Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ありふれた教室」

2024年05月31日 | 映画

ドイツの中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いたヒューマンドラマ。
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持つが、校内で盗難事件が相次ぐようになる。教え子の一人が疑われたことに反発したカーラは犯人捜しをしようと職員室の様子を撮影すると、ある人物が盗みを働く瞬間が収められていた。しかしその人物は逆切れし、やがて保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立を招き、カーラは孤立無援の窮地に追い込まれる。



なんとも息苦しい映画です。
生徒思いのカーラが頑張れば頑張る程、彼女の行動すべてが空回りしてしまう。
何かというと「人権」「差別」という言葉が飛び出し、身動きできなくなる。
カーラが隠し撮りをしたことは確かにいけなかったかもしれないが、あれだけの証拠を突き付けられた事務員クーンが人権侵害と逆切れし、彼女を悪者と学校中に吹聴するのはいかがなものか。クーンの母親思いの息子がカーラの教え子とあってカーラを糾弾し、カーラはがんじがらめとなる。
真実はどうだったかということは、もはやどうでもよくなるのです。



登場人物がすべて疑心暗鬼、かつて学校物の映画に描かれたような温かい師弟愛や信頼関係は、何処にもない。
教育現場に不信感と性悪説しかないというのは、なんと恐ろしいことか。
これは遠い世界の話であると思いたいものの、モンスターペアレンツからのクレームが酷いという日本の学校も、あながち無縁の世界ではないのかもしれません。
監督はトルコ系ドイツ人のイルケル・チャタク、原題は「Das Lehrerzimmer」。

「ありふれた教室」公式HP 


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コットンクラブ、NYの伝説の

2024年05月30日 | 劇、オペラ、コンサート

ジャズ好きの夫と、コットンクラブ東京に行って来ました。
我家はジャズライブといったらブルーノートに行くことが多いので、こちらはとても珍しい。
東京駅丸の内口のすぐ隣の、高層ビルの中にあります。



エントランスに行き着くまでの壁に、白黒の大きな写真が何枚も。
これは1920年代にNY・ハーレムで人気を博したナイトクラブ、CottonClubの写真であり、その再現を目指して東京店が作られたらしい。
経営者と客はすべて白人、ミュージシャンは黒人というNYの伝説のクラブの写真が、なんだか懐かしい。
NYのブルーノートには行きましたが、こちらは勿論行ったことないのに。
何故?と考えてみたら、そうだ、80年代に「コットンクラブ」という映画を観たのでした。



フランシス・コッポラ監督の、禁酒法時代にギャングやその情婦が活躍する映画としか覚えていませんが、リチャード・ギアやダイアン・レインが若くて初々しかった。
そりゃ40年前ですものねえ。
でも私は、リチャード・ギアやショーン・コネリーなど、高齢になって枯れた感じの方が好きだったりします。
結局イイ男は幾つになってもイイ男なのか。



ちなみに今回は、NYで活躍している森智大という若手のドラマーとその仲間たちとの演奏でした。
マイルス・デイビス特集ということで、マイルス好きの夫は惹かれたらしいのです。
その場で掛け合ってのアドリブの連続、ジャズはこういう所が楽しい。

動画や写真の撮影どうぞどうぞ、SNSで広めて下さいと。
撮影厳禁のブルーノートとはえらい違い。
ラインナップを見た限りでは、ブルーノートはジャズの大御所が多く、コットンクラブの方が幅広く、若手やポップス歌手の出演もあるようです。
でも赤いカーペットや豪華なシャンデリア、席の配置など、内装がどうも似ていると思ったら、どちらも「ブルーノートジャパン」が運営しているのでした。

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無人の庭

2024年05月28日 | 家庭

母の一周忌で帰省していました。
両親ともに亡くなり、何年も無人の実家はなんともよそよそしい。


かつてこちらに父方の祖父母、両親が住んでいましたが、祖父母が亡くなり、そして18年前に父が亡くなりました。
その後、母が住んでいましたが、8年ほど前に心筋梗塞で倒れてからは身体が少々不自由となり、こちらは広すぎ不便すぎてとても無理。
車で一時間ほど離れた、町なかの家に移りました。
それでもこちらに帰りたがるので、私が帰省した折によく連れて来たものでした。



