格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

京セラ・KDDIの創業者稲盛和夫氏は本当に尊敬できる人間なのか?

2015-05-03 22:03:40 | 杉並からの情報発信


京セラ・KDDIの創業者稲盛和夫氏は本当に尊敬できる人間なのか?

私が『経営の神様』とマスコミが絶賛する稲盛和夫氏に対して抱いていた疑問は
以下の4点です。

最初の疑問は、【憲法改正】という美名の下で【日本国憲法】を亡きものにして
戦前の【大日本帝国憲法】にすり替えて【天皇制軍事独裁国家】の復活 を目指
し、平和国家から戦争国家に誘導している安倍晋三首相と自公政権に対して、稲
盛和夫氏が一言も批判をしないことだ。

稲盛和夫氏は、内外の9000人以上の中小企業経営者を集めて、稲盛氏の人生観や
経営のノウハウを伝授する勉強会【盛和塾】を組織しているが、企 業経営がう
まくいくのはその国に何はともあれ平和が保障されていることだ。

安倍自公政権が強権的に推し押し進めている【戦争国家作り】こそが中小企業経
営者にとっては最大の経営リスクであるにもかかわらず、稲盛和夫氏は このこ
とには一切言及せず、ただただ『企業経営者が人間としての生き方を研鑽すれば
企業はおのずと発展する』と個人的な努力しか言わないのだ。

二つ目の疑問は、京セラやKDDIやJALの華やかな『成功』の陰に、軍隊規律の強
制と小組織(アメーバ)ごとの徹底的な数値管理を特徴とする 『稲盛流経営手
法』に、ついていけなく脱落したあるいは排除された多くの犠牲者が隠されてい
るのではないのか、との疑問です。

すなわち、名経営者=稲盛和夫と言うのはマスコミが作った虚像であり、実際は
ワタミの渡辺美樹氏やユニクロの柳井正氏と同じく、金儲けのためには 何でも
許されるという新自由主義者で【ブラック企業経営者】ではないのか、という疑
問です。

三つめの疑問は、稲盛和夫氏が米国ネオコン戦争派の最大拠点であり、ジョセ
フ・ナイ元国防次官補やアミテージ元国務省次官補やマイケル・グリーン など
の『ジャパンハンドラーズ=米国の利益のために日本を操る戦略家たち』の最大
拠点である米国防総省系シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究 所)の最高幹部ア
ブシャイアと非常に親しく、2002年に稲盛財団がCSISに寄付した500万ドル(約
6.5億円)を原資に二人をトップにした グローバルな指導者を育成する目的の
『アブシャイア・イナモリ リーダーシップアカデミー』をCSIS内に設立したのだ。

この経歴を見ても、稲盛和夫氏が米国ネオコン戦争派に近い考えを持っているの
ではないのか、という疑問です。

松下政経塾から多くのネオコン政治家が排出しているのは、相談役の稲盛和夫氏
がネオコン戦争派の拠点である【CSIS】と非常に近くCSISの影 響を強く受けて
いるからだろう。

松下政経塾は、自民党の高市早苗氏や民主党の野田元首相、前原元外相など多く
のネオコン政治家を自民党と民主党に送り出し安倍晋三自公ファシスト 政権を
実質的に支えているのだ。

【関連情報】

<松下政経塾の主な出身者>

現職政治家 (衆議院議員)

□自由民主党

逢沢一郎 - 1期生(岡山県第1区選出)
高市早苗 - 5期生(比例近畿ブロック選出)
河井克行 - 6期生(比例中国ブロック選出)
秋葉賢也 - 9期生(比例東北ブロック選出)
松野博一 - 9期生(比例南関東ブロック選出)
小野寺五典 - 11期生(宮城県第6区選出)

