Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

どうしたら向きが変わるの?

2012年04月30日 | Weblog
昨日、FBで見つけたこの動画。
どう頑張っても私には左回りにしか見えない。
でも夫や息子は、どちら向きにも見えるという。

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何年か前にも同じような動画で悩んだなあと思って
探したら出てきました。

http://tinyurl.com/33va3f

2007年、もう5年前になるんだ…
この踊り子も、私には最初左回りにしか見えなかった。
でも右回りにしか見えないという人も、途中で向きが変わるという人も。
なんで私には左回りにしか見えないの?と散々悩んでいるうち、
こんなサイトを見つけたのでした。

3秒でわかる右脳左脳トリックのウソ
http://d.hatena.ne.jp/partygirl/20071011
これでようやく、右回りにも見えるようになったのでした。
で、今回の猫にも当てはめてみた。
こちらに背中を向けて向こう向きになっている猫が
そうじゃなくてこちらを向いているのだと思い込む。
そして右回りだと思い込む。
とにかく思い込む。

こちらの猫の方が、私にとっては難易度が高かった…

右回りに見えたら右脳派、左回りだったら左脳派という説は
私はあまり信用していないのですが
自分が思い込みが激しい人間だということだけははっきり分かりました。
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栄枯盛衰物語@シェ松尾

2012年04月29日 | グルメ

シェ松尾青山サロンでは、二匹の黒豹がゲストを迎えてくれます。

 アスパラガスのブラマンジェと天使海老のミキュイ

 グリンピースのヴルーテとニンジンのフラン

 スズキのヴァプールにムール貝のソース

 ケンボローポークのロースト

 フランボワーズのシャーベットと木苺のパイ

小菓子とコーヒー

奥に鎮座する、1898年製というスタインウェイのピアノがなんともゴージャス。
肉料理は少々塩辛すぎたように思いますが
魚は、ムール貝のソースがこってりとして大変美味しかった。
この日は女友達と楽しくランチしたのですが、その夜、夫にその話をすると
あの店は経営者が変わったんだよと言う。
え?だって雰囲気も名前も昔のままだったわよというと
経営が行き詰って、もう2~3年前に売り払ってるよと。

検索してみたら、確かに出てきました。
”高級フランス料理店「シェ松尾」が経営難に陥り、事業を譲渡することが分かった。
渋谷の松涛レストランを除く事業全体が中華料理店を運営するホーコーフーズに譲渡。
東京商工リサーチによると、2007年3月期には約19億5000万円だった年商が、
09年3月期には約13億3000万円に減少。不景気の影響で接待に利用する企業が減少し、
金融機関からの資金調達も困難になっていたという。”
http://www.j-cast.com/2010/09/22076463.html

知りませんでした。
松濤のシェ松尾本店といえば、ミシュランにも載ったグランメゾン。
20年以上も毎日満席を続けたという伝説の店なのに。
世の中ってどんどん変わっているのですねえ。
栄枯盛衰、盛者必衰。
と、世間知らずの主婦はしみじみ思ったのでした。

シェ松尾 http://www.chez-matsuo.co.jp/
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世界一危険な道「ルート・アイリッシュ」

2012年04月28日 | 映画


2010年イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・スペイン映画。
監督ケン・ローチ。
戦争映画というだけでもいい加減残酷でつらいのに
その主人公が、ただ金儲けのために戦争に行った傭兵だとしたら?
その傭兵を派遣することで私腹を肥やした民間軍事会社の非人道的な行為を
照らし出すのがテーマの映画だとしたら?
考えるだけで気が滅入るのですが、備忘録として記しておこうと思います。

バグダッドに実在する、世界で一番危険な道とされる「ルート・アイリッシュ」。
そこで死亡した親友フランキーの死因解明に乗り出したフランキー。
二人のイギリス人はどちらも貧困層の出身で
「月給1万ポンド」という高額の報酬に釣られてイラクに赴く。
そこでどんな残酷なことが日々、行われているのかも知らずに…

私は知らなかったのですが
イラク戦争は、軍から民間軍事会社に業務が委託され、16万人の民間兵が起用された
「民営化された戦争」でもあったのですね。
そしてイラクでは、自爆テロの危険を回避するため、
相手が100メートル以内に近づいたら発砲してよいということになっている。
しかも民間兵は武器を持たない相手を誤って撃っても罪に問われない、と。

