Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「フランス風に」(in the French style)

2012年07月29日 | 社会
NY生まれの作家アーウィン・ショーの「夏服を着た女たち」という短編集の中に
「フランス風に」(in the French style)という一篇があります。
結婚は考えずに適当に彼女と付き合っていた男が、2ヶ月間海外赴任をしてパリに戻り、
いつものように彼女を呼び出す。
喜んで付き合ってくれると思っていた彼女はどこかよそよそしく、
他の男と婚約していた。
「二ヶ月は長すぎたかな?パリでは」と訊く男に
「いいえ、長すぎないわ。パリだって、よその街だって」と彼女は答える。
その一言で、二人の仲が完全に終わったことを男は悟るのです。

”べドーズは身をかがめて、彼女にキスした。
はじめは片方の頬に、それからもうひとつの頬に。
「さようなら」そう言いながら自分は微笑を浮かべていると思った。
「フランス風だ。」
(中略)シャンゼリゼを凱旋門の方にただ歩いて行った。
独りでいるのは厭な夜だったし、どこかにもぐりこんで電話をかけ、
誰かに夕食をつきあってもらおうと思った。
電話のある店の前を2,3軒通り過ぎながら、店の前に来ると迷ってしまって
中にははいらなかった。なぜなら、その夜、この街で彼が会いたいと思う相手は
一人もいなかったのだ。”

確かにフランス映画の中では、両の頬にチュッチュッと何度もキスしている。
別の本によると、フランスのキスというのは
ビズ(bise)、ビズー(bisou)、ターンドゥル・ビズー(tendres bisours)、
ベーゼ(baiser)、ターンドゥル・ベーゼ(tendres baisers)、カレス(caresse)などと
友人や家族とするごく軽いもの、ちょっと軽いもの、ちょっと熱いもの、本気で熱いものなどと
幾種類もあるらしい。
子どもの頃からそれだけキスを使い分ける文化の中で育ったら、
そりゃキスも上手くなるよねえ。 
私は今までに一体どれだけ、パリを舞台にキスを交わすシーンを
映画の中で観てきたのだろう…?

前置きが長くなりましたが
明日から10日間ほど、夫とパリに行って来ます。
飛行機とホテルだけ予約してあり、後は自由にぶらぶらするつもりです。
それでは…



写真は「にゃらん」より http://www.narinari.com/​Nd/20120718517.html
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ロンドン五輪開幕!

2012年07月28日 | 社会
いよいよロンドン五輪始まりましたね。
時間が夜中だったり明け方だったり、大変ですが…
開会式の、エリザベス女王のファンキーな髪形には驚きました。


児童文学を愛する私には、J.k.ローリングの「ピーター・パン」の朗読はたまらなかったし、
ローワン・アトキンソンのミスター・ビーンのパフォーマンス、
ポール・マッカートニーの「ヘイ・ジュード」も素晴らしかった。
さすが「スラムドッグ・ミリオネア」を作ったダニエル・ボイルの演出です。



東京タワーも昨夜、五輪カラーにライトアップされました。
今後、日本人が金メダルを獲得したらこの色になるんですって。
何回見られるかな?
写真はFaceBookから。



こちらはタワー・ブリッジ。
やはりFaceBookからChristopher Bowler氏の写真。
ロンドンに行った時、いかめしいロンドン塔やタワー・ブリッジは、
その血みどろの歴史からなんとなく怖く感じました。
こんなに綺麗におめかししちゃうなんて…
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あんぱんじゃないよ!

2012年07月27日 | Weblog
朝から暑いですねえ…
昨日は全国111箇所で35℃以上の猛暑日、今年一番の暑さだったそうです。
序盤の今から音をあげていて、この夏を乗り切れるのか少々不安ですが。
ロンドン五輪では、一昨日女子サッカーがカナダに、
昨夜男子サッカーがスペインに勝ち星。
開会式もまだだというのに幸先のよいこと!

暑気払いに、FaceBookから可愛い写真を少々。
出所は例によって不明。
コメントは、私がつけたものです。


ボク、あんぱんじゃないよ!手も足もあるんだよ!短いけど…


ちょっと入ってみたかったの。誰か取って…


ここまで育っちゃったら…どうすりゃいいの??