□民主党

野田佳彦 - 1期生(千葉県第4区選出)
※松下政経塾出身の初の内閣総理大臣
打越明司 - 2期生(比例九州ブロック選出)
松原仁 - 2期生(東京都第3区選出)
笹木竜三 - 3期生(比例北陸信越ブロック選出)
樽床伸二 - 3期生(大阪府第12区選出)
原口一博 - 4期生(佐賀県第1区選出)
三谷光男 - 4期生(広島県第5区選出)
武正公一 - 5期生(埼玉県第1区選出)
吉田治 - 6期生(大阪府第4区選出)
神風英男 - 7期生(埼玉県第4区選出)
谷田川元 - 7期生(千葉県第10区選出)
山井和則 - 7期生(京都府第6区選出)
勝又恒一郎 - 8期生(比例南関東ブロック選出)
玄葉光一郎 - 8期生(福島県第3区選出)
前原誠司 - 8期生(京都府第2区選出)

四つ目の疑問は、稲盛和夫氏は臨済宗妙心寺派円福寺で在家得度をした宗教者の
一面を持っているために、実はブラック企業経営者であることや、実は 米国ネ
オコン戦争派と親しく軍隊組織を評価するネオコン戦争派であることなど、その
正体が宗教で隠されているのではないのか、という疑問です。

稲盛和夫氏はカルト宗教『稲盛教』の教祖で【盛和塾】の会員や著書を熱心に読
む読者は信者ではないのか?

我々はそろそろ稲盛和夫氏の隠されたきたその正体に気付くべきでだろう。

【関連情報1】

▲“元祖ブラック企業”稲盛和夫の京セラ~1週間家に帰れない、奴隷システム、高
退職  率?

2013.08.25 ビジネスジャーナル

http://biz-journal.jp/2013/08/post_2755.html

『生き方 人間として一番大切なこと』(著:稲盛和夫/サンマーク出版)

「365 日24 時間死ぬまで働け」(『理念集』より)と社員を自殺に追い込む……
ワタミフー ドサービス株式会社(ブラック企業大賞)

「売り上げがとれなければ給料も休みも与えない」と店長を自殺に追い込む……株
式会社クロスカンパニー(アパレル業界賞)

先日、「ブラック企業大賞2013」が発表された。過酷な労務管理や劣悪な労働環
境が次々に暴かれ、ブラック企業に対する社会の目も厳しくなって きた。

だが、その一方で、メディアでは、ブラック企業の元祖ともいうべき経 営者
が、やたらチヤホヤされている。京セラ・KDDIの創業者・稲盛和夫のことだ。稲
盛といえば、京セラ、KDDIを成功させ、2010年、78歳にして 日本航空の再建を
引き受け、会社更生法の適用から2年で営業利益2000億円というV字回復を成し遂
げた。

このため「名経営者」として、人生論にも関心が集まり、10年前に出 版された
『生き方人間として一番大切なこと』(サンマーク出版)は100万部を突破した。

稲盛式経営のポ イントは、フィロソフィ(企業哲学)とアメーバ経営。社員と
しての判断基準・フィロソフィと、組織を小集団(アメーバ)に分け、独立採算
で運営するアメー バ経営で「全員参加経営」を実現させる……こう書くと 聞こえ
がいいが、「全員参加経営」の実情は社員にとって過酷なものだ。

「一言でいえば、それはまるで軍隊であった。京セラでは、毎日朝礼が行われ
る。中でも、毎週月曜日に行われる全体朝礼 は、軍隊のそれ以外のなにもので
もない。前の会社の研修で、自衛隊に体験入隊したときのことを思い出した」と
は京セラに中途入社したものの、その社風に耐 えかね退職した技術マンの言葉だ。

●京セラのブラックな経営実態

京セラの内部告発本『京セラ 悪の経営術』(瀧本忠夫/イーストプレス/1999
年)に、その実態が明らかにされてい る。

「京セラで驚いたのは、とにかく残業時間が恐ろしく長いことである。さらに、
ほとんどの人が朝早くから来る」

「京セラ社内では『家庭を考えるようでは、京セラ幹部は務まらない』という言
葉がある。事実、長く京セラにいる社員は 『最近、少しは“まし”になったが、
昔は月曜の朝会社に出てきたら、土曜日の夜まで家に帰ったことはなかった』と
言ってい た」

稲盛式経営は、アメーバ単位で時間当たりの採算性が計算される。「売上をより
多く、出費(人件費を含め)をより少なく」 する競争を余儀なくされる各ア
メーバの責任者は、数字が悪ければ降格だ。