そんなことが許された戦場がどんなことになるかは
火を見るよりも明らかです。
フランキーもファーガスもぼろぼろに傷つき、心を病み…
しかも、もっと酷い目に遭っているのは、銃で装備した民間兵ではなく、
他でもないイラクの、そこに住む丸腰の人々なのです。

ハンカチ一枚とバケツ一杯の水で
あれほどに残酷な拷問ができることも知らなかった。
手足を縛った人間を仰向けに寝かせ、顔をハンカチで覆い、そこに静かに水を垂らす。
"no blood, no fail"(無血ならセーフ)の言葉通り、
血を流すこともなく、罪に問われることもなく、人を簡単に殺すことができる。

映画冒頭で、貧しい少年時代のファーガスとフランキーが
英国の冬の寒空の下で夢を語る場面があります。
外国に行くならどこに行きたい?
オーストラリアがいい、ニュージーランドがいいだのと夢を語る二人。
しかし大きくなった二人が行ったのは、この世の地獄であった。
最後はあまりにも空しい結末で、無力感だけが残るのでした。


「イラク戦争の民営化」についての朝日新聞の解説を追記しておきます。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201203220223.html
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最後の力をふり絞って

2012年04月24日 | 社会


トキのひなが、自然界では36年ぶりに生まれたというニュースに小躍りしたのですが
1羽ではなく3羽になったという続報が。
ああ、よかった…

2003年10月、日本産最後のトキ「キン」が死んだ時、
かなりの大きな記事となって新聞に出たことを覚えています。
かつては日本の各地で自由に飛び廻っていたという美しい鳥トキ。
乱獲や環境変化のために激変し、最後の1羽となってしまった「キン」。
「キン」(雌)は幼鳥の時に捕獲され、生涯の殆どを佐渡トキ保護センターで過ごし、
日本産最後の雄や、中国産の雄とカップリングを試し、二世の誕生を期待されたが
いずれも上手くいかなかった。
35年という長きに渡って飼育された「キン」は
老衰で視力を失いながらも突然飛び立ち、ケージの扉に激突して死んだというのです。
最後の僅かな力をふり絞って、野生に帰ろうとしたのか。
薄桃色の美しい鳥の最期はあまりにも悲しく、
私はいまだに忘れられなかったのでした。
関係者の悲しみや絶望はどれほどのものであったことか。
遂に絶滅なんて、ここまでなる前になんとかならなかったのかと
ニュースを読んだ誰もが思ったことでしょう。
「ニッポニア・ニッポン」という学名がまた、悲しすぎるではありませんか…



一口に36年と言っても
その間にどれだけの関係者の苦労、涙、努力があったことか。
大事に大事に育てたトキが、一晩のうちに10羽もテンにやられてしまったのも
最近のことだったような。
ようやく生まれた3羽のひなも、カラス、トビ、ハヤブサなどの天敵の心配や
親鳥がまだ若いために、ちゃんと育てられるかどうかという不安も満載なのだそうです。
しかも自然に放したトキであるがために
人間が助けてやれないのも歯痒いところ。
トキ、がんばれー!とエールを送らずにはいられません。

写真はネットから。

放鳥トキ、巣に3羽のひな確認 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000153-jij-soci
日本トキ最後のキンが死亡
http://www.niigata-nippo.co.jp/toki/way/2.html
『ニッポニア・ニッポン』最後の飛翔
http://www.ufpress.jp/archives/000030.html
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この子を残して死ねない「海洋天堂」

2012年04月22日 | 映画


2011年中国映画。
監督シュエ・シャオルー、音楽久石譲、 撮影クリストファー・ドイル。

まさかの衝撃的なシーンで映画は始まります。
青い空、青い海、波間にたゆたうボート。
嬉しそうにはしゃぐ息子と、並んで座る父親。
しかしその足には、大きな石のおもりがしっかりと縄で結わえつけられ…



中国、チンタオの水族館で働く父親は、妻に先立たれた後、男手一つで
自閉症の息子大福(ターフー)を育ててきたが、末期の肝臓癌と宣告され、
思いあまって心中を決意するのです。
しかし泳ぎの上手いターフーは、難なく縄を解いて水面に浮かび上がってしまう。

無理心中に失敗した後、父親は決心を新たにし、
受け入れてくれる施設を探す傍ら、息子に生きる術を必死に教えようとする。
卵の割り方、卵の茹で方、服の脱ぎ方、バスの乗り方と降り方。
何度も何度も教えて練習した後、息子だけをバスに乗せ、
先回りしてバス停で待つのですが、息子を乗せたバスはそのまま行ってしまおうとする。
慌ててバスを止める父親に、「降りたいのならちゃんと言ってよ!」と怒る車掌。
普段は物静かな父親が「言いたくても言えない子もいるんだよ!」と
怒鳴り返すシーンは印象的でした。

