Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

身をもって償いなさい

2008年06月28日 | 社会
フィレンツェ大聖堂の落書き事件、京都産業大生3人に厳しい処分が決まったようです。
同大によると、停学14日の処分の他、学生が直接大聖堂に行き、消去作業に参加することも検討していると。

引用元 

先の岐阜市立女子短大のケースでは
”同短大はイタリア大使館と大聖堂に謝罪し、学生6人と引率教員2人を学長厳重注意処分にした”だけで、私としては苦々しく思っていましたので、京産大の方に拍手を送りたい気分です。
大学生ともなれば、その位の責任は負ってしかるべきでしょう。
是非、現地に行って、自分の手で綺麗にして頂きたいものです。
私は去年行ったばかりでまだ記憶に新しいので、あのような美しく荘厳なドゥオーモに落書きするなんて、信じられない思いなのです。

それで思い出したのが、先週出た、モデルのナオミ・キャンベルのロンドンの空港での暴力事件の判決公判。
ロンドンの裁判所は20日、200時間の地域奉仕活動と罰金2300ポンド(約49万円)の有罪判決を言い渡したのだそうです。
この人は去年も同じような暴力事件を起こして、米裁判所から社会奉仕活動を命じられ、ニューヨークで5日間清掃作業をしているのですね。

引用元 

日本では、このような奉仕活動の罰ってあまり聞かないように思うのですが
ただの罰金刑よりも余程いいと思うのです。
文字通り、身体でもって償う方が、本人にとっても社会にとっても、非常にためになると思うのです…
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がっかり「奇跡のシンフォニー」

2008年06月25日 | 映画
(少々辛口の批評になります。この作品を楽しみにしている方は読まないで下さい。)

孤児院で育った11歳の少年がまだ見ぬ両親を求めて孤児院を抜け出し、大好きな音楽を通して両親と巡り会うという話。

あまりにも都合よく偶然が重なるのはよしとします。
こういったおとぎ話があってもいいかもしれない。
しかし…何故この映画は、私の心に染み入っては来なかったのか?
それを、私なりに色々と考えてみたのですが…

この作品の音楽は素晴らしいのです。
少年エヴァンにとって、麦畑の穂のざわめき、風のささやき、街の騒音、機械音、そういったものが全て音楽になる。
輝きを持った音楽となり、彼の全身を、光のように包み込む。
エヴァンが音楽に触れている瞬間の、幸福そうな楽しそうな表情といったら!
スクリーンから音楽が洪水のよう溢れ出てきて、画面のこちら側の我々もまた束の間、音楽の波間にたゆたうような喜びを味わうことができるのです。
(HPの予告編で、その音楽を少しだけ楽しむことができます)

だからこの映画の主役は、音楽なのですね。
それに合わせて、都合よく展開する場面、しかも”感動してくれ”と言わんばかりの場面を繋ぎ合わせただけのように感じてしまうのです。
色々なプロセスを経ての結果に人は感動するのであって、”感動してくれ”場面だけを繋ぎ合わせても、それは無理でしょう…

この音楽、先日日記に取り上げた「グリーン・カード」の音楽を担当したハンス・ジマーによるものだそうです。
クラッシック、ロック、ゴスペル、街の音、自然の音、そういったものすべてが予定調和のように美しく融合していました。
ストーリーには失望しましたが、音楽がよかったので☆3。

何年も前に読んだ最相葉月の「絶対音感」という本を思い出しました。
絶対音感を持っている人は、小鳥のさえずりも、街の騒音も、救急車の音さえも、ドレミに聴こえてしまうのだそうです。
エヴァンのようにそれを楽しめればいいでしょうが、ある種の人にとっては拷問だろうなあ、と思ってしまいます。

「奇跡のシンフォニー」
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25年前の缶詰

2008年06月24日 | 社会
読売新聞の「食ショック」と題した食物に関する連載記事。
昨日のテーマは「賞味期限」。

缶詰などは一体いつまで食べられるのか?
この疑問に答えるべく、古い缶詰や古いLL牛乳をかき集めて、ブラインド・テストによる実験を行なったのだそうです。
賞味期限が5年前に切れている「ぶり味付け」缶、10年前に切れている「ツナ」缶など7種類。極めつけは、25年前に切れている「からふとます水煮」缶。