お手玉でもボタ餅でもないの。アタチ、猫の子なの。

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迷子にならない天使と悪魔

2012年07月22日 | 社会
ブロガー仲間のtonaさまが
可愛いイラストを紹介されていました。
小さな男の子がリュックを背負い、そこから延びた1m以上の紐を
お母さんが握っている光景を、駅で見かけられたのだそうです。
tonaさまは初めて見て驚かれたようですが…

 (tonaさまのスケッチ)

これは「迷子ヒモ」といって、
少なくとも私の息子たちが幼い頃、つまり20年くらい前からありました。
それはアメリカ人の友人から貰った、
ハーネスにヒモがついたシンプルなものだったのですが
当時はまだ、それほど一般的ではありませんでした。
たまに私がそれを息子につけて外出すると
犬じゃあるまいし人間の子どもにそんなものつけて、と
白い目で見られたものです(実際に非難されたこともあった)。

しかし私に言わせれば、好きでそんなものをつけていた訳じゃない。
息子たちが幼い頃は本当にやんちゃで動きが激しくて
つないだ手を振りほどいて、あっという間に何処かへ行ってしまったのです。
大きな公園、動物園、デパート、そういった所の人混みの中で
息子たちが迷子になったのは数え切れないほど。
その度に私は声を枯らして息子の名を呼び、涙と鼻水でぐちょぐちょになりながら
探し回ったものです…
社会人と大学生になった息子たち、今では(少なくとも家の中では)動いたら損!という
顔をしておりますが。

今となってはもう縁がなくなってしまった「迷子ヒモ」を検索してみたら
amazonだけでもこんなに見つかりました。

「迷子ヒモ」 http://tinyurl.com/cnquje5



しかも天使や悪魔の羽がついたり、みつばちのハーネスとセットになったり
なんて可愛いの!
「迷子にならない天使のリュック」や「迷子にならないいたずら悪魔」
なんて名前も可愛らしい。
これだったら、小さな子どもも喜んでつける(かもしれない)し、
あからさまに白い目で見られることもないだろうし。
いいなあ…
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いじめ事件に関して錯綜する情報

2012年07月19日 | 社会
大津市のいじめ自殺事件、聞けば聞くほど不可解な、そして胸が痛む事件です。
大体、被害者が自殺したのは去年の10月でしょう?
半年以上たった今月になって、何故いきなり騒がれるようになったのか?

ネットでは色々な情報が飛び交って
どれを信じていいのか分からない状態です。
主犯格とされる加害者の父親が某国立大学の医学部の出身であるとか
母親がPTA会長であるとか、別の加害者の祖父が警察関係であったとか。
その母親は、中学の校門の前で「ウチの子は被害者です」というビラを配ったとか。
アンケート結果を、学校側が被害者の父親に口外しないよう誓約書を書かせていたとか。
そのアンケートには、 「自殺の練習」や「葬式ごっこ」などといった記述があったのに
教育委員会はいじめがあったことに気がつかなかったとか。
担任教師がいじめの相談に対して「そんなんどうでもええわ、君が我慢すれば全て丸く収まる」
と発言をしていたとか。
滋賀県警が、父親からの被害届を3回にわたり受理しなかったということも不思議。
そして遂に被害者の父親は、加害生徒3人を刑事告訴したのですね。

2チャンネルなどのネット情報を鵜呑みにするつもりは毛頭ありませんが
だからといって、学校や教育委員会の公式発表が信じられるのか?
このまとめ版は、今までの経緯、新聞記事が一目できて分かりやすい。
「大津 中2いじめ自殺事件まとめ @ ウィキ」
http://www48.atwiki.jp/tukamarosiga/

デヴィ夫人がブログで、加害者の実名と写真を公表したそうですが
今はそれはもう削除されてしまっています。
デヴィ夫人のブログ「悪童たちを少年院に送れ!」(削除された後のもの)
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry7-11298935138.html#comment_module

片山さつき議員の公式ブログからの一文を添付しておきます。
”実態解明が遅れた一因として、主犯的な加害者の父親がPTA会長であったことは、
関係ないとはいえない状況のようです。
母親は、ある女性の会の役職であるようですが、それが特定団体的に動いて、
解明を遅らせているといった性質のものではないようです。(中略)
加害生徒のうち、2人は、京都に転校しているのは事実。
そのうち一人が通う学校にお子さんを通わせている親御さんから「すでに暴力をふるっている」
との通報があり、現在京都のほうで、情報収集を行っています。
皇子山中学に残っている加害生徒の祖父が、警察に勤めていたのは事実のようですが、
役職からしても、辞めた時期からしても、捜査に影響があるような立場には思えない、
とのことです。この方について、別の方が親族と間違えられた「事件」も
起きていますので、ご注意ください。”
http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/7269667.html