身体だけは父親よりも大きな21歳の息子。
成人を過ぎた障害者を受け入れてくれる施設が中々ないのは
中国も日本も同じですね。
この子を残して死ねない。自分が死んだらターフーは…
末期癌患者の父親の焦りと悲しみがひしひしと伝わってくる。
この監督は14年間、自閉症支援施設でボランティア活動をしていたのだそうです。

癌の痛みと闘いながら
最後に父親が息子に教えたかったことは。
知的障害を伴う重度の自閉症児の息子に、どうしても教えたかったことは。
それが分かった時は、涙を止められませんでした。
そして、父親の教えはしっかりと息子に伝わった。
そう思えるから、悲しい結末にも救いが感じられるのです。
世界的アクション俳優のジェット・リーが脚本に涙し、ノーギャラで出演を決めたという
理由が、しみじみと納得できるのです。

「海洋天堂」”Ocean Heaven” http://www.crest-inter.co.jp/kaiyoutendo/

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「オレのこと見てたんだ」

2012年04月20日 | 家庭
外出中の私の携帯に、次男から電話がかかってきたのは2日前のこと。
大学生の次男が私に電話なんて、年に数回というところ。
「イヌ、拾ったんだけど」
「え?」
「だから、イヌ拾った」
犬ってそこら辺に落ちているものなのか?
私の頭に一瞬浮かんだのは、段ボール箱に入れて捨てられた仔犬。
「仔犬?」
「いや、成犬だと思う」
なんで成犬を拾うのよ…!?

要領を得ない次男の話をまとめると
学校に行く途中、我家と駅の間の歩道でポメラニアンがふらふらしていた。
車道に出そうで危ないので、呼んでみたら寄って来た。
頭を撫でてやったら嬉しそうにしていた。
次男はその犬を抱いて、近くの交番に連れて行ったのだそうです。
交番では2日間は預かるが、その間に飼い主が見つからなかったら
保健所行きだと言われたと。
で、ウチで引き取れないか?という、交番からかけてきた電話だったのです。

だってウチにはタロウがいるじゃないの…
私が住んでいるマンションはペット可ではあるが
小型犬一匹までという条件があるのです。
そう私が電話で答えると、次男、そのイヌを結局交番に置いてきたのだと。

次男は私にはちっとも優しくない癖に、イヌには優しい。
あのイヌ、オレのこと見てたんだよな、などとその夜帰ってきて言う。
大丈夫よ、飼い主が現れるわよ。
でも首輪もしていなかったんだよな。
ということは捨てられたのかもしれない、
やっぱり保健所行きかな、と。

きっと飼い主が現れるよと私は繰り返したのですが
一日経っても二日経っても何の連絡もない。
本当に保健所に送られちゃったのだろうか?
私も気になって、会ったこともないポメラニアンが
保健所の檻の中で悲しげな顔をしている姿が浮かんでくる。
遂に三日目の今日の夕方、交番に電話してみました。

すると、とっくに飼い主の元に引き取られたということ。
いいんですけど…
次男は交番で住所氏名を訊かれたというので
それならきっと連絡があると思っていたのです。
もし我家のタロウが行方不明になったりしたら
私は夜も眠れず探し回ってそこら中に訊き回って
誰かが保護してくれたり交番に届けてくれたりしたら
もう嬉しくて嬉しくて、ケーキを山ほど買ってお礼に走るでしょうに。

お礼が欲しいと言っているのではない。
授業に遅れるのも構わず交番まで届けて、保健所行きかと心配していた次男に
せめて一言知らせて安心させて欲しかった。
せめて一言、お礼の言葉が聞きたかった。
世の中には色々な人がいるものです…



一週間たってもまだ綺麗に咲いているので載せてみました。



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バービー人形たちのいじめ「ヘルプ」

2012年04月19日 | 映画


2011年アメリカ映画。オクタビア・スペンサーがアカデミー助演女優賞を受賞。
1960年代のアメリカ南部ミシシッピー州ジャクソン。
人種差別が激しいこの地域で、メイドとして働く黒人女性たち(ヘルプと呼ばれている)と
上流階級出身だがリベラルな考え方をする白人娘。
彼らの交流を通して、醜い人種差別と美しい人間愛を描き出している。
非常に重いテーマでありながら、ユーモアを交えて温かく描いているあたりが
この映画の評判がやたらよい所以でしょう。



