かのWorld Trade Centerの跡地には今、以前よりも高いワン・ワールド・トレードセンタービルが
建てられています。
ガイドブックによると、テロに屈しないという意味で以前より高く作られ、
その高さは、アメリカの独立宣言の年にちなんだ1776フィート(約541m)なのだそうです。
(South Pool)
(North Pool)
ノースタワー、サウスタワーの跡は巨大な四角い人工池のようなものになっており、
その周りを囲んだ壁には、亡くなった2983名の犠牲者の名前が彫られている。
その横には、「9.11メモリアル・ミュージアム」が今年5月にオープンしたばかりです。
ここは、地上が入り口で、地下7階まで降りて行くという造り。
飛行機激突後のワールド・トレード・センター・ビルの階段を下りながら
避難した人々の気持ちや様子を伝えるためにデザインされた設定なのだそうです。
長いエスカレーターの隣に、変形したコンクリートの階段が。
これは「Survivors' Stairs」(生還の階段)と呼ばれ、ロビーから外に出る場所にあり、
ここまでたどりつくことが出来た人は生還できたのだと。
あの日の光景
行方不明の家族や友人を探す人々の張り紙、崩壊後のビルで唯一残った鉄柱や、
グシャグシャに変形してしまったはしご車、そして夥しい遺品、遺品、遺品。
ある部屋には、PCのモニターのようなものが何台も置かれている。
夫の知り合いが亡くなられたというので名前を検索してみたら
すぐに顔写真、プロフィル、その日何処にいたのかなどの情報がズラリと出て来ました。
変形してしまったはしご車
あれから13年経ったとはいえ、館内にはまだ、すすり泣きの声も。
ここはどうにも生々しく、つらい博物館でした。
9.11Memorial Museum http://www.911memorial.org/