Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

優先席が優先される国

2012年11月28日 | 台湾旅行2012

故宮博物館

台湾の地下鉄は安くて清潔で使いやすく、
随分と利用しました。
車両には必ず「博愛座」というPrioritySeat(優先席)があります。
日本では残念ながら、これが有効に使われていないことも見受けられるようですが
台湾では、しっかりと活きていました。
若者が座っていても、高齢の人が来るとサッと譲るのです。
気持ちよいほどに。



2日目の午後3時過ぎ、我々は九扮に向かいました。
ここは台北からバスで1時間ほどの、かつては金鉱があって栄えた所です。
戦後閉山した後はすっかり寂れたが、古き良き時代の雰囲気が残り、
映画「非情城市」や「千と千尋の神隠し」のモデルとなった街として知られ、
今は有名な観光スポットとなっているようです。
台北の中心から長距離バスに乗り込んだ時、
バスはほぼ満席状態で、あと数席しか残っていませんでした。
前の方の優先席が並んで二席、後ろの方に離れて一席ずつ。


九扮の街並み

どうしよう、と私は一瞬考えたのです。
とりあえずその時には立っている高齢者はいなかった。
途中で高齢者が乗ってきたら代わらなければいけないけど
これは高速道路を走る長距離バスだから、もしかしたら目的地まで
ノンストップかもしれない。
そうしたら空いている優先席に座ってもいいのではないか。
そう思って、後ろの方に離れて座った方がいいのじゃないかという夫を押し切って
優先席に二人で座ったのでした。
そうしたら市内を走り出したバス、次々に止まるではありませんか…

いよいよ高齢者が乗り込んできたので
我々は後方の離れた席にと移ったのでした。
あそこで移らなければ、かなりの距離を立っていなければならなかった。
事実、優先席を譲って途中から立っていた若者も何人かいましたから。
台湾のバスは、道が悪いのか車が悪いのかかなり揺れるし、
その前にも散々歩き廻っていたので、座れなければかなり辛いところでした。



例えば若者がのうのうと優先席に座っていたら
それを許さない、という雰囲気が周りにあるのです。
事実、地下鉄の優先席で眠りこけていて、隣の熟年女性に肩をつつかれる
若者の姿も目撃しました。
逆に言えば、そういう風潮がなくなったからこそ、
日本では席を譲らない若者、車内で平気で化粧する女性が出てきてしまったのではないか。
昔は日本もそうではなかった筈なのに
どうして変わってしまったのだろう…?


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台湾式B級グルメの旅

2012年11月27日 | 台湾旅行2012


熱々の小籠包を食べよう!という夫の一言で
この週末の3日間、台湾に行って来ました。
印象的だったことだけ書き留めておきます。

台湾の食事といったら、何と言っても屋台!
毎日の食事をそこですませる人も多いという、
台湾の屋台の話を色々聞いてはいましたが
いやはや凄いものでした。
物凄い人混み!
物凄い匂い!
物凄い喧騒!
朝市と夜市がありますが、どちらも押し合いへし合い。
日本の地下鉄の満員ラッシュ並みの人混みです。
しかもその中をみんな食べながら歩いている。
しかもその食べ物といったら、串刺しあり、汁物あり。
日本人の私としては、危なくないの?とつい思ってしまう。



屋台で私が初めて食べたものは、胡椒餅(フージャオビン)。
これは肉まんくらいの大きさで、豚肉やネギを包み、表面をパリパリに焼いたもの。
熱々のそれに喰らいついた途端、肉汁が滴り落ちて手も足元もベタベタ。
手を洗いたくても、そんな場所すらない。
美味しいのだけど…



その他にも、小籠包、水煎包(焼き饅頭)、香腸(台湾式ソーセージ)、イカ団子など、
屋台で売られているものの十分の一も制覇できなかったと思うのですが
どれも安くて美味しい(胡椒餅で一個120円くらい)。
しかし夫は落ち着かなくて嫌だと言う。
ちゃんと座って食べたいよ、第一この匂いには我慢できない!