食品分析会社の社員、記者の計5人が試食テストを行なった結果、味が変質し、全員が「捨てる」と判断したのは、25年前に切れた「からふとます」缶だけだったそうです。
次に古い13年前に期限が切れた95年製「ハッシュド・ビーフ」缶でも、二人は「捨てない」と答えたと。 95年以降に賞味期限が切れた残りの缶はすべて、「捨てない」が「捨てる」を上回ったのだそうです。
そして、驚いたことには、どの缶からも細菌などの微生物は検出されず、
「食べて健康に害はない」のだそうです。

缶詰の賞味期限は、普通3年くらい。
でもこの結果を見て、主婦としては「やっぱり!」と思ったのでした。
缶詰に限らず、牛乳や納豆のような生鮮食品でも、あの賞味期限は厳しすぎる、と常々思っていましたので。
牛乳など、我家が普段飲んでいる生協の牛乳は、賞味期限が4日間なのですが、未開封であれば一週間くらいはゆうに飲めます。
ちなみに、無菌状態で容器に密封したLL牛乳の賞味期限は日本は60日ですが、アメリカでは12ヶ月、ドイツ・フランスは90日なのですと。

日頃食べたり、料理したりしている自分が、その匂いや味から「大丈夫」だと判断したその直感をもっと信じたいと、記事を読んでつくづく思いました。
でも、賞味期限にうるさい息子たちは、聞く耳持たないでしょうね…

「読売新聞 賞味期限って何?」

写真は三井倶楽部の魚料理

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旧財閥邸見比べツアー

2008年06月19日 | お出かけ
三井倶楽部でランチを頂いた後、旧岩崎邸を観に行くことになりました。

旧岩崎邸というのは、池之端にある三菱創設者の岩崎家の本邸。
やはりジョサイア・コンドルによって設計され、1896年(明治29年)に建てられたのだそうです。
ここは今、東京都のものとなり、有料で公開されています。千代田線湯島駅から歩いてすぐ。洋館・撞球室・和館の3棟からなり、洋館は本格的なヨーロッパ邸宅で
館内はジャコビアン様式の装飾で彩られています。

今回、奇しくも一日のうちに同じ設計者による二つの旧財閥の邸宅を観ることになりましたが、両者を比較すれば、圧倒的に三井の方に軍配が上がるように思います。
洋館の規模もそうですが、なんといっても庭園が違う。岩崎邸の方は、だだっ広い芝生しかないのですから。三井家の見事な日本庭園には比べるべくもありません。


(三井邸の入り口)

でも、この二つを比べるのはフェアではないかもしれない。
三井邸は、これは三井財閥の迎賓館として作られたのであり、片や岩崎邸は、岩崎家の人々が居住する本邸であったのですから。
それは、規模が違うのも無理がないというものです。

どちらにしても今から百年以上も前に、東京の一角に贅を尽くしたこんな空間があり、貴婦人や紳士たちが夜毎華やかに集い群れていたのですね。
庶民には想像もできない世界です…

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綱町三井倶楽部

2008年06月18日 | グルメ
久しぶりに、三井倶楽部でランチを頂きました。

綱町三井倶楽部本館は、三井家の迎賓館として鹿鳴館の設計者として知られるジョサイア・コンドル博士の設計によって、大正2年に建てられたのだそうです。
ルネサンス様式を基調とした、宮殿造りの館も素晴らしいのですが、なんといってもここは庭園が素晴らしい。
大盃型噴水を中心にした英国風西洋庭園の向こうに、池あり谷あり築山ありの6千坪の和風庭園が拡がっているのです。
携帯のカメラでは、とてもその様子を撮り切れないのが残念です。

牛肉のテリーヌ ボルドー風
エスカルゴと茸のブールギニオン
アサリのスープ
手長海老の野菜衣の蒸し焼き
デザート、コーヒー

エスカルゴのブールギニオンとは、カタツムリをにんにくやパセリ、エシャロット等をバターで合わせて、オーブンで焼くものらしい。
フランス料理では時々出てきます。
コリッとしてネチョッとして美味しいのですが…
この時期、雨の中アジサイの葉っぱについているカタツムリを、どうしても連想してしまいます。

