以前、ドイツ人の女子大生を我家にショートスティさせたことがあります。
非常に素朴なその女の子のドイツ南部の出身の村が
人口200人と聞いて驚いたものです。
当時、私が住んでいたマンションは、総戸数100戸。
少なく見積もっても300人はいたでしょう。
それよりも少ない人口の村って…
彼女は写真を何枚も見せてくれました。
窓辺をゼラニウムが彩る、茶色いレンガの古い家。
映画の中に出てくるような綺麗な部屋の中で、仲良く微笑む家族。
印象的だったのは、煙突にコウノトリが巣を作っていると言ったこと。
庭にはリスやウサギも現れると。
ドイツの街からちょっと離れると、車窓から見える世界は、
田園や牧草地や果てしなく続く針葉樹の森となります。
それとなくコウノトリを探しましたが
よくわかりませんでした。
サギのような鳥や、カササギは見かけましたが。
写真は、ローテンブルクの城壁。
このような堅固な城壁で、小さな町はぐるりと守られています。
ここに登って歩くこともできます。
古壁に、城壁の修復に寄付をした会社や個人の名前がずらりと刻んでありました。
日本の会社名を見つけたときは、ちょっと嬉しく思いました。