確かに凄い匂いなのです。
臭豆腐(豆腐を発酵させた食品、これを揚げたり煮たり焼いたり、
様々に形を変えて台湾の市場に登場するが、実に独特の匂いがする)、
香菜、八角、干物、そんなものが入り混じった匂い。
安くて美味しくて面白く、私はもっと色々試してみたかったのですが
夫は嫌がり、我々の屋台の味探求はあえなく終わってしまったのでした。
とても手を出せそうにない、得体の知れないものも多かったのですが…
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天空に浮かぶウォーターテラス TWO ROOMS 

2012年11月22日 | グルメ


ちょっと面白いレストランに行って来ました。
表参道のAOビルの上部、ラウンジ&バーとダイニング(TWO ROOMS)が、
ウォーターテラスとガラスのブリッジで結ばれているという構成。
ここのウォーターテラスというのが、目を見張るのです。
テラス席の外にぐるりと浅い水が張ってあり、その縁や柵がない!
都会の空に浮かんでいるような錯覚を起こします。
しかし、昨日は晴れといえども寒くて、残念ながら少々無理。
が、室内も落ち着いたウッドとレザーで仕上げられ、
あちこちに大きなハーブの鉢が置かれた、広々とした空間です。

あたたかいカリフラワー ベルベットスープ
キングサーモンで包んだグリーンリーフ
シーザーサラダ
ずわいクラブケーキ クロワッサンサンド
チーズケーキ&コーヒー

この他にチャバタ・ブレッドとオリーブオイル。
この聞き慣れない名前のパンは、イタリアのパンの一種なのだそうです。
道理で、フォカッチャとフランスパンを足して2で割ったような味。
シーザーサラダはボリュームがあるということで
アメリカ式に大きなボウルに野菜が溢れているのを想像したのですが
巨大な葉っぱだけ。
クラブケーキは美味しかったが、付け合わせはお馴染のポテトがたっぷり。
ちなみにメニューを見ると、特製ハンバーガーも色々あるのですが
ハンバーガーでも2600円からと、お値段も中々。

率直に言わせてもらえば
フランス料理などに比べて奥行きの浅いアメリカン・スタイルのグリル料理を
いかにスノッブに、いかにスタイリッシュにするかに苦心したような品々という感じか。
パーク・ハイアットのニューヨーク・グリルにちょっと共通するような。
客も店員も、妙に外国人が多い点も似ている。
こちら1800本のワインセレクションが用意してあるのだそうで
夜はまた、まったく別の顔を持った空間となるのでしょう。

TWO ROOMS グリルバー http://www.tworooms.jp/ja/
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「少年と自転車」

2012年11月19日 | 映画


ベルギーのダルデンヌ兄弟監督が、03年に来日した折に聞いた、
施設に預けられた少年が親の迎えを待ち続けたという話に着想を得て制作されたという。
切ない作品でした。

12歳の少年シリルは、ある日突然、父親に捨てられる。
何の説明もなく。
彼はどうにも納得できず、ホーム(児童養護施設)にいても
ひたすら父親を探し求める。

父親というのが、どうしようもない無責任男。
たった一人の息子にひたむきに慕われても
受けとめるどころか、平気で裏切る。
息子の大事な自転車を黙って売り飛ばし、行方をくらます。

そんな男であっても、シリルにとってはかけがえのない父親なのですねえ。
他の大人に対しては散々生意気で反抗的な態度を取るくせに
ようやく探し当てた父親の前では借りてきた猫のように大人しく、
聞きわけのよい子どもになる。
なんとか親に捨てられたくないという思いが見られて
痛ましくなるほどに。
しかし父親は、俺には(子どもの)面倒を見切れない、もう来るなと言い放つ。



父親に捨てられたということがはっきり分かってしまったシリルは
自傷行為に走る。
街のごろつきの密売人に目をつけられ、犯罪行為に引き込まれる。
無垢な少年が堕ちて行く様が、ありありと見て取れるのです。
しかし、では愛情をこめて良くしてやれば少年は立ち直るかといえば
そこが子どもの難しいところ。
里親サマンサの愛情は空回りするばかり。