何がどうあれ、かけがえのない一つの命が絶たれてしまったことは事実です。
真相が一日も早く解明されることを願ってやみません。
コメント (14)
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仲良しカップルの正体

2012年07月15日 | 社会


6月26日にアップしたこの画像。
その日記を書いた時点では、詳細が何も分からなかったのですが
ネットを徘徊していて、そのソースを見つけました。

これは、米フロリダ州タンパベイのブッシュ動物公園で生まれたチータ「カジ」と
ラブラドール犬「ムタニ」なのだそうです。
赤ちゃんチータのカジは母親の育児放棄により、人間たちの手で育てられていたのですが
動物園で飼っていた生後3ヶ月のムタニを引き合わせたところ、
大の仲良しになったのですと。
2匹はベストフレンドになり、片時も離れることなく一緒にごはんを食べたり遊んだり
して育ったのだそうです。



赤ちゃんというものがどんなに母親(或いはその代わりになるもの)を求めるかは
ちょっとでも育児をしてみれば、嫌というほど分かります。
とにかく一瞬でも離れることができない。
這うことができるようになれば、母親の後を、トイレにでも何処にでもついて来る。
一人では生きていけない赤ちゃんの、本能がさせることなのか…
逆に言えば、それだけくっついていられる存在がなければ
赤ちゃんは上手く育つことができないのでしょう。
ムタニがいてくれて、よかったね、カジ!



「育児放棄されたチーターの赤ちゃんの心を包み込んだラブラドールの子犬」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52077275.html

それにしても、動物園ではどうしてこんなに育児放棄が多いのか?
気になってちょっと検索してみたら
色々な説が見つかりました。
動物園の出産では、難産などで人の手が入ることにより、親は自分の子どもと認識できないから。
動物園で生まれ育った動物は、野生や本能が薄れるから。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313238838

動物園の動物は、人間に育てられたため育児の仕方が分からないから。
人間と同じく、子育ての得意・不得意の個体差もかなりある、とも。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1052015610

確かに、動物園という場所は、動物にとっては非常に不自然な環境であることは
間違いなく言えることですものね…
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本日は…

2012年07月14日 | 社会


Googleのロゴが、クリムト仕様になっていて驚きました。
今日はクリムトの誕生日、​生誕150周年になるのですね。
ウィーンのベルヴェデーレ宮殿で観た「接吻」は
思ったよりもずっと大きくて(180㎝×180㎝)
今もキラキラと金色に輝いていて圧巻でした。
それを観られただけでも、ウィーンに来てよかった!と思えるほどのものでした。
それにしてもGoogle、相変わらず遊んでいるというか
粋なことをやってくれますねえ。

九州では相変わらず豪雨がおさまらず。
14日本日の時点で死者22人、避難指示・勧告43万人に。
今日の朝日の天声人語によると
”「これまでに経験したことのないような大雨」の表現で気象庁は注意を喚起した。
(中略)実際、1時間に108mmという雨が降った。
よく聞く「バケツをひっくり返したような雨」とは1時間に30mm以上だという。
50mmを超すとあたり一面が白っぽくなり、80mmだと恐怖を感じる。
108mmの体感は推して知るべしだろう。”
なのですと。
ニュースの写真を見ると、濁流が家並に押し寄せる様は
去年の3.11の津波の恐怖を思い起こさせます。
なんとか早くおさまりますように…

九州豪雨:43万人に避難指示・勧告 死者22人に
http://mainichi.jp/select/news/20120715k0000m040083000c.html

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可愛い絵の奥に秘められたもの

2012年07月12日 | 社会

いわさきちひろといえば、可愛らしい子どもを描いた、
優しい色調の水彩画が思い起こされます。
婦人画報8月号の特集「いわさきちひろの祈り」を読んで
彼女の波乱万丈の人生について、初めて知りました。