この田舎の家は兄が、町なかの小さな家は私がこの先管理することになります。
どちらも普段は無人、母が亡くなってからは町の家にも法事位でしか帰っていない。
そうしたら町の家の庭に雑草が人の背丈より生い茂って、ジャングルとなっている。
道に面した庭は高い垣根でぐるりと取り囲まれているので、とりあえず外からは見えないのですが、玄関先や車庫はオープンで隠しようがない。
仕方なく夫と共に草取りしましたが、ドクダミなどが山と生え、ほんの短時間で45ℓのゴミ袋に大盛4袋!
しかも脆弱な私の手肌は、勿論軍手をしていたのに、ドクダミのアクにやられてヒリヒリしている。
ジャングル庭は、とても時間も根性もないので、見なかったことにしました。



法事は田舎の家で執り行い、その後食事処に移動しましたが、庭は往時の勢いはまるでないとはいえ、なんとか体面を保っている。
兄に聞いたら、複数の庭師に頼んでいるのだそうです。
やっぱりねえ。
田舎の家の方は長屋門で、このように外から丸見えで隠しようがなくて、荒らしておくと不用心だし、近所がうるさいらしい。
田舎は大変だ…

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五月大歌舞伎夜の部、みずみずしい初夏の

2024年05月24日 | 劇、オペラ、コンサート

「五月大歌舞伎團菊祭」夜の部は、歌舞伎初心者にはなんとも理解しづらい内容でした。
20年来毎週映画を観ている者として私は、どうしても歌舞伎もひとつの演劇物として観てしまう。
その伝で行けば、今回はもう滅茶苦茶。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)。
我が子を殺されながらも忠義を尽くす乳人政岡(菊之助)の苦衷を描く「御殿」。
ストーリーとしては、子を持つ母として大概イライラさせられる。
毒饅頭で千松を殺した栄午前は、何故あんなに平然としているのか?
八汐は何故いたいけな子供を嬲り殺しにしたのか?
いやエンタメとは分かっていますが、話に整合性がなさすぎる。
「床下」では最後に仁木弾正(團十郎)が現れるのですが、見栄も切らず、一言も発することもなく、スーッと花道を引っ込んでゆくだけ。
あれ?これって團菊祭だよね!?



そして四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)。
江戸城から4千両という大金を盗み出した富蔵(松緑)と藤十郎(梅玉)。
二人がその謀をするシーンに始まって、次にはもう4千両を手に入れてホクホクしている。4千両って今の3億円に当たるそうですが、その御金蔵破りのシーンはない。
次には、加賀で捕まって江戸に護送される富蔵が、妻子と泣き別れをするシーン。
そして伝馬町の牢の中に場面は移り、牢名主以下、何十人という罪人がずらりと並んで座り、新人を呼び出して尋問したり、ツル(現金)を取り上げたりが延々と。
そして富蔵と藤十郎が白洲に引き出されて市中たらい回しの上、磔という刑を言い渡されて話は終わる。
肝心の場面は一つも描かず、その前後のみを描いて想像させる、こんな演出があるのね。
明治18年に初演された本作は、牢内の様子が鮮明に描かれたことで大評判になったそうですが、いや牢のシーン退屈だし、長すぎるし。
という訳で、昨夜は疑問符だらけの舞台でした。



私は青磁色のベースに白い小花をあしらった訪問着。
これも古いものですが数年前に見て、みずみずしい初夏のワクワクした気分を何と見事に表してくれるのだろうと感動して、以来着物を着始めたのでした。



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AI格差

2024年05月22日 | 社会

前のネスカフェの日記からSNSでスターバックスに話が飛び、ミラノ在住の友人M氏からイタリアにもスタバができたというコメントを頂きました。
私が2007年にイタリア旅行した時には、スタバは一軒もなかったのです。
イタリア全国にあるBAR(バール、軽食、エスプレッソ、酒を提供する飲食店)の反対が強くて、スタバはできないのだと聞きました。
その後行ったスペインもBAR(バル)文化があるのに、スタバがあちこちにあるのとは対照的でした。

イタリアには一体何店くらいのスタバがあるの?と、最近よく利用しているBing(Microsoftに搭載されている無料AI)に聞いてみたら、17店ということでした。
ところがM氏が有料AIに聞いたら、36店だと。
そんなに違うの?