赤の他人で、たまたま週末の里親を頼まれた美容師サマンサが
何故あそこまで少年にしてやるのか理解できないという声もあるようですが
それはもう、彼女にも理解できないのではないか。
母性本能というか、彼女の一本気というか。
俺を取るのか、その子を取るのかと迫る情けない恋人も捨て、
少年の犯した罪の賠償金まで潔く引き受けるのですから。

最後に少年が高い樹から落ちるシーン。
死んだかのように見えた少年は、誰の手も借りず、よろよろと起きあがる。
汚れた衣服を手で払い、顔の泥を拭い、立ち上がって歩き出す。
それまで散々生意気な態度を取ってばかりで可愛気のなかった少年が
あまりにも無防備で痛々しく、抱きしめてやりたくなります。
そこで唐突に映画は終わるのですが
あそこで彼はそれまでの自分を脱ぎ捨て、
再生の道を歩き出したのだろうという、確かな未来を感じることができるのです。

2011年ベルギー映画  http://www.bitters.co.jp/jitensha/


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海を渡った子猫

2012年11月18日 | 社会
昨日の朝日新聞土曜版の「フロントランナー」。
「世界的キャラの育ての親」としてサンリオ取締役の山口裕子氏が紹介されています。
いかにサンリオと関わり、いかに苦労してキャラを育ててきたか。
その文面に
”ハローキティ仕様のジェット旅客機が台湾の空を飛び、
中東ドバイにはキティ尽くしの豪華スパが誕生。
レディー・ガガがキティのぬいぐるみドレスをまとったかと思えば
人気ロックバンドKissは、異色のコラボグッズで世間を驚かせた”と。



ええ!?
キティのジェット機は聞いたことがあるけど
ドバイのキティ・スパなんて知らない。
記事には写真は出ていなかったので
一つ一つ検索してみました。


『Hello Kitty Beauty Spa』 http://hellokittybeautyspa.com

レディー・ガガの奇天烈なぬいぐるみドレスは知ってたけど
Kissのコラボは知らない。
こんなの出していたのですね。

 

記事によれば、サンリオが38年前に生み出した子猫のキャラクターは
今や109の国と地域で売り出されており、海外売上高比率39.2%に上るのだそうです。
そういえばミラノやロンドンなどでも小さなキティ・ショップを見つけました。
日本のサンリオ・ショップと同じように、小さな子どもや若い女性が群がって
キャラクターグッズをあれやこれや物色していました。
言葉も話さない小さな子猫が海を渡り、世界中の子どもや女性に愛されるって
考えてみれば凄いことです。
小さなキティ、がんばれ~!
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ジンジャーブレッドの謎

2012年11月15日 | 社会


FaceBookではもう、世界中のクリスマスの画像で溢れています。
その中には、クリスマスケーキやジンジャーブレッドの画像も。
可愛いのがいっぱい!



子どもの頃、「やかまし村の子どもたち」や「メリー・ポピンズ」といった本に出てくる
「しょうがパン」というものがどんなものか、不思議で仕方ありませんでした。
子どもの私が「生姜」と聞いて思い起こすのは、紅生姜や、薬味に使うおろし生姜。
あんな辛いもので、どうやって甘いおやつができるのだろう?
しかし本の中には、あまりにも美味しそうに登場するのです。

それが、ブラウンシュガーやバター、ショウガやシナモンを使って
香ばしく人型に焼き上げたクッキーであるということを知ったのは
大人になってから。
ジンジャーブレッドとも呼ばれるそれは、今でこそ普通に売られていますが
昔は何処にもなかったのです。
訳者も困って(或いは知らなくて)、そのまま「しょうがパン」と訳したのでしょう。
しかしそれでは、子どもの私が想像できないのも無理はありません。
欧米では広く食べられているお菓子のようで、
クリスマスツリーのデコレーションにも使われるようです。

ジンジャーブレッド・マンは、今や絵本のキャラクターにもなっているようです。
ところが、向きを変えると…
この通り!
発想の転換ですね。



写真はFBから。
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デイビッド・フォスター日本公演

2012年11月13日 | 劇、オペラ、コンサート


昨夜、東京フォーラムで行われたデイビッド・フォスターの日本公演に
行って来ました。
世界に名だたるカナダ出身の音楽家、音楽プロデューサー、ソングライター、編曲家。
今までに15のグラミー賞を獲得。
『セント・エルモス・ファイア』『ボディガード』『摩天楼はバラ色に』など多くの
映画音楽も手掛けています。
例によって夫が、ろくに私の都合も聞かず、チケットを予約したのですが…

