子どもの頃好きだったロシア民話「イワンのばか」というものがあります。
最近読み返してみて、昔は気が付きもしなかったことが気になりました。
何故、「ばかのイワン」じゃなくて「イワンのばか」なのか?
私もタロウに向って「タロウのばか!」と言うことがあるれど
それとは違うよねえ?
という、くだらないことをSNSでつぶやいてみたら
詳しい人が、解説のサイトを引用して教えてくれました。
「ばかの」はイワンを装飾している訳ではなく、両者は同格、
つまり「イワン=ばか」→ 「イワン(という名の)ばか」なのだそうです。
この場合の「の」は古語の格助詞用法であり、
「年いみじく老いたる嫗の白髪白き」の「の」と同じなのだそうです。
なるほど。
自分がいかに古典を勉強しなかったか、白状したようなものですが。
ちなみに「イワンのばか」というのは
愚直なまでに正直な、マヌケな農民イワンが
欲深い二人の兄に散々バカにされ利用され、悪魔にもからかわれるけれど意に介さず、
日々野良仕事に汗水たらし、最終的には王様になって幸せになる、というような話です。
「ただイワンの国には一つ特別なならわしがありました。
それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが、
そうでない人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないことです。」
が、結びの言葉です。
何故「イワンのばか」なのか?
http://bit.ly/2w2Nu7t
古語の格助詞「の」の用法のうち、同格とは?
http://bit.ly/2h4R4ey
「イワンのばか」青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000361/files/42941_15672.html
最近読み返してみて、昔は気が付きもしなかったことが気になりました。
何故、「ばかのイワン」じゃなくて「イワンのばか」なのか?
私もタロウに向って「タロウのばか!」と言うことがあるれど
それとは違うよねえ?
という、くだらないことをSNSでつぶやいてみたら
詳しい人が、解説のサイトを引用して教えてくれました。
「ばかの」はイワンを装飾している訳ではなく、両者は同格、
つまり「イワン=ばか」→ 「イワン(という名の)ばか」なのだそうです。
この場合の「の」は古語の格助詞用法であり、
「年いみじく老いたる嫗の白髪白き」の「の」と同じなのだそうです。
なるほど。
自分がいかに古典を勉強しなかったか、白状したようなものですが。
ちなみに「イワンのばか」というのは
愚直なまでに正直な、マヌケな農民イワンが
欲深い二人の兄に散々バカにされ利用され、悪魔にもからかわれるけれど意に介さず、
日々野良仕事に汗水たらし、最終的には王様になって幸せになる、というような話です。
「ただイワンの国には一つ特別なならわしがありました。
それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが、
そうでない人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないことです。」
が、結びの言葉です。
何故「イワンのばか」なのか?
http://bit.ly/2w2Nu7t
古語の格助詞「の」の用法のうち、同格とは?
http://bit.ly/2h4R4ey
「イワンのばか」青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000361/files/42941_15672.html