主人公の白人娘スキーターが、周りの友人たちと違って黒人を見る目が暖かいのは
黒人メイドのコンスタンチンに愛情深く育てられたのと
大学に行って多少は広い世間を見ることができたからか。
4年ぶりに戻ってきた故郷の田舎町の新聞社で小さな仕事を見つけるが
彼女はジャーナリストになりたいという野望を持っていた。
黒人メイドの証言から告発本を書いて、差別の実態を世の中に訴えたいと思うが
しかし生活がかかっている黒人たちは、中々真実を語ろうとしない…
雇い主の着飾った白人女性たちは彼らを徹底的に見下し、
同じトイレさえ使わせないというのに。



スキーターと黒人メイドとの交流もさることながら
仲間はずれの白人女性シーリア(写真上の左側)とメイド・ミニーとの暖かいエピソードも
見逃すことができません。
ネットでレビューを少々読んでみたら
天然キャラのシーリアが微笑ましかった、というような意見が見られましたが
これはそんな単純な話ではない。
ホワイト・トラッシュと呼ばれる白人貧民層出身のシーリアもまた、
差別主義の犠牲者であるのです。
日々「慈善活動」にいそしむ白人上流階級の奥方たちの苛めは、
なんと凄まじいものであることか。
シーリアからの電話には出ない、会合には呼ばない、徹底的に仲間外れにする。
今は裕福なシーリアは、服や話し方が多少下品ではあるものの、
見た目には綺麗な白人女性にしか見えないのですが…
そんな立場のシーリアであるからこそ、黒人メイドのミニーを相手に
人間としての普通の接し方ができたのでしょう。

スキーターが白人婦人会の代表であるヒリーに、
メイド専用のトイレを作ることを義務づける法案を広報に載せることを再三要求されて
仕方なく載せることにしたものの、その際ある仕掛けを思いつく。
で、一旦タイプで打った文字を修整するシーンが出てくるのですが
どう書き直したのかよくわからなかった。
その後ヒリーの家の庭に、街中から便器が届けられるというシーンに展開するのですが
一体どういうこと?と思って検索してみたら…

出てきました。
アフリカの子どもたちへの支援策として、古いコートを集めるための広報の投稿文の
「leave old coat」を「leave old seat」と修整したらしい。
それでヒリーの家の庭に古い便器(seat)が
沢山投げ入れられることになったのですね。
http://blog.goo.ne.jp/barriosmangre/e/2e0c425166e699c3b16479d6f21d8536



146分という長尺がまったく長く感じられませんでした。
バービー人形が着ているような、ウエストがきゅっとしまった花柄のワンピース、
60年代のパーティドレスなども可愛いくて楽しい。
男性というものが殆ど登場しない、元気な女たちの映画です。

「ヘルプ」 http://disney-studio.jp/movies/help/
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つつましい女性のしたたかさ「幸せパズル」

2012年04月17日 | 映画


2010年アルゼンチン映画。
ブエノスアイレスに住む主婦マリアが、パーティの用意をするシーンで話は始まります。
食事を作り、ケーキを焼き、親戚や家族をせっせともてなす。
それがマリア自身の50歳の誕生日パーティだというのだから驚いてしまう。
彼女がいかに有能な主婦で、甲斐甲斐しく尽くしてきたということがよく分かります。



このマリアという女性、顔立ちは美しいのですが
髪型といい、着ている服といい、非常に地味な雰囲気なのです。
日本の女優で言うと、山岡久乃(古ッ!)みたい。
情熱のタンゴの国アルゼンチンにおける、この地味なヒロインにまず驚かされます。
まあそりゃ、日本にだって叶姉妹みたいな人もいる訳なのですが。



マリアは夫から愛され、息子たちも立派に成長し、幸せな日々を送っているのですが
どこか物足りない、という気持ちも持っている。
そんな彼女がジグソーパズルに出逢い、自分の才能に気付き、どんどん嵌っていく。
そして同好の士と出会い、二人でジグソーパズル大会を目指すことになる。
この相手が人品卑しからぬ紳士で、しかも独身の富豪なのです。
マリアの気持ちを尊重し、敬意を払って優しく接してくれる。
世間知らずのマリアは最初警戒しながら、次第に心を許し、ほのかな恋心を持つようになる。