ピーター・セテラ、チャカ・カーン、ベイビーフェイス、ポール・ヤング、ヘイリーなどの
豪華ゲストを引き連れ、名曲が次々に披露される。
シカゴの「hard to say I'm sorry(素直になれなくて)」に若かりし頃の私は
どれだけ涙したことだろう?
チャカ・カーンの「through the fire」
ベイビー・フェイスの「change the world」
そしてポールヤングの「every time you go away」。
私がニューヨークに行った1985年の夏、街はこの歌で溢れていました。
だから今でも私はこの歌を聴くと、NYの暑い夏、街なかの喧騒、
ファーストフード店の匂い(若い時の貧乏旅行だったので、そんな店ばかり行っていた)を
思い出すのです。

ディビッド・フォスターはまた、無名の新人を発掘することでも知られているようで
昨夜の会場でも突然客席に降りてきて、20秒あげるからボクに歌を聴かせたい者は
いないかと叫んだのです。
そうしたら若い男性が進み出て、「fly me to the moon」を熱唱したのに驚きました。
その後、もう一人の男性が「allways love you」を。
女の子で歌いたい人はいないのか?I want a girl!と
フォスターが何度も叫び、ようやく若い女性が一人進み出て歌いあげたのでした。
東京フォーラムのAホール、満員の会場の中で。

夫はあんなのサクラだよ、と言うのですが…
私は好きではないのですが、日本人のカラオケ熱は高まるばかり。
忘年会などで飲みに行っても、その後はカラオケという流れになることが多いし、
そこでは熱唱する人が何人もいる。
安くはないフォスターのコンサートに行くくらいだから
歌が好きで、人前で歌いたくて仕方ない人がいてもおかしくはないと思うのだけど。

ともあれ、そんなサプライズやフォスターとゲストの楽しい掛け合いもあり、
コンサートは非常に盛り上がったのでした。
最後は全員でマイケル・ジャクソンの「the earth song」を熱唱。
しかも日本公演は、昨夜の一夜限りなのです。
これは相当に贅沢な話だ…
一つ違いで音楽の趣味が共通する夫に、こういう時は素直に感謝。

私の下手な説明よりも、懐かしい曲を貼ります。

Chicago - Hard To Say I'm Sorry (stereo sound)
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はじめまして。どうぞよろしく。

2012年11月12日 | 社会


この写真、FBで何度か見かけていたのですが
例によって何の説明もなし。
あまりにも可愛いので、合成かなと思っていたのです。
少年と小動物が
「はじめまして。どうぞよろしく。」と言っているようです。

検索してみたら、こんなサイトを見つけました。
The marmots and me http://tinyurl.com/9ewl8ot
これによると
オーストリアの8歳の少年マッテオ君(Matteo Walch、正確な発音は分かりません)は
この4年間、毎年家族と2週間ずつアルプスを訪れ、マーモットと友達に
なったのだそうです。
マーモットというのは、Wikipedeiaによれば、
アルプス山脈などの高山地帯に住むリス科の動物。
通常は非常に警戒心が強く、危険が迫ると尻尾を打ち鳴らしたり、
ホイッスルのような警戒音を出してお互いに知らせるのだそうです。
しかし、このマッテオ君に対しては仲間扱いをし、愛情を示すのだと。
これは非常に珍しいケースなのだそうです。



何故そのようなことができるのか、記事には詳細が書いてないので
分からないのですが
でもこの少年自身にも分からない、本能のようなものなのかもしれませんね。
子供の頃愛読した「秘密の花園」というイギリスの児童文学に
動物たちと話ができる少年が出てきて、羨ましく思ったものですが
そういうことって本当にあるのかもしれないと
この写真を見ると思います。

