった。
 実に見事です。

 そこで今回のタレント論。
 タレントは<過剰>でなければならない。
 おバカなことを含めて一般の人に「よくやるよ」と言わせるのがタレントさん。
 タレントとはエネルギーが過剰な人。
 イモトさんはその条件を満たしている。
 卓越した芸があるわけではないが、そのエネルギーで人を圧倒し元気にする。

 一方、大丈夫かなと思ったのは品川庄司の庄司智春さん。

★ロンドンハーツ
 ミキティとの破局をさせないために庄司さんにアドバイスという企画。
 しかしこの場での庄司さんは<一般人>になっていた。
 アドバイスをただ聞いているだけで笑いにつながるリアクションもない。
 お相手の藤本美貴さんに怒られるから、彼女に関するネタはNGらしい。
 だから黙って聞いているリアクションしか出来ない。
 視聴者が一番知りたい、期待していることを話せない。
 これは芸人としてはつらいですね。
 同じ感じでは藤原紀香さんと結婚・破局した陣内智則さんがそうだった。
 ネタにできたのは「俺の嫁は紀香やぞ!」だけ。
 それで息詰まって結局破局。

 もともと庄司さんは相方の品川さんの様にトークや話の切り口が上手い人ではない。
 とすると何で勝負していくか?
 「深イイ話」で島田紳介さんが語っていたが「芸人になるのはモテたいため。イイ女を捕まえたいため」
 その目的を達成してギラギラものをなくしてしまった庄司さん。
 おふたりの結婚は祝福したいが、芸人さんとしての方向性をしっかり定めないと……。
 同番組で土田晃之さんがアドバイスした<子だくさん芸人>の道もあるが、それには時間がかかる。

 芸風は違うが、庄司さんはイモトさんの様なパワーをもう一度取り戻すべき。
 イモトさんには売れるためにはライオンと格闘することを辞さない覚悟がある。
 一方、庄司さんは……?今じゃ結婚して幸せなフツーの人。
 テレビでは<過剰な人>を見たい。 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする