2大政党政治の、カラクリ
「戦争で金儲けする戦争ビジネスマンも、表向きは戦争反対を唱える」、より続く。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/262242509.html
人類を数百回、滅亡させる事のできる核ミサイルの設計を行ってきたMIT・マサチューセッツ工科大学と、ハーバード大学。そこで核ミサイルの弾道計算を「担当」してきたチョムスキーが、前ブッシュ政権のイラク戦争に「反対」し、平和運動の「ヒーロー」となる。
「イラクのような貧しい国と戦争を行うのではなく、資金を供給すれば、その資金でアメリカを始めとした先進国の商品が購入され、先進国の景気が良くなる」。この戦争に反対し、貧しい国を豊かにするという美しい言葉の裏で、与えられた資金では先進国の製造した兵器が購買される。
戦争反対は、「戦争の準備のために」行われていた。
この「ジュビリー2000」計画には、チョムスキーの指揮の下、ロックバンドのU2のボノ等が動員され、戦争反対の大合唱が展開された。
単なる善意は、国際政治の権謀術数の中では、何の役にも立たない。
「美しい言葉」ではなく、活動資金の出所を見抜かなければならない。
そしてここには、米国民主党と共和党「対立のウソ」が存在し、民主党に変われば何かの「チェンジが起こる」とする幻想の「ウソ」がある。そして「頭の良い」ハーバード大学で考案された「市民運動の骨抜き戦略」がある。
共和党がアメリカ軍事産業の代理人であれば、アメリカ民主党も、また軍事産業の代理人であった。そして日本の自民党は霞ヶ関の国家官僚達の代理人であり、日本の民主党も、また霞ヶ関の国家官僚達の代理人であった。
資金と票田が同一であれば、どちらが勝利し政権を取っても、「常に利益を得るグループは同一」となる。これが2大政党政治の「正体」である。
なお「ジュビリー2000」計画を練り上げた、ハーバード大学の「ミサイル屋=市民運動の骨抜き戦略家」ジョセフ・ナイが、個人的に「しばしば、私信を交わしている親友」が居る。かつてソ連の独裁体制に逆らい「世界中から民主主義の旗手」として賞賛されたポーランド「連帯」のレフ・ワレサ書記長(元)、「環境保護の旗手」として世界中から賞賛されたアル・ゴアである。ワレサや、ゴアを賞賛した善人たちは、どうやらナイによって「鼻ズラを掴んで、引きずり回された」ようである。もちろん、ナイが一番多く「私信を交わしている親友は」、核ミサイル企業レイセオン社の元CEOダニエル・バーナムである。
チョムスキー、アル・ゴア、ワレサ、そして「ミサイル屋」バーナムの私信の手紙を1つのデスクの上に並べ、順に読んでいるジョセイフ・ナイの姿に、「世界の本当の姿がある」。