では日本にはどのくらいの数あるのだろうと、Bingに聞いてみたら1,885店だと。
ちなみにスターバックスジャパンのHPで確認してみたら、1,917店だそうです。
AIも手放しで信用できる訳ではないのね。
というか、有料無料でやはり格差があるのか…

トップ写真は、赤坂クラシックハウスの薔薇リモンチェッロです。


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違いが分かる…

2024年05月19日 | 社会

先日のお能の舞台で92歳の野村万作氏を観て驚いたと書いたら、SNSでネスカフェの「ダバダ~」のCMの万作翁ですね、というコメントを頂きました。
なんと懐かしい!
ネスカフェのゴールドブレンド、そんなCMがありましたね。
トップ写真は、2000年版の野口健氏のCM。


ググってみたら、そのCMの出演者の一覧表が出て来ました。
万作氏は1977年に出ていらしたのね。
遠藤周作、北杜夫、阿川弘之と、私にはやっぱり作家の印象が強かったようです。
そして熊川哲也の、あの空中を飛ぶような画面には感動しました。
山本容子、松たか子と女性も出ていたのでしたっけ?
「違いが分かる男」のキャッチコピーは「違いを楽しむ人」に変わったのかな?
2021年と、ごく最近までやっていたのですね?
元々テレビはそんなに見ないので、詳しくないのですが…


ついでに。
こちらのブログの昨日のアクセスが、5800となりました。
普段はせいぜい千を超えるくらいなのに。
昨日は「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」というマイナーな映画の感想を書いたのに、何故!?
謎ですが、珍しいので記しておきます。
皆さま、ご訪問ありがとうございます。


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「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」

2024年05月17日 | 映画

グアンタナモ収容所に収監された無実の息子を救おうとする、ドイツの母の実話を映画化。
2022年ベルリン国際映画祭で銀熊賞2冠(主演俳優賞、脚本賞)。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの1カ月後、ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民クルナス一家の長男ムラートは、旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑をかけられ、グアンタナモにある米軍基地の収容所に収監されてしまう。
母ラビエは息子を取り戻そうと奔走するが警察も行政も動いてくれず、わらにもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケに助けを求める。
やがてラビエはドッケから、アメリカ合衆国最高裁判所でブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことを勧められる。



グアンタナモ収容所でどんなに酷いことが行われていたかは、そこに14年間収容されていたモハメドゥ・スラヒの手記を原作に作られた2021年のイギリス映画「モーリタニアン黒塗りの記録」を見て、驚愕しました。
水責め、性的暴行、手枷足枷、大音量や強力ライトで何日も寝かせない、同じ姿勢を20時間強制、全裸にする、犬のような恰好で箱に閉じ込める…
気が狂わないのがおかしいような拷問です。


(グアンタナモでの実際の写真)

その後、アブグレイブ収容所の虐待について日本人ジャーナリストが書いた「微笑と虐待」という本も読みました。
この本の中にあった電気拷問の様子の写真は、この映画の中にも一瞬出て来ました。


(アブグレイブ収容所での写真)

幸い、社会情勢に疎い母ラビエは、グアンタナモが何処にあり、どんな収容所であるかもよく分かっていないようでしたが、それでも息子を救うべく必死に奔走する。
天衣無縫といえば聞こえがよいが、厚顔無恥でずうずうしいところもあり、こんな人が近くにいたら大変だろうなと思わされるトルコ系移民の母を、ドイツの人気コメディアンというメルテム・カプタンが見事に演じていました。
エンドロールに御本人たちの写真が出て来ましたが、弁護士ドッケがあまりにもそっくりでビックリ!

ラビエたちの努力が実り、グアンタナモに5年間拘留されたムラ―トがようやく釈放されて帰って来た時、長期間足枷を付けられていたためヨチヨチ歩きをしている。
それを見たラビエが「ゲイシャみたいに歩いて…」と言うのは、リアルでした。
エンドロールに、今も40人がグアンタナモ収容所に閉じ込められているという文言が出て来て、言葉を失くしました。

「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」公式HP 


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その日が来るまで@クラシックハウス

2024年05月16日 | グルメ

薔薇に囲まれた赤坂クラシックハウスでのランチに、今年も行って来ました。
今日は特に着物を着るつもりではなかったのですが、3日前に椿山荘で着た着物がまだ部屋の隅にかけてある(着物は着用後、湿気や汗を取るために数日間かけておくのです)。
あの時着物の達人からちょっとしたコツを色々教わったことを思い出して、そうだ、あれを実践してみようと着てみたら…



珍しく、30分程で出来上がり!
着付けを始めて3年程、私にとっては最短記録。
いつも汗をかきかき、何度もやり直し、1時間位かかるのです。
おおお、なんと嬉しいこと!



