5日目の午前中、ストラトフォード・アポン・エイボンの街を散策して
午後、リバプール行きの電車に。
ここで由々しき事態発生(いや、最初から分かっていたことですが)。
それまでずっと電車やらホテルやらの手配をして下さり、
てきぱきと誘導してくれたKさんが、ロンドン郊外の自宅にお帰り。
イギリスに来て以来、英語に自信を失くしていた私が
さらに英語がお得意でない二人を引っ張って行くことになる。
しかも私は、致命的な方向音痴ときている…
大きなリバプールの駅の構内でkさんと握手をして別れ、
駅から一歩外に出た瞬間、息を呑みました。
それまで静かな大学都市や、牧歌的な観光都市を歩いて来た私が見たのは
路上にゴミが舞い散り、港からの風に襟を立てて多くの人が足早に歩いている姿。
ビートルズを輩出した港湾都市リバプール。
そういえばAJが、リバプールではくれぐれも気をつけてって言ってたなあ…
駅の自動販売機で市内の地図を買い、予約したホテルを目指したのですが
どうにも分かりにくい。
道行く人に訊いても、言葉は益々酷く訛っているし、
新しいホテルなので場所を知らなかったり。
この頃になると私も少し要領を得てきて、”身なりの良い人に訊けば英語が分かる”
ということが分かってきたのですが、
しかし道に迷って困った時に、スーツ姿の人なんて中々現れない…
泣きたくなるような思いでトランクを引き摺りながら、散々訊いて、
なんとか辿り着いたのでした。
「Harddays night Hotel」(四つ星)はしかし、中々素敵なホテルでした。
外見は古く大きな建物ですが、その中を改装して去年できたというこのホテル、
名前からして分かるようにビートルズ一色!
全館にビートルズの曲が流れ、廊下や部屋にはビートルズの巨大な写真が飾られ(写真)、
彼らがデビューした「Cavern Club」から徒歩一分の立地ときている。
それまでは4人だったので、ツインルームを二つ取っていたのですが、ここからは3人。
イギリスのホテルというのは(少なくとも私が泊まったホテルは)、シングルルームと
いうのがあまりないようで、一人だとダブルルームのシングル・ユースということになる。
しかも、ツインもダブルもそんなに値段は変わらないので
ダブルのシングル・ユースというのは割高になるのです。
それでも、一人の開放感には変えられない。
私はこの日、ジャンケンに負けて一人部屋になり、思う存分一人を満喫したのでした。
各部屋には大きなPCがあり(今回の旅行ではこんな設備はここだけだった)、
私は小躍りしたのですが、その使い方がどうにも分からない。
マウスもないし、大体、最初の入り方が分からない。
フロントに電話して、只でさえ分からないリバプール訛りでPCの説明を訊くという
恐ろしいことをして、なんとか使えるようになったのですが
ようやく出た画面、漢字は全部、四角にしか見えない。
タイピングは当然、英語しかできないし。
それでも久しぶりのPCは嬉しかった…
「Cavern Club」は裏通りの、薄暗い階段を下りた地下にあって今も営業中、
「汗の匂いが満ちた労働者のための酒屋」(Johnの言葉)ですが
ビートルズ・フアンが世界中から集まり、活気に満ちていたのでした。
「Harddays night Hotel」
午後、リバプール行きの電車に。
ここで由々しき事態発生(いや、最初から分かっていたことですが)。
それまでずっと電車やらホテルやらの手配をして下さり、
てきぱきと誘導してくれたKさんが、ロンドン郊外の自宅にお帰り。
イギリスに来て以来、英語に自信を失くしていた私が
さらに英語がお得意でない二人を引っ張って行くことになる。
しかも私は、致命的な方向音痴ときている…
大きなリバプールの駅の構内でkさんと握手をして別れ、
駅から一歩外に出た瞬間、息を呑みました。
それまで静かな大学都市や、牧歌的な観光都市を歩いて来た私が見たのは
路上にゴミが舞い散り、港からの風に襟を立てて多くの人が足早に歩いている姿。
ビートルズを輩出した港湾都市リバプール。
そういえばAJが、リバプールではくれぐれも気をつけてって言ってたなあ…
駅の自動販売機で市内の地図を買い、予約したホテルを目指したのですが
どうにも分かりにくい。
道行く人に訊いても、言葉は益々酷く訛っているし、
新しいホテルなので場所を知らなかったり。
この頃になると私も少し要領を得てきて、”身なりの良い人に訊けば英語が分かる”
ということが分かってきたのですが、
しかし道に迷って困った時に、スーツ姿の人なんて中々現れない…
泣きたくなるような思いでトランクを引き摺りながら、散々訊いて、
なんとか辿り着いたのでした。
「Harddays night Hotel」(四つ星)はしかし、中々素敵なホテルでした。
外見は古く大きな建物ですが、その中を改装して去年できたというこのホテル、
名前からして分かるようにビートルズ一色!
全館にビートルズの曲が流れ、廊下や部屋にはビートルズの巨大な写真が飾られ(写真)、
彼らがデビューした「Cavern Club」から徒歩一分の立地ときている。
それまでは4人だったので、ツインルームを二つ取っていたのですが、ここからは3人。
イギリスのホテルというのは(少なくとも私が泊まったホテルは)、シングルルームと
いうのがあまりないようで、一人だとダブルルームのシングル・ユースということになる。
しかも、ツインもダブルもそんなに値段は変わらないので
ダブルのシングル・ユースというのは割高になるのです。
それでも、一人の開放感には変えられない。
私はこの日、ジャンケンに負けて一人部屋になり、思う存分一人を満喫したのでした。
各部屋には大きなPCがあり(今回の旅行ではこんな設備はここだけだった)、
私は小躍りしたのですが、その使い方がどうにも分からない。
マウスもないし、大体、最初の入り方が分からない。
フロントに電話して、只でさえ分からないリバプール訛りでPCの説明を訊くという
恐ろしいことをして、なんとか使えるようになったのですが
ようやく出た画面、漢字は全部、四角にしか見えない。
タイピングは当然、英語しかできないし。
それでも久しぶりのPCは嬉しかった…
「Cavern Club」は裏通りの、薄暗い階段を下りた地下にあって今も営業中、
「汗の匂いが満ちた労働者のための酒屋」(Johnの言葉)ですが
ビートルズ・フアンが世界中から集まり、活気に満ちていたのでした。
「Harddays night Hotel」