米軍とロシア軍が日本本土を舞台に戦闘を開始
自衛隊の北海道・松前警備所、青森県・下北海洋観測所に「派遣」されて来ている米軍の精鋭・諜報関係者の数が9名から40名に急激に増員された。
増員された中心メンバーは、形式上、カリフォルニアのモントレーにあるDLI(国防総省言語研究所)に所属する暗号解読班であり、中国語、特にロシア語関連の暗号専門家チームである。
米軍で対外諜報活動を行っている組織の中でも、「日本人市民の行動を監視する」米軍第301情報隊、空軍向けの宇宙空間での通信傍受から「日本人市民のネット活動監視」までを幅広くカヴァーする三沢基地の第544情報群とは、このDLI班は全く別の組織・行動形態を取っている。
ロシア軍は電磁波兵器を使い、無差別通り魔殺人に限らず、「昨日まで穏健な市民であった日本人に発作的に殺人を起こさせ」、あるいは「動機不明の殺人事件」を乱発させ、カクラン作戦を取る事を「得意」としている。
DLI班は、この日本国内で諜報・スパイ活動を活発化させているロシア軍への警戒態勢を高めるために増員された。
広島県呉港から江田島に海路向かう途上の、海沿いの山肌には無数の洞窟が穿たれ、そこには極東最大の米軍の弾薬庫が設けられている。付近の秋月弾薬庫は「公式」の弾薬庫であるが、有事には弾薬供給を絶つために弾薬庫が攻撃のターゲットになる。そのため米軍は日本の人里離れた各所に洞窟を掘り、弾薬を極秘に貯蔵している。その1つである呉港から江田島に向かう、この山肌の弾薬庫が、イラク戦争、アフガン戦争に際し、開戦冒頭の最も早期から、米軍に大量に安定的に弾薬を供給した「米軍の生命線」である。
ロシア軍の諜報部隊は、こうした米軍の極秘弾薬庫の位置、貯蔵量等を探るため、日本国内で暗躍を始めている。
米国がロシア・中国等、極東監視のために利用してきた日本列島は、米軍の太平洋方面での活動をロシア・中国軍が監視するために「転用可能」である。
サブプライム問題等で米国の覇権が衰え始めると、ロシア軍等の日本国内での諜報活動が活発化する。
遠くない将来、世界支配の覇権交代、米大陸・ヨーロッパ・アジアの「分割支配」体制の確立によって、この3地域間での「戦争が必要」とされる時代が来る。
戦争=軍事産業の売上増大の利益を、3つに分割支配された地域での、社会資本整備=インフラストラクチャーに「充当」する。そのためには、「何としてでも戦争を起こさなくてはならない」。
ヨーロッパとロシアに挟まれたグルジアで地域紛争が起こったように、アジアと米国に「挟まれた」日本が戦場となる。ロシア軍、中国軍と米軍が日本列島を舞台に戦闘を展開する。もちろん死傷者の圧倒的多数は日本人である。大国に「挟まれた」小国の悲劇は、歴史上、何度も繰り返されて来た。
情報戦の面で、「既に米軍とロシア軍の日本本土決戦は始まっている」。