大正7年、陸軍の建設技師の長女として生まれたちひろは
裕福な家庭で何不自由なく育ちます。
小さい頃から絵を描くのが得意であったが、女学校を卒業して20歳の時、
親が決めた相手と嫌々結婚して満州に渡る。
が、どうしても相手を好きになれず、拒み続けているうちに
夫は自殺してしまったというのです。
しかもその後戦火は激しくなり、ちひろの親は満州への入植者を斡旋するなどして
お国の為に尽くすが、そのため戦後は悪者扱いされ、公職を追放される。
敗戦によってちひろはそれまでの価値観を覆され、新しい時代の思想を求めて
共産党に入党し、さらに画家となることを決心。
ちひろが汽車に飛び乗り、単身上京したのは、27歳のときであったと。


(黒姫童話館のHPから)

戦後の厳しい社会の中「バツ一、家なし、職なし」という状況で
彼女は新しい人生を始めたのですね。
その後31歳の時、8歳年下の共産党員松本氏と再婚し、翌年長男を出産。
37歳の時、初めての絵本「ひとりでできるよ」出版。
その後も数多くの子どもの絵を描き、
74年55歳の時、肝臓癌で死去。

その特集は、山田洋次氏と黒柳徹子氏の対談方式で進められるのですが
黒柳氏が、ちひろの再婚相手の松本氏やその息子から
彼女が泣いたところを一度も見たことがないと聞いたと驚いています。
そして、ただの一度も怒ったことがなかったと。
戦後のある時期に彼女は多分、一生分泣き、
その後は贖罪のつもりで生きてきたのではないかと二人は話しています。
泣いたり怒ったりする暇があったら、子どもの幸福のための絵を描きなさいと
自分を叱咤していたのではないかと。


(婦人画報8月号)

あのあどけない、可愛らしい子どもの絵を描く人が
そんなつらい人生を背負っていたなんて。
配偶者が、自分の為に命を絶ったとは
なんと重い十字架を背負わされてしまったのか。
あの可愛い絵には、贖罪と、平和への強い祈りの思いが込められていたのですね。
知りませんでした…
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たった6日間の命

2012年07月11日 | 社会


夫の実家の法事で、岐阜に帰省していました。
向こうではバタバタと忙しく、ニュースもろくに聞けなかったのですが
上野動物園のパンダのシンシンが育児放棄か?という情報に心配して
それがなんとか持ち直したというのでホッとしたところだったのに
なんと今朝、亡くなってしまったのですね。
お乳を気管支に詰まらせたのだとか。
残念無念。

久しぶりに日本中が喜んだ明るいニュースだったのに。
人工授精を繰り返しても中々難しいというパンダの妊娠、そして出産。
こんなにとんとん拍子に話が進んで、大丈夫?と思ってはいましたが。
たった6日間の命だったか…
園長や飼育係の人の涙の会見を見ていたら
こちらもうるっと来てしまいます。
テレビや新聞でその様子を垣間見るだけでもこんなに残念なのに
妊娠、出産と不眠不休で世話をしてきた動物園関係者の落胆は
いかばかりのものでしょう。
どうせいずれは中国に返さなきゃいけないものだったのだと思おうとしても
やっぱり残念…

上野のパンダ赤ちゃん死亡
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20120711/dms1207111338016-p1.htm
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ボクだけ違うけど…

2012年07月06日 | 社会


この画像。
一匹だけ毛並みの違う子が混じっています。

この赤ちゃんチンパンジーは2年前、ロシアの動物園で、
母親から育児拒否されたのだそうです。
従業員の一人が世話をするために家庭に連れ帰ると
丁度4匹の仔犬を産んだばかりの飼い犬マスティフが、一緒に面倒を見始めたのですと。
赤ちゃん猿は、母親代わりのマスティフにいつも抱きついて
他の仔犬たちと一緒にすくすくと育ち、動物園に帰る日も近いらしい。



マスティフといえば、かつてはローマ軍の闘犬として知られた大型犬。
体重は70~80kgもあり、ブルドッグとボクサーを足して2で割ったような顔をしています。
日本では私は見たことがないのですが
以前アメリカで見かけたことがあります。
こんな怖い顔をしていても優しいのですねえ…
我が子を虐待する人間の母親に見せてやりたい画像です。



Loving mastiff takes care of baby chimpanzee
http://www.dogheirs.com/misst/posts/1433-loving-mastiff-takes-care-of-baby-chimpanzee
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