「稲盛名誉会長は責任者クラスが大変困るようなシステムを作り上げ、そのシス
テムにより、責任者クラスが率先して従業員を奴隷のごとくこき使わざ るを得
ないような手をよく考えたものだ」(同書)。それによる実質連続32時間の労働
で、帰宅中に居眠り運転で事故を起こした社員もいたという (幸いにも無事
だった)。

「京セラは、おそらく日本の企業の中で、従業員が定年前に退職していく率のか
なり高い会社であると私は思う。(略)過去には40人入った社員が翌 月には全
員辞めてしまったことがある」(同書)

それでも、稲盛への信頼は絶大。サービス残業、高い離職率、ワンマン経営者へ
の絶対的な忠誠……これはまさにブラック企 業。

●滅私奉公を求める稲盛式経営

ブラック企業では、ワンマン経営者が社員を独自の理念で洗脳支配するケースが
多い。独自の理念が社員の生活までも束縛 し、心身ともに追い込まれてしまう
のだ。

稲盛の人生論『生き方』もワンマン経営者ならではの、危うい文言が目立つ。

「自分の可能性を信じて、現在の能力水準よりも高いハードルを自分に課し、そ
の目標を未来の一点で達成すべく全力を傾ける。そのときに必要なの は、つね
に『思い』の火を絶やさずに燃やし続けるということです。それが成功や成就に
つながり、またそうすることで、私たちの能力というのは伸び ていく」(同書
59ページ)

「欲、すなわち私心を抑えることは、利他の心に近づくことです。この自分より
も他者の利を優先するという心は、人間の持つすべての徳の上で特上、 最善の
ものである」(同書154ページ)

「人間が本当に心からの喜びを得られる対象というものは、仕 事の中にこそあ
る。(略)働くことで得られる喜びは格別であり、遊びや趣味では決して代替で
きません。まじめに 一生懸命打ち込み、つらさや苦しさを越えて何かを成し遂
げたときの達成感。それに代わる喜びは、この世にはないのです」(同 書158
ページ)

強い「思い」と「利他の心」があれば、「仕事」を通じて人生の喜びが得られ
る……これは会社に自分を捧げる社畜になれば幸せになれる、というブ ラック企
業の論理そのものだ。しかも、「生き方」というタイトルにもかかわらず、その
内容は仕事のことばかり。人生哲学を語っているようで、その 実、企業哲学を
語り、企業の論理を読者に押し付ける一方なのだ。

稲盛が厄介なのは、臨済宗妙心寺派円福寺にて在家得度をしており、仏法の教え
に基づいているように見えることだ。ブラック 企業の論理も東洋思想という袈
裟でくるまれれば、ありがたく見えてしまう。

稲盛の罪は他にもある。自らが塾長を務める勉強会「盛和塾」で、多くの稲盛チ
ルドレンをつくりだし、ブラックの種をまいていることだ。盛和塾の塾 生は、
中小企業の若手経営者を中心に8000人超、お互いを「ソウルメイト」(魂で結ば
れた仲間)と呼び、「お元気さまです!」という新興宗教も 顔負けの挨拶を交
わす。「社員を犠牲にしてでも、勝ち残る企業が正しい」という企業論理がはび
こる現在、 「ソウルメイト」たちは、ブラック企業化する大義名分を稲盛式経
営に見出しているのだ。

稲盛式経 営の実態をみれば、日本航空の「功績」も、1万6000人の社員削減など
といった社員を犠牲にしたところが大きい。こうした社員の切り捨ての経営は、
ユニ クロを展開するファー ストリテイリング柳井正会長兼社長も同様だ。

「生産性はもっと上げられる、押しつぶされたという人もいると思うが、将来、
結婚して家庭をもつ。人より良い生活をしたいのなら、賃金が上がらな いとで
きない。技能や仕 事が今のままでいいとはならない。頑張らないと」(朝日新
聞4月23日付朝刊/9面インタビュー)

「良い生活をしたい」のならば、会社に滅私奉公を。稲盛式経営がチヤホヤされ
ているかぎり、ブラック企業はなくならないのではないか。
(文=和田 実)

【関連情報2】

▲松下政経塾とCSIS(米陸軍・海軍直系の軍事戦略研究所)
世界の真実の姿を求めて!