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絶食系男子って…

2012年11月11日 | 社会


昨日の日経土曜版の「コトバの鏡」。
「草食系男子」という言葉に加えて最近では
「絶食系男子」というものまで台頭してきたのだそうです。
”もはや草すらも食べない食欲ゼロ、つまり恋愛意欲ゼロな男子のこと”であり、
”それでも「誘われるにのを待つ」草食系に対して
「そもそも異性との交際をあきらめている」のが絶食系なのだと。

本当にそんなのが増えてるの?
流行り言葉に踊らされるつもりはありませんが
思わず「絶食系男子」で検索してみたら
独身男性の結婚・恋愛に関する意識調査結果発表というサイトが。

これによると
「自分はどのタイプに属すると思いますか?」
という質問に対して
恋愛に興味旺盛で女性に果敢に攻める「肉食男子」 14%
恋愛にガツガツせず、心優しいが女性が苦手な「草食系男子」 16%
恋愛に興味はあるが、女性に積極的になれない「優柔不断男子」 27%
恋愛に興味はあるが、交際経験も乏しくさまよい続ける「迷走男子」 29%
恋愛に興味はなく、女性無しで人生を楽しめる「絶食系男子」 14%
http://news.livedoor.com/article/detail/7081777/

自分でそれと認める「絶食系」が14%もいるなんて…
というより「肉食系」14%以外、8割以上がナサケナイ系であるなんて。
以前、女性雑誌ananの特集について、某SNSで話題になったことがあります。
それは要するに「草食系男子をいかにその気にさせるか」というのが
テーマであったらしく、その手練手管が詳細に書かれていたと。
”女性が積極的になりすぎてはいけません。
積極的になりすぎちゃいけないけど、彼を「さりげなく」リードし、
彼に「リードさせている」と思わせつつ…”

いやはや。
古今東西、若い男子の恋愛欲、性欲というものは
文学でも芸術でも大きなテーマ(原動力)となってるものなのに
本当に今の世の中、そんなに草食系男子が増えているのかしら?
そんな弱っちい男どもの捕食者とならなければならない今の若い女の子、
なんて大変なの!と驚いたものなのに。
今や絶食系とは。
日本の未来は大丈夫なのかしら…?


写真はFBから。動物の世界ではこんなに仲良しなのに。
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ジェットストリーム最終回秘話

2012年11月07日 | 社会
某SNSで、「ジェット・ストリーム」についての話が盛り上がりました。
午前0時に始まった往年のTokyoFMのラジオ番組です。
「遠い地平線が消えて 
 深々とした夜の闇に心を休めるとき…」
ジェット機の轟音が徐々に消えると
テーマ曲「ミスター・ロンリー」の優しい旋律が流れ
パイロット(案内人)が静かな口調で語り始める。

懐かしいなあ…
私、これ、中学から高校の頃、よく聴いていたのです。
あの頃はFM愛知、自分の部屋の小さなラジカセで。
毎晩12時位になると、一応寝る用意を始め、
ベッドで本を読みながら。
落ち着いたテノールの城達也の声が大好きでした。
日航がスポンサーというのも
田舎の少女の想像力をかきたてました。
海外旅行がまだまだ夢だった時代…

その案内人、城達也氏の最終回についての記事が
以前、読売新聞に載っていました。
もう随分前のことなのでリンクはできないのですが
私のメモ書きによると
番組開始から27年たった94年秋、
久しぶりにその番組を聴いた、当時のFM東京の後藤社長はびっくりしたのだそうです。
「自分が知っていた城の声とはまるで別人だったから」と。
翌朝、番組スタッフに訊くと、みんな声の異状に気が付いていたが
「城さんはこの番組が生きがいだと言っている。
 声がおかしいとはとても言えない。」と。
社長はそれから一週間、番組を聴き続け、
「このままでは彼のイメージが壊れる。私から伝えよう。」
と彼を11月末に社長室に呼ぶと
「ご心配をおかけしました。腹を決めました。」と
自分から降板を切り出したのだそうです。

その年の12月30日、
「では皆様さようなら。よいお年をお迎え下さい。」
と語ったのがオンエアの最後の言葉。
2ヵ月後、食道がんで城氏は空に旅立ったのだそうです。
そんなドラマがあったなんて…

YouTubeでその最終回の様子が出て来ました。
少女の頃の思い出が、BGMと共に蘇ってくるようです…


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