マリアの気持ち、物足りない感、閉塞感というようなものは、
同じ年頃、同じような境遇の私には、痛いほどによくわかります。
ただ、この監督の描き方というのは、あくまで控え目なのです。
突然世界が輝きだす訳でも、ファンファーレが鳴り響く訳でもない。
淡々と日常をこなし、せいぜいシャワーで身体のすみずみまで洗ったり、
着る服が僅かにお洒落になるくらいか(それでも地味なんですね、この人は)。
そして二人は国内大会で優勝し、ドイツでの国際大会への切符を勝ち取るのです。
その優勝した日、ついに二人は身体を重ねるのですが…

その後マリアが取った行動は
物足りないようでもあり、肩すかしを食らったようでもあり。
それは控え目で賢明な選択であるともいえますが
あるいはマリアのずるさ、したたかさを表しているのかもしれない。
結局マリアの自分探しの旅に、富豪紳士も利用されただけなのかもと思います。
マリアの人生というジグソーパズルを完成させる為の、その一片に過ぎなかったのかと。

派手な映画ではなく、むしろ地味すぎるくらいの作品です。
しかし、地球の裏側にも自分と同じような気持ちを抱えた女性がいて
笑ったり悩んだり泣いたりしているのだなあと思うのは、中々楽しいものです。

 
「幸せパズル」 http://www.shiawase-puzzle.com/


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ぬか喜び

2012年04月15日 | 社会
サッチャー元英国首相が認知症になった映画を見て落ち込んでいた今日この頃、
「認知症は予防できる」という新聞記事が。
昨日の朝日の土曜版「今さら聞けない」特集。
それによると、現在の日本では認知症は約250万人。
団塊世代が80歳以上になる2030年には、400万人を超えると予想されると。
年代別に見ると、65~69歳では100人に1~2人で1.5%、70歳代で5.4%、
85歳以上になると27.3%で4人に1人以上なのだそうです。

その予防法とは
”高血圧や脂質異常、糖尿病といった生活習慣病や、喫煙、大量の飲酒、
運動不足、人付き合いが少ないといった生活習慣を改めること”ですと。
米国立保健研究所が行ったアルツハイマー病の危険因子の研究によると
”病気のリスクを上昇させるのは糖尿病、中年期の脂質異常症、喫煙習慣で、
逆に減らすのはバランスの良い食事や適量の飲酒、運動など”なのだそうです。

なーんだ。
そんなの当たり前というか、誰でも思いつくことじゃん。
そんなこと言えば、今のところ私は、指摘された危険因子は一つも当てはまらないけれど
だからといって将来、認知症にならないなんてとても安心できない…
という訳で、がっかりしたのでした。



先日、見事な薔薇と百合の花束を頂いたのですが
大きすぎて入れる花瓶がない。
という訳で、アレンジメントに。
薔薇とカサブランカの馥郁たる香りがリビングに漂って…
幸せな気分の毎日です。

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悲し気にうずくまっていた

2012年04月14日 | 社会
FaceBookのマーク・ザッカーバーグ会長が先日来日して
話題になりましたね。
私は、例えば映画の感想などがじっくり書けるブログの方がやはり好きで
FBはもっぱら情報収集の場として使っています。
世界中の面白い、あるいは感動的な写真が見られて面白いのですが
困惑するのは、時々そのソースがよく分からないこと。
(いやもしかしたら、私がまだFBの仕組みをよく理解していないだけなのかもしれませんが)

例えばこの写真。
紹介してくれたのは、日本人のFB友達なのですが
元々これを作成したのは、何処の国の人なのかも分からない。
本当の光景なのか、あるいは冗談で、あるいは社会批判として作られたのか
それも分からない。



ただ、これを見て単純に笑えないものがあります。
日本は、ホームレスはいるけれど物乞いはあまり見ない、​稀有な国だと思うのですが
海外に行くと、物乞いを山ほど目にします。
中には、自分の身体的欠陥や小さな子供を道具にする物乞いも。
そして、犬を連れた物乞いも何度も見ました。
ボロボロの服を来て座り込んでいる主人の横で、悲し気にうずくまっていた
痩せたワンコたちの姿が忘れら​れません。
犬は飼い主を選べないのに…



これもFBで見つけた写真。
やはり詳細不明。
"This is my only friend, help us to live together"という
コメントがついていました。

滅入る写真ばかりなので
最後にほっこり癒される写真を。

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