地下鉄の駅からは遠く、普通の街角にある、ごく普通の横断歩道。
しかし観光客がいっぱい詰めかけているので、近くまで行けばすぐに分かります。
1969年に発売されたビートルズのアルバム「アビィ・ロード」の写真が撮られた場所。
ここに来ると、世界中からフアンが集まっていて
みんなが同じことをしているので、恥ずかしさを忘れてできちゃうんだな…
こんなオジサンも。
この写真でポールだけ裸足であることについては
都市伝説のように色々な説が飛び交っているようですが
この頃ポールはここのすぐ近くに住んでいて、この撮影時は8月であったことから
ラフなサンダル履きでそのまま参加してしまったというのが、有力なようです。
何にしても、そんないい加減に撮った写真のアルバムが
ビートルズ史上最高の売り上げを記録したというのだから、凄いよねえ。
この写真の右上の方に、上部に黄色い球がついたシマシマの棒が立っています。
これはべりーシャ・ビーコンといって、歩行者優先を表す交通標識であるらしい。
ロンドンの、大きな通りには勿論信号がついていますが
小さな裏通りには、何もないことが多い。
しかも車優先なので、これがないと歩行者は延々と待たされることになる。
でもここはまた、この標識がある上に世界中から観光客が押し寄せているので
いつまでも待たされる車が気の毒になります。
それにしてもべりーシャ・ビーコンってヘンな名前!
と思って調べてみたら、Belishaは政治家の名前、beaconというのは標識という意味らしい。
そういうことだったのか。
この日はリージェント・パーク(すぐ上の写真)、アビィ・ロード、ノッティング・ヒル、
ポートベロー・マーケット、ケンジントンパレスと廻ったのでした。