綱町三井倶楽部 
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果物の王様

2008年06月16日 | Weblog
週末、映画を観に行った六本木ヒルズでは、アリーナでタイ祭りが行なわれていました。
正確には”タイフルーツ&フードフェスタ”、極彩色の熱帯の花や果物が会場に所狭しと飾られ、それは綺麗でした。
マンゴー、マンゴスチン、パイナップルなど果物の販売や、タイ・ビール、タイ・フードの屋台もあり、沢山の人で溢れていました。
試食コーナーの辺りに、なんだかタマネギの腐ったような強烈な匂いが…


ドリアンでした。
大きなお皿に一口大に切った、ねっとりしたクリーム色の物体。
おお、これがドリアンか…


一昨年タイに行った時、楽しみにしていたのですが、屋台には丸ごとしか売っていないし、ホテルは持ち込み禁止だし、なんとなく食べ損なってしまったのでした。
感想は…
まあ悪くはないけど、”果物の王様”というほどのものかなあ?
しかも、あくまでも腐ったタマネギの匂いがついて廻るし。
私は、冷たく冷やしたマンゴスチンやマンゴーの方が好きです。
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「インディ・ジョーンズ」最新作!(ネタバレなし)

2008年06月15日 | 映画
インディ・ジョーンズの最新作の先行上映を、六本木ヒルズで夫と観て来ました。
この作品に関しては楽しみにしている方も多いでしょうから、内容については触れません。

言わずとしれた、アドベンチャー・ムービーの金字塔。
第一作は81年作ですから、最初から数えると27年目、息の長い作品です。
前作から実に19年ぶり、ハリソン・フォード65歳!
米パラマウント映画の発表によると、世界中の映画ファンがネット、映画館、TV局で、同作予告編を見た回数は延べ2億回以上になるのだそうです。
私もこのところ映画館で他の映画を観る度に、あの懐かしいテーマソングの予告編を観て、もうわくわくしていたのでした。

私の夫は、昔は確かに映画好きな青年であったのに、結婚して忙しい日々を送るにつれ、とんと映画を観なくなってしまいました。そんな人間でさえ、このインディ・ジョーンズだの、スター・ウォーズだのは、やはり観たくなるようです。
世界中にそんな人はきっといっぱいいるのでしょうね。

全体の印象としては、まあ、期待を裏切らない出来ではありました。
伝説の都市探しや密林のカーチェイス、裏切りに次ぐ裏切りなど、
息をつく暇もなく画面に引き込まれます。
観終わった後、見事に何も残らないのですが…

しかし、監督のスピルバーグも、製作総指揮のジョージ・ルーカスも、いかに楽しんでこの作品を作ったかということが、作品全体からひしひしと分かります。
この人たちはきっと、少年時代の夢を今になっても忘れないのでしょうね。
自分の好きなことを仕事にできて、しかも巨額の富を得ることもできるなんて、なんて幸せなのだろう、と思ってしまいます。
類い稀なる才能を与えられた人の特権なのでしょうが…

「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」
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「グリーンカード」

2008年06月12日 | 映画
1990年アメリカ映画。昨夜ケーブルTVで、実に18年ぶりに観ました。

グリーンカードとは、米国における外国人永住権及びその資格証明書。
これを手に入れてアメリカに居住したいフランス人男(ジェラール・ドパルデュー)と、独身不可の温室つきアパートに入居するために結婚証明書がほしいアメリカ人女(アンディ・マクダウェル)が、お互いの利害のために形だけの結婚をするが、移民局に嗅ぎつけられてしまう。 移民局の調査を切り抜けるために同棲を始めるが、生まれも育ちも性格も甚だしく違う二人は、当初反発するばかり。
しかし、徐々にお互いを知るにつれ、惹かれあっていくというラブ・ストーリー。
「今を生きる」「目撃者」のピーター・ウィアー監督。

18年前に観たとき、私は非常に感動したのでした。
反発しながら次第に惹かれあっていく男女の駆け引き、NYの温室付きアパートメント、そのインテリア、セントラルパーク、何もかもが輝いて見えたのです。エンヤの美しい音楽を聴いたのも、この映画が初めてでした。

温室(グリーンハウス)といっても、日本で言うところの温室とは、大分イメージが違うように思います。
石造りのドアマン付き、高級アパートメントの最上階にその部屋はあり、ペントハウスのような趣です。リビングの続きにグリーンハウスがあり、キッチンからも、どの部屋からもそれが見えるのです(つまり住宅の真ん中に設計されている)。ガラス張りのドーム型の天井から自然光が降り注ぎ、亜熱帯性植物が緑深く生い茂っている。そして温室だけでなく、リビングやベッドルームなどのあちこちに、緑が効果的に飾られている…
結婚してまだ5年ばかりの頃、乳幼児に振り回される毎日を送っていた新米主婦の私は、つくづく素敵だなあと思い、憧れたものです。

二人の男女が非常に対照的に描かれています。
美しく繊細で、育ちも良く傷つきやすいエコロジストのアメリカ女。
貧しく粗野で、ごろつきのような生活を送っていた太ったフランス男。
食べ物の好みも対照的。ベジタリアンの女が食べる朝食のシリアルを「鳥の餌」と嘲笑し、女が好むカフェイン抜きのコーヒーを、そんなのコーヒーじゃないと反発する男。
男が料理しようとする巨大な塊り肉やニンニクの束を見て、女は吐き気さえ覚えてしまう。

二人が初めてお互いの気持ちに気がついて、固く抱き合いキスするところで、映画は終わってしまうのですが、あの後日談を想像すると、やはり無理だろうなあ、と今の私は思ってしまいます。
同棲ならとにかく、永続的な結婚生活はやはり無理だろう、と。
でも、それを差し引いても、胸のときめきを思い起こさせてくれる、素敵な映画ではありました。

「グリーンカード」 
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東京スカイツリー

2008年06月10日 | 社会
2012年開業予定の高層タワーの名称が、「東京スカイツリー」に決まったのだそうです。
昨年公募して、「東京EDOタワー」「東京スカイツリー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」「ライジングタワー」の6つの中から選ばれたのだそうです。
なんかピンと来ませんが…
せっかく決めても「新東京タワー」なんて呼ばれたりしないのかしら?

なんだか変わったデザインだと思ったら
”建築家の安藤忠雄氏と彫刻家の澄川喜一氏が監修。
基底部は3本足で、平面形状は三角形だが、上にのぼるにつれて円形になっていく。
日本刀や伝統的な日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識し、連続的に変化する曲線を使って日本の伝統美と近未来的デザインを融合した”のだそうです。

やはり公募で決めたというのに何にも面白くない名前「国立新美術館」や
市民の声を無視して勝手に決めたという、仏像から鹿の角が生えているキャラクター「せんと君」よりは、よほどマシか…

東京スカイツリー
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アンリ・シャルパンティエ銀座本店

2008年06月07日 | グルメ
アンリ・シャルパンティエ銀座本店、たまにここのクレープ・シュゼットが食べたくなります。

フレンチ・デザートの王道、クレープ・シュゼットをこちらで注文すると、ガス台つきのワゴンに材料一式を載せて、客席まで持ってきてくれます。
顔が映るほどによく磨きこんだフライパンにオレンジ・ソースを煮立て、綺麗に折りたたんだクレープを入れ、そしてフランベ!
薄暗い店内にボウッと青い炎が浮かび上がり、オレンジとリキュールのえもいわれぬ甘い香りが辺り一面に漂います。
注文してからワゴンが登場するまでに時間がかかり、ワゴンの上でソースを作るのにも随分時間がかかりますが、食べるのはあっという間。
甘さの中にほどよくオレンジの酸味が効いた、爽やかでまろやかなお味です。

ここのお店のトイレもちょっと有名なのです。一階のケーキ・ショップから地階のカフェに行くには、黒とピンクを基調とした書棚に囲まれた中のガラスの螺旋階段を降りていくのですが、トイレの扉はその本棚の中に隠れているのです。
秘密の入り口のようで、ちょっとワクワクしいます。

トイレの中もやはり黒とピンクが基調色のお洒落な雰囲気ですが、ひとつ気になることは…
個室に入ると、扉が全面鏡張りなのです。
当然、便器に座ると自分の姿が扉いっぱいに映し出されることになります。
これって一体どういう趣味なのか…??
ロココ調の優雅なインテリアに、鏡張りのトイレは似合わないと思うのですが…

アンリ・シャルパンティエ銀座本店
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