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=267089
ルイネット

松下政経塾は、CSIS(戦略国際問題研究所)の強い影響を受けている。
CSIS(戦略国際問題研究所)は、イスラエルに兵器を供給し、中東戦争によって
「石油価格を高騰させる」、石 油王ロックフェラーのための「石油価格コント
ロール」センター。
CSIS(戦略国際問題研究所)の日本部長はマイケル・グリーン。
あの小泉純一郎のジュニア、進次郎をアメリカで教育したのは、マイケル・グ
リーン。
マイケル・グリーンは鳩山民主党政権に対して、次のような要求を突きつけてきた。

1.インド洋から撤退するならばアメリカは周辺諸国と日本との離反政策を行う
可能性がある
2.日本はアメリカのアフガニスタン政策を目に見える形で支えなくてはならない
3.(深読み)アメリカだけではなく、他の三極委員会や主要クラブのエリート
の意見を聞け
4.官僚制度はアメリカが教育済みだ。彼らはアメリカとの連携をまず最初に考
えて、政治家は二の次だ。彼らはこ れまでの政策の流れを作ってきたのだか
ら、 民 主党政権は世論を背景に誕生したとはいえ、勝手に政策を決めてはなら
ない。(官僚がアメリカとの密約を決めたのだからだ)

松下政経塾は、一部にリベラル派もいるものの、親米保守・新自由主義的な主張
を唱えるいわゆるネオコン政治家が 多い。近年は、松下政経塾出身の国会議員
が自民党・民主党ともに急増している。地方では公明党に所属する議員も いる。

松下政経塾は、松下幸之助が晩年、私財を投じて若手の育成のために設立したも
のだが、これが京セラの稲盛和夫 (政経塾相談役)とつながっている、デイ
ヴィッド・アブシャイアなどのアメリカの「海の友情」ネットワークに 乗っ取
られたのだろう、と私は見ている。

松下幸之助は、生前から稲盛和夫と深い付き合いが合った。
そして京セラの稲盛和夫は松下政経塾の相談役となる。
稲盛和夫は1984年、財団法人稲盛財団を設立。

稲盛財団は、2002年4月1日、政界、経済界等の若いリーダーを養成するため、稲
盛財団から寄付した500万 ドル(約6.5億円)を設立基金として「ア ブシャイ
ア・イナモリ リーダーシップアカデミー」(Abshire-Inamori Leadership
Academy:略称AILA)を、米国ワシントンDCのCSIS(戦略国際問題研究所)と共
同で、同研究所内 に設立。

松下政経塾-稲盛和夫-「アブシャイア・イナモリ リーダーシップアカデ
ミー」-CSIS(戦略国際問題研究所)

デイビッド・M・アブシャイア博士とアーレイ・バーク海軍提督はCSIS(Center
for Strategic and International Studies)を設立。
表向きはCSISは国際的な公共政策を研究し、政策選択と問題解決方法を提案する
シンクタンク。

しかしCSIS=センター・フォー・ストラテジック・アンド・インターナショ
ナル・スタディーズは、元々、ナチ ス・ドイツ=アドルフ・ヒトラーの戦争戦
略を作り上げたナチスの地政学者カール・ハウスホーファーのナチス地政学を米
国に「移植」するために創立された。

またCSISは、イスラエルに兵器を供給し、中東戦争によって「石油価格を高
騰させる」、石油王ロックフェラー のための「石油価格コントロール」セン
ターであった。

■CSIS(米国・戦略国際問題研究所)について
CSIS(Center for Strategic and International Studies)は、党派を超えて国
際的な公共政策を研究し、政策選択と問題解決方法を提案するシンクタンクとし
て、デイビッド・M・アブシャイア博士と アーレイ・バーク海軍提督によって
1962年ワシントンDCに設立されました。2000年4月より、米国国防副 長官を退任
したジョン・J・ハムレ博士が CSIS所長兼CEOを、1999年より元上院議員のサ
ム・ナン氏が理事長を務めています。また、ヘンリー・キッシンジャー元国務長
官やカーラ・ヒルズ元 通商代表、リチャード・アーミテージ元国務副長官らが
理事を務め、稲盛財団理事長の稲盛和夫は国際評議員を務め ています。

