代官山のメゾン・ポール・ボキューズ。
螺旋階段を降りて行くと、アール・ヌーボーとモダンが調和したという
シックかつゴージャスな店内が広がります。
昼間にここに来たことは何度かありますが、夜の訪問は初めて。
夜はどんな顔を見せてくれるのかとおのずと期待が…
赤と黒を基調色としたメイン・ダイニング。
大輪のカサブランカが華やかに飾られ、優雅な香りを放っています。
一見して昼と違うのは、お客の数が少ないこと。
昼間は女性客でいっぱいでとても賑やかなのに
そこここに男女のカップルが見られるくらいで静かなものです。
アミューズ
グリーン・アスパラガスのムース ウニを添えて
リー・ド・ヴォーとフォアグラのポワレとホワイトアスパラガス
真鯛のソテー エモギ茸を載せて アサリとバジルの香りのソース
小鴨のロースト 黒胡椒風味の赤ワインソース 季節野菜のジャルディニエール風
苺とマスカルポーネのガトー ピスタチオの香り
1975年にエリゼ宮でVGEに捧げたトリュフのスープ
このパイで包まれたトリュフのスープというのは、こちらのスぺシャリテです。
VGEというのは、時の大統領ジスカール・デスタン氏。
エリゼ宮で捧げただなんて、昨秋観た映画「大統領の料理人」の世界のよう。
”サイコロ状にカットした牛ほほ肉、フォアグラのテリーヌ、黒トリュフのスライスが
ふんだんに入っており、香りが逃げないようにパイ生地で蓋をしたもの”ということ。
香ばしいパイ生地をつつくと、得も言われぬ香りのスープが現れる。
うーん、美味しい…
そしてバースディ・プレートとデセール。
今回「シェフのお任せコース」というのを選んだのですが
そのメニューの詳細はお店のHPに出ていないのです。
”その日の入荷状況により厳選し、食材に合わせて考えた季節限定のシェフお薦めの特別コース”
と書いてあるのみ。
なので、料理の名前など細かい所は違っているかもしれません。
小食の私は、お昼を抜いてこの時に臨んだのでした。
それでも完食はできませんでしたが。
メゾン・ポール・ボキューズ http://www.paulbocuse.jp/maison/