たまたまできただけで、次回はまたできないかもしれない。
3日前に着たのと同じものを、続けて着たことがよかったのかもしれない。
着慣れた人が見たら、まだまだ失笑ものであるに違いない。
よく見れば、帯揚げもおハショリもグズグズであります。
それでも着付けを始めて、初めて迎えた嬉しい瞬間でした。



着物というものは、着るにも脱ぐにも管理するにも手間がかかる。
半襟を取って手洗いしたりアイロンかけたり陰干ししたり、季節毎に諸々替えたり、本当に面倒だったらありゃしない。
誰が見てくれる訳でもない、今更見合いする訳でもないのに、なんでこんな手間をかけなきゃいけないのか?
ある日突然、もう嫌だ!もうやめた!という日が来るかもしれない。
それでも、その日が来るまでは着ようと思っています。



クラシックハウスの薔薇は、今年もお見事。
爽やかな黄色の薔薇のリモンチェッロだけが、まだこれからだったのが残念でしたが、多種多様の薔薇が夢見るように咲いていました。

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ビックリ!神田明神薪能

2024年05月15日 | 劇、オペラ、コンサート

昨夜の神田明神の薪能「幽玄の花」は、一夜限りのものでした。
神田のビル街の真ん中にある神田明神のお社の前に、巨大なテントがしつらえてありました。
雅楽演奏に始まって、金剛流の金剛龍謹(こんごうたつのり)氏と書家の根本知(ねもとさとし)氏(大河ドラマ「光る君へ」の題字を書かれた人)との対談。
お二人とも意外にお若く(失礼!)、「光る君へ」の制作裏話など色々聞けて楽しいものでした。
そして、素謡「神歌」、狂言「貰聟(もらいむこ)」、能「葵上」。



驚いたのは、テントの入口に日本語と英語の字幕アプリが展示してあったこと。
スマホでQRコードを読み取ると、演目中にそのアプリが解説してくれるのです。
コロナ前は叔母の付き合いでよく宝生流の能楽堂に行ったものですが、そんなものは一切なかった。
一応予習して行っても、あの独特な節回しで、舞台で何を言っているのかサッパリわからない。
歌舞伎は丁寧な解説付きのイヤホンを貸し出してくれる(有料ですが)のに、能というものは大衆に歩み寄る気がまるでないのかとずっと思っていました。
これはありがたい。


(字幕アプリの画面はこんな感じ)

もう一つ驚いたこと。
昨夜はS席で1万2千円と、薪能としては少々お高い料金であったのに、テントは満席でした。
能楽堂に行っても、満席になることは中々ないのに。
神田明神という親しみやすい場所であること、字幕アプリのせいかしらん?



そして一番驚いたのは、狂言に、御歳92歳の和泉流野村万作氏が出演されたこと。
小柄な万作氏、活舌は少々よくないものの、堂々と演じておられました。
凄いなあ…

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雨の椿山荘

2024年05月13日 | グルメ

昨夜の時点で、今日は今年一番の大雨という天気予報。
ウソでしょう?椿山荘でのランチの予定が入っているのに。
今日のメンバーは少々年齢層が高く(最高齢89歳)、とても久しぶりの集まりだし、そうそう簡単に集まれる訳ではないのです。
しかもその中の着物好きな友人とは、着物で行こうとなんとなく言っていたのでした。


正絹の着物は雨に非常に弱く、濡れれば駄目になる。
着物初心者の私は、雨の日に着物を着るという想定をしていなかったので、雨コートや雨用の草履を用意していない。
困り果てて、前の晩に椿山荘に電話をかけてみました。
一流ホテルのトイレや化粧室はゆったりと作ってあるので、着物の着付けができるようなスペースがあるのではないかと確認したかったのです。
椿山荘には若い頃からどれだけ行っているか分からないのですが、そんなことに注意したことがなかった。
椿山荘のHPから代表番号にかけると、自動音声が出て、宿泊予約かレストランの予約かなどと振り分けられる。
私が聞きたいことは聞けない…


(東京雲海、右のように段々霧で真っ白になります)

そして今日、朝から細かい雨。
駄目元でキャリーケースに着物一式を入れ、ワンピースで出かけました。
フロントで聞いてみると、更衣室をどうぞお使いくださいと。
案内されたそこは、なんと広くて立派な更衣室!
ジムの洗面台よりもはるかに広い洗面台と大きな鏡、カーテンで仕切られた幾つもの個室、そして全面鏡が付いた畳の個室も。
ありがたく着がえさせて頂きました。



椿山荘では今、東京雲海という霧の庭園の演出が行われています。
和食処「みゆき」でランチの最中に、窓越しにモクモクと白い霧が現れ、あっという間に真っ白な世界に。
小雨はずっと降っていましたが、予報で脅かされたほどの大雨にはならず、やれやれ。
私は薄墨色のベースに暈し花柄の大島、そして薔薇柄の紅型染の帯を。
お庭の散策はできなくて残念でしたが、この4人でまたの日を楽しみに…



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