現在、世界各国の政策問 題およびその展開を探求する140名を越える専門家をか
かえ、47年間にわたり世界のリーダーにグローバルな問題に対する戦略的な洞察
と政策上の解決策を 提供してきました。活動の特徴として、第1に、米国国防
政策および国際安全保障に対する新しい課題を広範囲に取 り扱っていること。
第2に、世界の主要な地 域すべてに関する専門家を擁していること。第3に
は、グローバル時代に合った新しい統治方法の開発に力を注いで おり、その実
現に向けて、人口、健康、エネ ルギー、テクノロジー、国際金融と経済システ
ムに関するプログラムを実施していることが挙げられます。








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埋立承認撤回を拒絶する翁長知事の一貫性

2015-05-03 16:28:10 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


埋立承認撤回を拒絶する翁長知事の一貫性




4月28日は、サンフランシスコ講和条約と日米安保条約発効の日(1952年)であった。


2年前の2013年4月28日、安倍政権が出席した「主権回復の日式典」は「天皇陛下万歳」の合唱で閉幕した。


サンフランシスコ講和条約で日本は主権を回復したが、それと引き換えに切り棄てられたのが沖縄である。


また、主権回復とともに占領軍の撤退が定められたが、例外規定を設けて、日米安保条約を制定して、米国軍の駐留を継続させた。


日本は米国の属国、反植民地状態に移行し、沖縄は切り棄てられた。


沖縄が切り棄てられることになった直接の契機は昭和天皇による「沖縄メッセージ」である。


昭和天皇は1947年9月20日に「天皇メッセージ」を発した。


宮内庁御用掛の寺崎英成を通じ、GHQの政治顧問シーボルトに、


「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している」


と伝えたのである。


「天皇の見解では、そのような占領は、米国に役立つ」


と伝えられた。


この事実は筑波大学名誉教授の新藤栄一氏によって初めて明らかにされた。


その新藤栄一氏が4月28日付琉球新報で次のように指摘している。


「天皇は、(中略)基本的に戦前体制を維持しながら米国にすり寄って日米同盟の中で新日本を築き上げようとした。日米同盟基軸路線だ。天皇メッセージは、そのための道具として沖縄を差し出しますよ、と提案したもので、天皇制を守るために沖縄を『捨て石』にする考え方だ」


(天皇メッセージの狙いは天皇制の存続か、との質問に)


「もっと直接的だ。戦争責任から逃れることだ」

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沖縄問題については、


「アリの一言」様ブログ(旧「私の沖縄日記」)


http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara


の記述をぜひご熟読いただきたい。


常に冷徹な視点から現実を解析されている。


昨年11月の沖縄県知事選で当選した翁長雄志氏が、辺野古埋め立て承認の撤回・取消を確約してこなかったこと、そして、いまも埋め立て承認の撤回、取消に進んでいないこと、の問題点を鋭く問いただしてきたブログでもある。


翁長雄志氏は昨年9月13日に、千数百人の支持者を集めて出馬記者会見を行った。


私は、昨年10月9日付ブログ記事


「沖縄の主権者必見「翁長雄志氏出馬表明会見」」


に、この会見での翁長雄志氏の発言を取り上げた。


http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-004e.html


会見での記者の質問と翁長雄志氏のやり取りを改めて掲載する。


会見の模様はYOUTUBE投稿動画で確認していただくことができる。


「今大議論となっている翁長市長、県知事選出馬記者会見2」


https://www.youtube.com/watch?v=aZEIXJRXFiY#t=421


4分45秒経過時点~6分45秒経過時点のやり取りを文字化した。



読売新聞:すいません、読売新聞のカイヤと申します。よろしくお願いします。


あの、少ししつこいようなんですが、あの重大な問題なので重ねてお聞きしたいんですが、あの辺野古移設に関して、ま、具体的な方法論は、ま、今後というようなことでしたけど、ま、現にいまあのー、名護では名護市長が、明確に反対を唱えながら、政府は一貫して移設計画を進めています。


