
アバクロ(Abercrombie & Fitch)に勢いがなくなったという話は聞いていましたが
2010年以降米国内で既に220店舗を閉店、さらに2014年内に60店舗の閉店予定と
ここまで酷いことになっているとは知りませんでした。
アバクロが銀座に鳴り物入りでオープンしたのは
3~4年前のことだったか。
開店当初は、店外にまでずらりと長い行列ができていたものです。
ディスコ並みの暗い照明と喧しい音楽、全店に漂う強烈な香水の匂い、
そしてカジュアルウエアなのに高目の値段に呆れて、
私は好きにはなれませんでしたが。
お店ではイケメンが待ち構えていて、こんなポラロイド写真を撮ってくれます。

その後このブランドに関しては、様々な問題が噴出。
アジア人種に差別的なイラストを描いたTシャツで物議をかもしたり、

「アバクロはイケてる若者だけを対象としたブランドだ」というCEOの発言が非難されたり、
大き目のサイズを作らなかったことから、肥満者への差別だと抗議されたり。
「ホームレス御用達ブランド運動」というものもありました。
”映像作家のグレッグ・カーバー氏はリサイクルショップでアバクロの商品を買いあさり、
ホームレスに配って回る動画を2013年5月に公開した。
その中で同氏は「アバクロを世界一のホームレスのブランドにしよう」と呼びかけた。”
というもの。
動画は瞬く間に拡散され、1年余りで800万回以上の再生回数を記録したのだそうです。
なんにしても…
流行って儚いものですね。
一度傾いてしまったものを戻すのは難しいだろうなあ。
もし銀座店が閉店ということになって
あの裸のイケメン君たちを見ることができなくなるのは
少々寂しいような気もしますが。
アバクロが衰退した原因はどこにあるのか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000020-zdn_mkt-ind
アバクロが北米向け製品からロゴデザイン削除「ホームレス御用達ブランド運動」が原因?
http://www.j-cast.com/2014/09/02214804.html