いよいよ「飯田線全駅下車への道・第7回」の最終回ですが、その前にニュースをお伝えします。昨日発売された11月号の時刻表で明らかになりましたが、冬臨の「485系いなほ号」は1/3、4の82号のみとなっています。新潟の485系電車はいよいよ終末を迎えていると感じさせます。よって、次の記事では「485系いなほ号」のコレクションを大放出するとともに、冬臨の概要を明らかにします。
さて、本題に。下山村駅からの駅間走りもいよいよ飯田線の線路に出ました。若者についていく形で伊那上郷駅にゴール。下山村駅を出て35分でした。
それでは駅舎撮影。昭和29年12月築の待合所です。片面ホーム1面のみの構内でホームは広いです。
若者が何人か待っていますが駅舎の中へ。細長い木造のベンチが1列になっています。伝えるのが遅きに失した感がありますが、飯田線の無人駅は基本的に何もありません。
時刻表を。上り19本、下り18本です。次の下りは18時27分発で、これから乗る上り列車は18時55分発。
いつしか18時27分発の1513Mが313系R109編成でやってきて、列車を待っていた若者のほとんどがこれに吸い込まれていきました。
折角なのでホーム先端に行くと、切欠き部分にトイレがありました。虚空蔵山が聳え立っています
待合室に戻り、余った時間でカロリーメイトの侘しい夕食。いつしか陽が落ち、定刻にやってきた18時55分発の570M(213系H9編成)に乗車して今回の旅のゴールへ。上諏訪から豊橋までロングランする列車ですが、既に超ガラガラ。
19時ちょうどに飯田駅2番線に到着。ローソンで喜久水カップを購入した後、19時34分発の高速バス(名古屋200か20-69)で一旦名鉄バスターミナルへ。一見すると大きなオーバーシューティングに見えますが、公共交通機関で飯田から新潟に出るには名古屋か新宿か長野を経由するしかありません。
1ヶ月前に予約したので所謂「マニア席」へ。5人のお客さんで出発。段丘を下りて松川を渡ると喜久水酒造が。ちょっぴり悔しい思いをかみしめつつアップルロードへ。そこの伊良賀バス停で倍以上のお客さんを迎え入れて中央自動車道へ。昼神温泉郷の花火はビッグサプライズ。駒場(阿智PA)、馬篭(神坂PA)、桃花台では動きなし。
都市高速で工事がありましたが、定刻21時35分に名鉄バスターミナルに到着。「超特急 名古屋」の表示が印象的でした。1時間後、22時40分発の高速バス(名古屋200か14-68)で家路に就きました。
なぜか10分遅れて6時2分に新潟駅前に到着。6時28分発の信越線2226D(キハ110-217+キハ110-202)で新津に戻りました。
「飯田線全駅下車への道・第7回」は以上です。今回は飯田近辺の12駅(飯田駅を除く)を巡ってきましたが、市田駅で自動券売機が撤去されたのをはじめ、訪問日は伊那大島駅以外無人化されていました。飯田線の合理化は進むところまで進んでいたというのが実感です。
「飯田から名古屋まで高速バスで2時間しかかからない」というくだりがありましたが、飯田線の旅に高速バスをプラスすればコスト以上のパフォーマンスが実現できます。言い換えれば、飯田から豊橋に出るのに「ワイドビュー伊那路」でさえ2時間半もかかる現状では、飯田線は中央道高速バスにコスト・時間の両面で太刀打ちできなくなっています。その証左として、飯田市民が名古屋に出る場合、大半の方がアップルロードまで自家用車で乗り付け、その伊良賀バス停から高速バスを利用しています。
さて、「飯田線全駅下車への道」の第8回以降ですが、他の路線の乗り継ぎ旅をUPするため年が明けてからのUPとなります。あらかじめ予告しておきますが、「第8回」は台風に、「第9回」は大雪に祟られて誠に不本意な乗り継ぎ旅となってしまいました。今後も「クハ481-103の駅巡り旅のページ」に御期待下さい。
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