で、知事選の結果にもかかわらず、移設計画に影響はないという方針を示していますが、そういうなかで、反対はしたけれど、政府に強行されて、造らせてしまったと、いう結論になったときに、どう、こう、有権者に、絶対に造らせないという部分を、こう、まあ担保してゆくというか、選挙戦の前には具体的なものをきちっと明記されていくお考えでしょうか。


Photo


翁長:私はね、まあ、あなたはマスコミだからそれでよろしいかと思うんですが、普通の人がそういう質問をするとね、大変失礼だなっと思うんですよね。


日本政府とアメリカ政府を相手にね、沖縄県は69年間戦ってきたんですよ。


10万人集会も何回もやったんですよ。


このこう要請行動に、県41市町村長、41市町村議長、ね、みんなそろってだめですよと言って一顧だにしないんですよ。


こういう政府を相手にね、私たちにね、具体的に何も見えなかったらね、あんた責任に負えないんじゃないんですか、などというのはね、よくあなたがそういう考え方を持っているんならば、もしあれば、こういうことも考えられるんじゃないでしょうかという話をね、すると日本政府もね、ちょっと折れ曲がるんじゃないですかという話があれば少しはいいんですが、それをね、とっても厳しい中をね、僕らはね、穴を開けてね、そしてそれをね、みんなでね、力で阻止をして、やっている。


と方法論は、いまこれだけの人間がね、価値観を持ちながら来てますので、必ずね、相談をしながらね、いい形でね、えーやっていける。これが・・・。」

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上記の「アリの一言」ブログ様が、この会見について次の指摘をされたことを上記ブログでも紹介させていただいた。


会見では、翁長氏に対する厳しい質問を許さないという「異様な」聴衆の「ヤジ」が轟いていた。


これがいわゆる「翁長タブー」である。


「沖縄県知事選「翁長出馬会見」の驚愕」


http://blog.goo.ne.jp/satoru-kihara/d/20140915


「そしてそのヤジは、ある記者の質問でピークに達しました。記者は「辺野古反対といいながら、結局政府に押し切られた、という形にならないか」と聞いたのです。実に的を射た質問です。


ところがこれに対し質問の途中から大きな怒声のヤジが何度も飛ばされ、翁長氏はそれに乗じるように、「普通の人がそういう質問をすると大変失礼なことになる」と、暗に記者を罵倒したのです。


この光景に背筋が寒くなる思いがしました。これは翁長氏と会場の支持者が一体になった記者への圧力であり、質問封じではないのか。


痛いところを突かれた質問を、こうして翁長氏と会場が一体になって封じ込めるなど、民主主義社会では絶対にあってはならないことです。


そもそもこういう異例・異様な「記者会見」にしたこと自体に疑問を禁じえませんが、その懸念がはっきり表れた光景でした。


会場にはいわゆる「革新」といわれる政党やその支持者、「反基地」でたたかっている人たちが多数いたはずです。その人たちはこの光景をどう受け止めたのでしょうか。


熱狂的空気の中で、「翁長擁立」で「がんばろう」と拳をあげた人たちは、この異様な「記者会見」に何も感じなかったのでしょうか。


もしもそうだとするなら、私は沖縄の「民主主義」に大きな疑問を抱かざるを得ません。」

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安倍首相は沖縄の「屈辱の日」に日米首脳会談に出席し、辺野古米軍基地建設を米国のオバマ大統領と確認した。


翁長雄志氏は、


「辺野古に基地を造らせない」


ことを公約に掲げて知事に選出されたが、現状で、「辺野古に基地を造らせない」ことを確実に前進させる、唯一の実効性のある知事権限行使とは、


「埋め立て承認の撤回」と「取り消し」であるが、この有効な方策の行使について、翁長氏はほとんど触れようとしない。


「辺野古に基地を造らせない」


ことを求める沖縄県民は、「翁長タブー」を踏越えて、知事に「埋め立て承認の撤回」と「取り消し」を求めるべきではないだろうか。







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